産学連携 総合研究機構

高度な研究成果を、社会に還元。
福工大の技術が、社会の中で活きています

教育と社会貢献に資する研究の充実を目的として、総合研究機構が設立されています。学際的な研究レベルの向上を図るべくエレクトロニクス研究所、情報科学研究所、環境科学研究所の各分野において最先端の研究を行っています。

総合研究機構

エレクトロニクス研究所

電子工学部門、生産工学部門と物理学などの関連部門を設置。電界放出形走査電子顕微鏡などの最先端の計測機器を備えた研究拠点として地域産業界から大きな期待が寄せられています。

写真:計測センターの計測機器

情報科学研究所

知能メディア部門、システム科学部門と情報応用部門を設置。人工知能をはじめとする知能情報処理や知能ロボットの研究など情報科学分野の研究を進めています。

写真:モーションキャプチャー

環境科学研究所

豪雨災害、PM2.5や水銀など広域的複合的な環境問題の解決に取リ組んでいます。中でも大気中マイクロプラスチックの存在とその環境中での挙動に関する研究を推進し、2019年3月には本学の屋上で採取した大気や降水中から微小のプラスチック片を確認しました。

写真:屋久島での調査活動

Topics産(企業)・学(大学)が連携して
防災ゲームアプリ「防災GO®」を開発

「防災GO®」とは?

地域の防災情報と位置情報データを組み合わせた防災ゲームアプリ。 クラウド上に構築した地域のGIS*のベースマップ(背景地図)とスマートフォンの位置情報を利用した「現地散策型」のゲームで、プレイヤーはスマートフォンの地図を見ながら実際にハザードエリアや避難所などを歩いて回る。 プレイで現地を訪れると、「その場所に関する防災クイズ」のタスクをクリアしたり、「浸水シミュレーション」を行ったりすることができる。また、いざというときにどのような避難行動がとれるかを分析してスコア化する「逃げログ」機能の実装も予定されている。

*Geographic Information System=地理情報システム。

目的

自治体が発信するハザードマップの内容が、地域住民の方にまだ充分に知られていないという課題の解決を目指す。また、ゲームを通じて、地域住民の方が「ハザードエリアや避難所を知る」「避難所までの適切な経路を体得する」「災害時にさまざまな判断ができるよう地域理解を深める」といった防災知識を身につけることを狙う。

check公的研究費の活用による最先端研究

文部科学省やその他の省庁などが公募をおこなう公的研究費の獲得により、最先端の研究をしています。研究成果は企業とのマッチングを通じた実用化・商品化が期待されます。