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研究開発組織のマネジメント

分野
経営学
キーワード
研究開発組織、研究開発人材、研究開発のバランス
社会環境学部 社会環境学科

准教授 尹 諒重

研究概要

 研究開発組織における研究活動の問題を考える際に、全く新しい知識や発想を生み出すための活動(探索)と、既存の知識や知識間の連携を通じて改善を生み出すための活動(活用)とを同時に考える必要がある。そもそも2つの活動は相容れない性格を持っている。組織としてコントロールしない限り、一方の活動が優勢になりバランスが崩れがちである。

 本研究では、探索と活用のバランスを調整する手段として研究開発人材に対する人事管理施策が有効と考える。具体的に昇給と昇進に加え、特許報奨や表彰、テーマや予算配分等などを幅広く考えながら、キャリアについても管理職と専門職の単純な分類ではなく複線的キャリア設計が求められる。人事管理施策が、研究開発人材の心理的変化に働きかけた結果、研究開発における2つの活動間の連動性を刺激すると予想される(図1)。

図1:研究の枠組み

利点・特徴  研究開発組織における創造性と効率性という矛盾を克服するための手段として、研究開発人材に対するマネジメントに着目することで企業の競争力決定要因を明らかにする。
応用分野  研究開発人材は一般的なホワイトカラーとは異なり、仕事へのコミットメントが強いと指摘される。そのため、心理的変化が研究開発成果に与える影響を丹念に調べることは研究開発部門を抱える企業のマネジメントにおいて多くの示唆が期待できる。

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