H29年度 GATEプログラム 報告書

皆さん、こんにちは。
本日はH29年度より始動した、工学部・情報工学部3-4年生対象の「GATEプログラム」(2017年8月20日~9月2日)に参加した片岡君のレポートをご紹介します。
このプログラムは、元Appleシニアマネージャーが創業しCEOを務める語学学校との連携によるプログラムで、将来エンジニアや研究者に必要な英語力や、国際学会における質疑応答を含めた英語での発表を行う英語力、そして英語論文を執筆する際に必要な英語力の強化を図ることを目的としています。
興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

【国際戦略室 2018.3.23】

***************************************

工学部 電気工学科

片岡 大和

1. はじめに

私たちは、GATEプログラムで以下の5つの知識・能力の習得を目指しました。

  1. 地球的観点から多面的に物事を考える能力とその素養
  2. 論理的記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力
  3. 自主的、継続的に学習する能力
  4. 与えられた制約の中で計画的に仕事を進め、まとめる能力
  5. チームで仕事をするための能力

今回は研修をする中で、多くのことを学び、これからの進路に関して役立つ能力や知識を得ることができたと思っています。

 

2. 地球的観点から多面的に物事を考える能力とその素養に関しての考察と結果

今回の研修では、フィリピンについて多くのことができたとともに日本と比較することで、日本人として客観的に見ることができるようになったと思います。
プログラムの一環として、フィリピンのカルボンマーケットとSMシーサイドモールという、日本でいう大きな商業施設を周り、経済的に発展している部分とそうでない部分を目の当たりにしてきました。研修の中でも1番多くのことを学べた部分だと思います。カルボンマーケットでは日本の価格よりもはるかに安い価格で果物や衣類が販売されている一方で、不衛生であると感じました。日本にはない環境なので驚きました。
SMシーサイドモールでは、日本で売られている車や食料品があり、価格もほとんど変わらないほどでした。4階建の大きな商業施設は日本のものと変わらないか、大きいほどでした。
これらの経験から、日本での生活はどれほど快適で安全なものなのか再認識できました。

3. 論理的記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力に関しての考察と結果

今回の研修の中では、常に自分の意見を求められるグループディスカッションと2回のプレゼンテーションの機会がありました。日本では自分の意見を言う機会が比較的少なかったので最初は戸惑いました。しかし、GATEのプログラムでは、前日の夜と次の日の1日を通して自分の考えを文章でまとめて、英語で話し、人に伝える、という段階を踏んだことで、徐々にできるようになったと思います。また、プレゼンテーションでは20人ほどの前で行いました。

 

4. 自主的、継続的に学習する能力に関しての考察と結果

現地のフィリピン人にインタビューを行い、英語の能力の不足している部分を知り、継続して学習を行って行きました。
研修の初日に英語でインタビューを行いました。自分にとって初めての経験でした。日本についてフィリピン人の方に話を聞きましたが、自分の英語が通じない経験を多々ありました。英文を作る時、意味的には同じはずですが自己流の英文であり、それでは通じないことがわかりました。それは私が、ある意味英語のセンスだと感じていた部分で、一番難しいと考えていたため、避けていた部分でした。この自分の弱点を改めて、再認識できました。
研修中や帰国してからも、自分で書いた英文をネイティブの先生に見てもらうことで、日々修正してもらい、勉強しています。

 

5. 与えられた制約の中で計画的に仕事を進め、まとめる能力に関しての考察と結果

今回の研修は2週間という短い時間でしたが、英語での自分の弱点を再認識し、勉強法を確立するという目標を達成することができました。
自分で目標を立案し、そのために行動していくことで達成されました。特に、GATEのプログラムは、よく考えられていて英語だけでなく、フィリピンの市街地を訪れたり、フィリピン人講師の方が専任になってくれたので、文化の違いや日本の美しいところを再認識できました。
プログラムの質が高く、目標を認識しているだけで達成することができたと思います。この経験は貴重で、これから1から計画立案する時には、大いに役に立つと思います。

 

6. チームで仕事をするための能力に関しての考察と結果

チームとして行動する中で、自分は特に、海外が初ということもあり色々とケアしてもらっていたことがあったと思いますが、無事に研修を終えることができました。
今回の研修は、大学の方の引率はなく、生徒だけで行動し、予定されていたことをこなして行きました。チームには海外経験者の方が多く、現地での気を付けることやコミュニケーションを取り方など学ぶことが多くありました。

 

7. まとめ

今回の研修では、英語、フィリピンと日本の違い、海外でのコミュニケーションの取り方などフィリピン人の方、先輩方からはたくさんのもの吸収できたと思います。また、自分が勝手に思っていた印象がどれほど間違っているものなのかも、身をもって知ることができました。海外での経験は、やはり日本では体験できないものばかりで、英語やプレゼンテーションスキルだけでなく、人としても成長を感じられた海外研修となりました。

Comments are closed.