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国際法分野における地球観測衛星情報の活用に関する研究

分野
国際法
キーワード
地理情報システム(GIS)、衛星画像、衛星AIS、海洋状況把握(MDA)
社会環境学部 社会環境学科

教授 中川 智治

研究概要

 本研究室では、地球観測衛星から得られた科学データを国際法学の研究において活用する手法について検討している。従来の国際法学の研究は、国際判例や外交文書あるいは論文著作等の文献を資料として用いて行われてきている。そこで、本研究では、文献以外の研究資料として、地球観測衛星から得られた科学データを活用できないかどうか、他分野における手法の応用可能性について検討を重ねている。

例1:衛星画像を利用しての南シナ海における埋め立て前後の状況確認

埋め立て前

埋め立て後

例2:衛星AIS情報による漁船位置の再現

2014年9月から11月にかけての中国漁船と台湾漁船の位置

例3:衛星AIS情報による航跡図の再現

2014年11月における中国漁船の航跡図

参考論文

中川智治, “国際海洋法分野におけるGISの利用について”, 福岡工業大学環境科学研究所所報, 第9巻(2015)49-58頁.

利点・特徴
  • 従来の文献アプローチによる研究が行われる前の段階(理論的には準リアルタイム)で状況把握及び研究等を行うことができるようになる
  • 地球観測衛星の利用促進につながる
応用分野
  • 地球観測衛星情報を活用した国際法教育の実施(例えば、埋め立てや空港建設など地表面上の変化を検出し、その変化の法的評価を行う)
  • 地球観測衛星情報を活用したサービス分野における分析人材の育成(例えば、衛星画像を利用した分析に法的な分析も加味できる人材の育成など)

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