電子情報工学科 電子情報工学科
学びの特色
オールラウンドエンジニアを目指す!
私たちの身の回りにあふれる数多の電気製品。そのほとんどは電気・電子的な仕組みで動作し、プログラムによって制御されています。本学科では、電気製品には欠かすことのできない電子技術と情報技術の両方に関する幅広い知識やスキルを一体的に学修。あらゆる技術分野で活躍できる能力を身につけていきます。
具体的にどのようなことを学ぶ?
学修・研究領域
電子技術(ハード)
エネルギーや情報を伝える媒体としての物質の電磁気的性質や回路についての学修・研究
- 電気・電子回路分野
- 電子物性・電子デバイス分野
情報技術(ソフト)
コンピュータで情報の処理や伝達などを行う技術を発展させていくための学修・研究
- プログラミング
- 人工知能(AI)技術
- ネットワーク技術 など
システムエレクトロニクス
電子技術(ハード)と情報技術(ソフト)を融合させた分野の学修・研究
- 高度情報化社会のエレクトロニクス分野の「総合システム」
ピックアップ授業
C言語の基礎知識を身につけます。C言語はいわばアルゴリズムやデータ構造を学ぶための“道具”のようなもの。例えば、「Raspberry Pi でのI/O制御プログラム作成」のような今後の学修に生きてきます。解説動画で予習をしてから授業に臨む意欲ある姿勢が必要ですが、一年後にはプログラムをつくる面白さが実感できているでしょう。
過去の授業動画
研究VOICE ~ 4年生に聴きました。
「大学の学び」と「学生の感情」とのマッチング調査システムの開発
人工知能(AI)を実現する分析技術のひとつ、機械学習を用いて、学生の学びに対する気持ち(感情)と成績の関係性を分析する研究を行っています。近年、学生は「何を学びたいか」「何がしたいか」「何が得意なのか」など自身の適性を把握できておらず、学びたい内容や進路の決定に悩みをもつ人が少なくありません。自身の適性を正確に知ることは、学部学科選択や就職活動に役立つと考えています。私が開発を進めている調査システムは、本来企業で行われるエンゲージメント調査を用いており、これは「従業員と会社」「従業員と上司」など双方の心理的な関係を数値化して、互いの関係性を測るものです。この調査を大学に取り入れ、「学生の自尊感情と成績」の相関をとっています。その回答をもとに機械学習でデータを整理し、学生がどのような気持ち(感情)で勉強すると成績が変化するのかを分析しています。将来的には、私が開発したシステムを活用して、受験生の学部学科選択や学生の就職活動などにおいてミスマッチを防ぐことができればと考えています。
先輩たちの卒業研究の主なテーマ
- 層状物質を用いたフレキシブルデバイスの研究~MoS2を用いたショットキー接合デバイス~
- 水中衝撃波を用いた非加熱加工装置における電極の設計とその評価
- InAs表面の二次元電子と高温超伝導の接合の作製と評価
- マイクロ波強度変調近赤外線を用いたFMレーザレーダの検証実験
- 透過型ホログラムの多重記録再生
- 深層学習の交通量調査における応用に関する考察 など
取得できる資格
就職に役立つ情報・無線系資格取得を各種講座でサポート
取得を支援している資格に関連する科目をカリキュラムに編成。5つの課外授業(通年・夏季)を実施するなど手厚いサポート体制を整えています。
取得できる教員免許状
- 高等学校教諭一種(工業)
取得を支援している資格
- 第一級陸上無線技術士
- 第一級陸上特殊無線技士
- 基本情報技術者
- MOS(Microsoft Office Specialist)
※「取得できる資格・教員免許状」は所定の単位取得が必要です。
※上記の資格は2022年度実績です。
就職実績
就職先一覧 過去3年間の主な実績
※50音順。企業名は採用当時の名称、また、法人格は省略。
- アルプスアルパイン
- NECネッツエスアイ
- 関西電力
- 九電工
- 京セラ
- 西日本旅客鉄道
- 日本アイ・ビー・エム
- 日本無線
- 平田機工
- 富士ソフト
- 富士フイルムビジネスイノベーション
- 三井ハイテック
カリキュラム表
大学院 電子情報工学専攻
エレクトロニクスのプロとして情報技術を支える
エレクトロニクスの基礎である電子デバイスから画像計測などの情報テクノロジーまで、多岐の分野にわたる専門家を養成。このため、電子物性工学・電子計測工学・電子情報システム工学・電子応用工学の4授業科目区分を設けています。