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小型人工衛星プロジェクト特設サイト
プロジェクトの紹介

小型衛星FITSAT-1に関する新着情報

実現を可能とする研究
矢印
田中教授近影情報工学科田中卓史教授と福工大小型衛星

遊び心満載の、手のひら衛星の開発
田中 卓史教授

宇宙に挑む福工大小型人工衛星、
その名は「NIWAKA」

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2011年6月に国際宇宙ステーション(ISS)の日本の実験棟「きぼう」から放出実験を行う小型衛星に、福岡工業大学の「FITSAT(フィットサット)-1」を含む3基を選んだと発表した。

愛称は「にわか衛星」。伝統話芸「博多にわか」にちなみ、田中教授により命名された。

こうのとり3号機に夢を載せ、いざ実験の旅へ

FITSAT-1は1辺10cmの立方体で、重さ約1.3キロ。
高速通信の実験が主な目的で、衛星に搭載したカメラで地球を撮影し、地上局に送る。
小型衛星でよく使われる電波のUHF帯ではなく、約100倍速いマイクロ波帯を利用し、高画質の画像を送信する。

「にわか衛星」はISSに物資を運ぶ無人補給機「こうのとり3号機」に載せられ、2012年7月21日、H-2Bロケット3号機で打ち上げられた。2012年9月中旬頃、宇宙飛行士の星出彰彦さんがISSの日本実験棟「きぼう」のロボットアームを使い、小型衛星を軌道に投入する予定。

宇宙からのモールス信号

小型衛星は地球を1日16周し、寿命は2013年の夏頃までです。
その間に与えられたFITSAT-1のおもなミッションは2つ。

一つは、宇宙から撮影した地球の画像を地上に送信する実験。
そして、世界初の試みとなるLED(発光ダイオード)を点滅させてモールス信号で夜空にメッセージを書くといった遊び心満載の試みにも挑む!

夜空に光るモールス符号で「Hi this is Niwaka」と発信される予定。

LED発光実験について

実験の概要

FITSAT-1のおもなミッション(使命)の1つにLED(発光ダイオード)による可視光通信の実験があります。
立方体6面のうちの1面に緑色LEDを敷きつめて光らせ、この光を地上局に設置した反射式望遠鏡で集め、光電子倍増管(超高感度光センサ)で受信。長距離LED光通信の可能性を検証するというもの。これは世界初のLEDによる衛星・地上間の可視光通信の実験となります。
今回12/11よりこの実験がはじまります。モールス信号と点滅信号の2パターンの発光を行う予定で、本学湯布院のセミナーハウスと本学に分かれ、学生が実験を行います。

実験の日程について

FITSAT-1は2012年12月11日より、LEDによる発光実験を行っています。発光実験の日程に関する詳細な時間などは下記のサイトよりご覧ください。(天候に関わらず実験は行います)

>>福岡工業大学 人工衛星プロジェクトサイト(LED発光情報ページへ直接リンクします)

>>FITSAT-1 (NIWAKA)(English page)

観測について

FITSAT-1(にわか衛星)観測について、「FITSATサポーターズ」という有志の方が観測用サイトを制作してくださいました。
観測のやりかたの詳細について下記のサイトをご参照ください。

>>FITSAT-1(にわか衛星)観測ガイドサイト(観測方法サイトに直接リンクします)

福工大小型衛星の観測について、田中卓史教授に質問しました。

小型衛星の観測について:観測に適した気象状況や周辺環境の条件(周囲の明暗)によって観測状況が異なります。

Q

観測予定時刻・場所を教えてください。

A

観測予定時刻は学生が制作したサイトに掲載されています。

Q

高速通信とは、どんなことをするのですか?

A

衛星に搭載したカメラで地球や宇宙空間を撮影して地上に送ります。
小型人工衛星でよく使われるUHF帯(たい)の電波ではなく、その100倍の高速通信が行える5.8GHz(ギガヘルツ)のマイクロ波帯を使って送信し、 地上では1.2mのパラボラアンテナで受信します。1枚あたり5~6秒で、より従来より高画質の写真を受け取る事ができます。

Q

小型衛星の魅力、世界から期待されていることを教えてください

A

小型であるということは、スペースをとらず、軽く、コストも少なくてすみます。
又、今回のLEDによるモールス信号の発信は、関係者だけでなく一般の方も参加できる試みといえます。
小型衛星のこのような機動力を活かして、さまざまな実験を行い、有用なデータを取得していくことで、実用的なシステムの実現に結びつきます。

Q

小型衛星に搭載しているLEDは常時光っているのでしょうか?

A

小型衛星は電気の溜り具合により、光らせることが可能となるため、常時光っているわけではありません。2分間光らせるコマンドと、4分間光らせるコマンドを用意しており、地上局から信号を送り光らせます。

Q

先生の夢のひとつに、「今夜はパリの上空で光らせます。」などの予告をし、各地の天文ファンに観測してもらうことを検討されていらっしゃいましたが、実現は可能でしょうか?

A

観測するには、ISSがよく見え、天候が良好であることが条件となるため、現地の方々との打ち合わせが必要になります。

実は、世界中の天文ファンの皆さんより、たくさんのお問合せをいただいていますので、現地の天候などをリポートしていただきながら、ぜひ実現したいと考えています。

 

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