情報工学部情報通信工学科

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情報化社会を支え、発展させる技術者・研究者たち

スマートフォンやインターネットに欠かせない情報通信・ネットワーク技術者。オンラインシステムの設計・開発を担うシステムエンジニアやプログラマ。いつでも、どこでも、どんなものでもネットに接続できる情報化社会の到来で、私たちの暮らしは便利になりました。そのインフラを支えているのは、こうした情報通信分野の技術者たちです。情報通信サービスはSNS(ソーシャルネットワークシステム)、クラウドサービス、スマートフォンアプリ、ドローンと拡がり続けています。

学習領域

学びのキーワード

  • インターネット
  • 情報ネットワーク
  • 無線通信
  • プログラミング
  • 情報セキュリティ
  • モバイル通信
  • 衛星通信
  • 通信方式
  • マルチメディア
  • AR・VR

卒業後の進路

  • ネットワークエンジニア
  • システムエンジニア
  • アプリ・ソフト開発者
  • プログラマ
  • Webエンジニア
  • ソリューションエンジニア
  • 陸上無線技術士
  • 放送技術者
  • 電気通信主任技術者
  • 航空管制官

4年間の流れ

1年次

教師になる夢に 向かって 楽しく学んでいます。
山下 ひかり さん (福岡県 北筑高校 出身)

情報通信の基礎固めを重点的に行っています。グループワークも多く、自ら考えて行動し、意見を発言する機会も多いため、以前に比べて積極性や協調性、コミュニケーション力が向上してきたと実感しています。教員免許取得が第一目標ですが、学びが進むごとにテレビ関係の仕事にも興味が出てきたので、通信系の資格取得にも挑戦したいと思っています。

通信工学の基礎となる
理論を身につける
土台づくりの学年。

情報通信工学に不可欠な数学や物理の知識を身につけ、4年間の土台づくりを行います。また、1年次から最新の設備を利用しながら、コンピュータやネットワーク、プログラミングの原理や基本操作を学びます。演習や実験科目も多く、学んだ知識を実際に使ってみることによって定着を図ります。

Pick Up 授業

計測・回路実験

2〜3名の少人数グループで計測機器の基本的な使い方を修得し、ブレッドボードと回路素子を用いる実験を通じて、情報通信システムの設計や開発に必要な電気・電子回路の基本的な動作原理について学びます。また、LPICの資格とも関連が強いので、必修科目となっています。

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2年次

電子回路や通信の 面白さが わかってきた!
徳冨 洸季 さん (鹿児島県 出水中央高校 出身)

1年次に比べレポートが増えた分、確実に知識も増えています。当初あまり関心がなかった回路や電子機器の学びが、今はとても面白く、専門領域の理解を深める意欲が湧いています。普通科出身の私が、不安を感じることなく学ぶことができるのは、先生や友人のサポートのおかげだと思っています。今は第一級陸上無線技術士の資格取得に向けて猛勉強中です。

豊富な実験で理解を深め、
幅広い知識・スキル修得と
資格取得を目指す。

2年次には、データベースやネットワーク、無線通信など、情報・通信工学を支える基盤技術の理解を深めていきます。また、無線技術者や情報技術者、ネットワーク技術者の資格取得を目指し、合格に必要な知識や技術を学びます。指定の科目を履修することで取得できる資格もあるので、目指す資格や卒業後の進路にあわせてカリキュラムを組み立てていきます。

Pick Up 授業

情報工学基礎実験
(光無線通信実験)

シングルボードコンピュータを用い、入出力装置制御のプログラミングを行います。LEDや赤外線リモコンの実験などを通して学修し、結果をレポートにまとめることで知識を定着させます。

Pick Up 授業

情報工学基礎実験
(ネットワーク実験)

ネットワーク実験では、OSの階層構造について学んだあと、プロ仕様のCiscoルータを用いてルーティングプロトコル及びネットワーク機器の設定とステータス確認の操作を学びます。

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3年次

今までの学修が 活きてきた。 苦手分野も克服できて 積極性が向上中!
嶽川 千穂 さん (鹿児島県 川内高校 出身)

今、簡易ネットワーク上で通信モデルを作り、分析を行っていますが、1・2年次の基礎学修が活きていると感じます。また、苦手な英語を克服するために、語学留学に参加するなど、さまざまな分野で積極性と行動力が向上しました。来年から始まる研究室での学びも、早い段階からテーマを決め、基礎知識や思考力を磨いておこうと準備中です。

より実践的な
専門スキルを学び、
プロとしての実力を高める。

情報通信工学科の主要領域である通信技術、情報・ネットワーク技術、情報通信技術を体系的に修得し、プロフェッショナルとして社会で活躍するための幅広い知識と実力を身につけます。また、オフィスアワーや講義動画を用いた復習など、コミュニケーションやネットワークを積極的に活用することで、学びの定着を図ることができます。

Pick Up 授業

情報工学応用実験
(アンテナ実験)

電磁波に関する実験を通して、講義で学んだ現象の検証を行います。アンテナの実験では、電波干渉が起こらない特殊な実験室で計測を行い、実際の無線通信システムの設計と管理の理解を深めます。

Pick Up 授業

情報セキュリティ実験

実験室での実習を通し、コンピュータネットワークにおけるルーティング、ルータやスイッチを用いたネットワークセキュリティについて学びます。実験結果は毎回レポートにまとめて考察します。

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4年次

専念できる 環境のお陰で 資格取得の目標達成!
武林 恵里 さん (福岡県 福翔高校 出身)

教員免許(数学・情報)を含め、第一級陸上特殊無線技士などの資格取得を目指し、入学しました。質の高い学びや、学修に専念できる環境のおかげで、JABEEコースの課程を修了し、国家資格も取得。この成果は私に大きな喜びと、自信を与えてくれました。教員になる夢も追いかけながら、内定をいただいた会社で、さらに経験を積みたいと思っています。

情報通信の
スペシャリストを目指す
4年間の集大成。

各研究室に配置され、指導教員の専門分野に関わる卒業研究に取り組みます。卒業研究では、最新の情報通信・ネットワーク設備を活用して理論の構築やシステム開発、アプリケーションソフトウェアの開発など、情報通信技術(ICT)に関わるさまざまな研究を行います。4年次に学会で研究成果の発表ができる優秀な学生も存在します。

研究テーマ例

  • バロリ研究室

    知的アルゴリズムに基づいたネットワーク・トラフィック制御に関する研究

    次世代マルチメディア通信実現のため、知的アルゴリズムを導入した新しいトラフィック制御の確立を目指しています。

  • 松尾研究室

    移動するロボットや物体間の通信に関する研究

    複数のロボットで協調作業を行うための知識共有方法にP2P(一対一)通信を応用したシステムの提案を行っています。

  • 山元研究室

    ドローンの安全監視飛行システムに関する研究

    複数ドローン間のWi-Fiネットワークと動画像処理によって、ドローンの安全監視飛行システムの開発を目指しています。

  • 中嶋研究室

    電磁波エナジーハーベスティングに関する研究

    点在する電磁波のエネルギー(エナジー)を収穫(ハーベスティング)し直流電力に変換する技術の高性能化を目指しています。

  • 渡辺研究室

    電磁波導波路のシミュレーションに関する研究

    光ファイバのような構造中を伝搬する電磁波の特性をシミュレーションし、情報伝達の効率向上を目指します。

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研究の現場から

命をつなぐ通信テクノロジー。

内田研究室

災害情報通信システムに関する研究

東日本大震災などの大規模災害の際には、ネットや電話などの通信に障害が発生する場合がある。内田研究室では、このような災害時にもスマートフォンなどの情報機器を使って安否状況や避難情報などを確実に伝達する方法を研究している。情報通信は、人の命もつないでいるのだ。

前田研究室

フォトニック結晶構造を用いた
超小型光回路の研究

前田研究室では、「フォトニック結晶」と呼ばれる構造を利用し、電子回路よりも小型化・高速化に適している光を用いた回路の研究を行っています。光ファイバ通信ネットワークに接続すれば、情報処理・伝送能力が飛躍的に増大します。現在は、光の世界で起きている現象をマイクロ波に置き換え、スケールモデルを用いて実験中です。

池田研究室

スマートモビリティを実現する
DTN技術を応用した車両間通信に関する研究

近年注目される「車を使った情報伝達」が実現すれば、車への広告配信や周辺情報配信が可能です。また災害時に通信インフラが遮断されても車両をバケツリレーのように使った情報伝達ができます。本研究では遅延・途絶耐性ネットワーク(DTN)を利用した効率の良い車両間通信システムの提案と評価を行っています。

資格

情報、ネットワーク、有線・無線通信など豊富な資格取得に対応。

正課カリキュラムによる資格取得に加え、学部共通の情報系資格取得講座もあり、
本学屈指の資格取得支援体制を整えています。

取得できる資格 第一級陸上特殊無線技士 / 海上特殊無線技士(第二級、第三級)
取得できる教員免許状 高等学校教諭一種(数学、情報) / 中学校教諭一種(数学)
試験が一部免除される資格 第一級陸上無線技術士 /
電気通信主任技術者(伝送交換主任技術者、線路主任技術者) /
工事担任者(ネットワーク接続技術者)
取得を支援している資格 情報セキュリティマネジメント / 基本情報技術者試験 /
ネットワークスペシャリスト /
LPIC(Linux Professional Institute Certification /
CCNA(Cisco Certified Network Associate)

※資格取得には所定の単位取得が必要です。(取得を支援している資格は除く)
※上表の資格は2017年度実績であり、2018年度は変更になる場合があります。
※資格の教職免許については、再課程認定申請中です。ただし文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期が変更となる可能性があります。

就職

就職率 100%
(2018年3月卒業者実績)

  • 全卒業者…………………79
  • 就職希望者…………………71
  • 就職者…………………71
  • 大学院進学者数…………………5
【就職状況】

就職先一覧 過去3年実績一部抜粋

インターネットイニシアティブ/NECネッツエスアイ/西部電気工業/富士ソフト/東京地下鉄/日本郵便/ミライト/サイバーコム/コネクシオ/鹿児島銀行/日本システムウエア/NECフィールディングシステムテクノロジー/NTTビジネスソリューションズ/西部ガス情報システム/長崎キヤノン 他

内定者メッセージ

難易度の高い資格試験をパスし、
手厚いサポートで内定を獲得。

古賀 大騎 さん

情報工学部 情報通信工学科 4年 (佐賀県 北陵高校)
内定先:日本放送協会(NHK)

資格取得対策講座などを積極的に受け、長年目標にしていた第一級陸上無線技術士の資格を取得。就職活動においても、エントリーシートの添削や面接など、真剣に向き合ってくださる就職課のサポートのおかげで、安心して就職試験に挑めました。何事にも臆せずチャレンジした結果、希望どおり放送業界に内定をいただくことができました。

授業以外の場所もすべて学びの場。
挑戦する楽しさを知ることができました。

古賀 大地 さん

大学院 情報通信工学専攻システム情報工学 2年 (福岡県 福岡舞鶴高校)
内定先:京セラ株式会社

情報基盤センターや、なんでも相談室、授業アーカイブを利用するなど、さまざまな施設や環境を活用し授業以外の時間にも、学びを深めることができました。充実した学修環境のおかげで、自信や積極性が生まれ、経験を重ねることができ、結果、内定につながったのだと思っています。発案した物や技術を形にしていけるよう、就職先でも挑戦を続けたいです。

教員メッセージ

情報インフラを支えるICT技術者を育成、
特長ある専門教育で資格、就職にも強み。

情報通信工学科 学科長 前田 洋 教授

今後の社会でますます必要とされる、通信・ネットワークサービスを担う中核的技術者を育成します。情報通信エンジニアとしての基礎を学び、7つの技術者教育プログラムの中から興味あるものを選択して修得し、専門性を高めます。授業そのものが情報・ネットワーク・無線・通信などの資格取得に直結するなど、実践的なスキルを養う特長ある専門教育に取り組んでいます。

※学生の学年表記は取材時のものです。
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