海外インターンシッププログラムの留学レポート②[河野君]

鹿児島大学主催による全国大学合同海外インターンシッププログラムでは3週間インターンシップを実施し、最後の1週間は海外基礎コースというプログラムになります。海外インターンシッププログラムに参加した河野君の海外基礎コースの留学レポートをご紹介します。

平成22年度鹿児島大学主催海外研修基礎コースの留学レポート
期間: 平成22年9月19日(日)~9月25日(土)

福岡工業大学 電子情報工学科3年 河野大樹

インターンシップに引き続き参加した、海外基礎コースは、およそ一週間という期間にサンノゼ市近郊のシリコンバレーを中心に、米国の大学や企業を訪問するというプログラムでした。インターンプログラムに参加した19名に、新たに15名の学生が加わり、計34名の学生が参加しました。

一週間という期間に5つの企業、4つの大学などを訪問し、さらに毎晩、現地で活躍する起業家やコンサルタントによう講演会、研究者や技術者とのディスカッションがあり、大変内容の濃いプログラムでした。

IT産業が集まるサンノゼ・シリコンバリーには、数多くの本社があり、そのいくつかを訪れることができました。最初に訪問したニューロスカイ社では、実際に商品化された製品を体験することができました。脳波を用いた製品開発をしているニューロスカイ社では、脳波を身近に、親しみやすく、ストレスの多い近代社会の子供たちに役立つものをモットーに脳波で動くおもちゃの開発をしていました。

脳波を調べる装置を低価格で提供する技術を開発し、それをおもちゃ感覚で楽しもうという非常に興味深い会社でした。実際に製品に触れてみてみることが出来ました。私が体験した製品は、自分の集中力を使って、ピンポン玉を浮かせてみようというおもちゃでした。製品の品質も高く感じ、楽しめました。日本の会社とも共同開発もしているそうで、日本でも商品が購入できるそうです。 

neuroskye

脳波

今プログラムでは、現地の大学生と触れ合うこともできました。サンノゼ大学では、日米未来フォーラムに向けての準備の一つとして、現地の学生とのディスカッションがありました。私たちのグループは、“医療システム”について話し合いをしました。日本の学生6名、現地の学生も6名という人数でした。それぞれ生まれや育ちが違う、そして言葉が違う者同士が、一つのことについて話し合うことに、どこか言葉では表せられない思いを感じました。

また、セントメアリー大学では、日本語を専攻している学生と交流をすることができました。キャンパス内を紹介してもらった後、自己紹介や数種類のゲームをしました。すごく日本語が上手な学生がおり、今後の語学学習に勢いをつけてくれる、そんな思いを感じました。以外と現地の学生と触れ合う機会はないのですが、楽しくいろいろな学生と触れ合うことができました。

ゴールデンゲートブリッジやミュウッド国定公園などの観光スポットにも行くことができました。普通だと、観光しておもしろかったと終わるのですが、今プログラムでは、井手教授や原口教授などの歴史的な説明があり、より一層内容が濃くなるよな観光でした。例えば、サンフランシスコの中心地にあるCity HallやWar Memorial Opera Houseは以前にも来て見たことはあり、きれいな建物だなぐらいしか感じなかったのですが、今回歴史の解説をしていただき、なぜこんなに大きな建物があり、そしてなぜ建物をきれいに保っているかなど、歴史的な背景から建物の意味を感じることができました。

そして、今プログラムで一番のメインであった、咸臨丸遣米150周年という記念する年に行われた、日米未来フォーラムに参加できたことに大変光栄に思っています。私は、以前サンノゼ大学生と“医療システム”について話し合ったことをまとめ、発表するという機会をいただきました。

プレゼンさえ、まともにやったことない私は、およそ100人の前でプレゼンしたことは大変良い体験をすることができました。結果的には、ほぼ反省する部分ばかりでしたが、次のステップにつながるような反省点だったので、私的には満足するような結果だと思っています。

日米未来フォーラム

プログラム応募時は、本当に軽い気持ちで、また海外に行けるや就職活動に役立てば良いかなぐらいの気持ちだったのですが、このプログラムを通して、就職活動を超え、今後の5年、10年の自分のキャリアについて考えさせられるような収穫を得ました。そして、たくさんの人との出会いから、またひとつ自分の中の世界が広がったように感じられます。

この経験を次に生かすのは自分次第なので、今後ともがんばっていきたいと思います。

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