西日本新聞連動企画:FIT NET STATION 06: FITの愛が地球を救う 「生命環境科学科の闘い」
FITの愛が地球を救う 「生命環境科学科の闘い」
「環境の時代」といわれる21世紀。

最近、いろんな製品に↑のようなマークがついているのを見たことありませんか。
このマークは、RoHS指令に対応していることを示しており、鉛やカドミウムなど有害な物質を含んでいません。
これからのものづくりは、単に性能や機能を追求するだけではなく、捨てることまでを意識することが必要とされています。
福岡工業大学の生命環境科学科では、"地球を救う"を合言葉に、環境を守る新しい技術の開発やそれを担う技術者の育成を行っています。
○生命環境科学科で学ぶこと

生命環境科学科は、生物と化学を学ぶ学科です。
2年生からは「環境物質工学コース」(化学を学ぶコース)と「環境生命工学コース」(生物を学ぶコース)に分かれ、それぞれのエキスパートをめざしますが、どちらのコースにも共通するのは、「環境を守る」ための技術を学ぶということ。
在学中に、難関の国家資格「公害防止管理者」や「環境測定分析士」にチャレンジできます。
化学系なら「ナノテクノロジー」、生物系なら「バイオテクノロジー」といった最先端の技術を修得するために、学生たちは日々熱心に学習・研究を行っています。
他の学科に比較して、女子学生の比率が高いのもこの学科の特徴!
もっと生命環境科学科について知りたい方は続きで!
○在学生メッセージ

Q: ――福岡工大を志望したのはなぜ?
A: 大学案内に載っていたエコキャンパスの写真が目にとまり、ここで環境分野について学びたいと思ったのがきっかけです。
オープンキャンパスでの先輩方の優しい対応にも大感激!
「モノづくり」に力を注ぐ福岡工大でなら、きっとやりたいことが出来るに違いないと思い、進学を決めました。
Q: ――生命環境科学科を選んでよかった?
A: 生物と化学が好きで環境に関心を持っていた私にとって、生命環境科学科はまさにうってつけの学科でした。
今は「環境物質工学コース」に進み、学んでいますが、特に材料の特性や反応についての授業は興味深く、知識が広く深くなっていっているのが実感できます。
先生たちも親切で、授業でわからない点があっても気軽に質問できます。面白いのは授業だけではありません。
「モノづくりセンター」のプロジェクト「ビオトープ」の活動にも参加して環境活動に取り組んでいます。
また、学内にはインターネットに接続できる教室や休憩スペース、広々とした図書館と自習室、学食の充実ぶりなど、学生生活を送る上で快適な環境が整っているのもお気に入りです。
Q: ――将来の目標は?
A: できれば大学院に進んで理解を深め、環境に優しい、私たちの暮らしを便利にする研究に携わりたいと思います。
○2つの分野が力を合わせ、"地球を救う"新技術を開発中!
化学系と生物系の分野がひとつになった生命環境科学科では、現在それぞれの分野の教員が協力し合って新技術を開発中。
この努力が認められ、平成17-21年度、本学科は、文部科学省よりハイテクリサーチセンターとして認可されました。
交付された研究資金により、最先端の分析機器(ノーベル賞受賞の田中耕一氏が開発したタンパク質の質量分析装置など)が次々と整い、バイオフィルターの研究・開発を進めています。
〈驚きの新技術!バイオフィルター〉

「これまでにない分解効率を持ったフィルターをつくる」それが、この研究の目標です。
好気性微生物と嫌気性微生物が共存する「バイオフィルター」は、その高い分解効率によって環境浄化を行うだけでなく、全く不要なものである排水を有用な物質(生分解性ポリマーや医薬品の原料)に転換できる可能性をも含んだ画期的な新技術です。
化学系と生物系が協力し合い「従来なかったものをつくろう」という取り組みは、両者の境界領域である「環境」の問題に挑戦するもの。
それぞれの分野のプロが単独では考えつかなかった画期的な研究テーマ=宝の山がたくさんこの境界領域に埋もれており、この宝探しをしてゆくのが今後の生命環境科学科の使命だといえるでしょう。
[カテゴリ: NET STATION/2007年09月23日 05:16]


