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ラグランジュ分解・調整法による多品目多段工程動的ロットサイズスケジューリング

分野
生産管理、経営工学
キーワード
スループット向上、在庫削減、納期遵守、設備の有効活用、可変ロットサイズ 
情報工学部 システムマネジメント学科

准教授 小林 稔

研究概要

 多品目をそれぞれ顧客の指定納期までに生産するためには、製造オーダの発行(Order Release)から負荷の平準化(Loading)、ロットサイズの決定(Lot Sizing)、差し立て(Dispatching)、ロット順序の決定(Lot Sequencing)などに代表される複数の異質の決定をすべて決める必要がある。しかし、既存の生産スケジューリング技術では、これらの局面を順序立てて決定しなければならず、納期遵守、適正在庫水準の維持、スループット向上が難しかった。ラグランジュ分解・調整法による多品目多段工程動的生産スケジューリングモデルを用いれば、上記決定局面をすべて同時に決めることができ、納期遵守、適正在庫水準の維持、スループット向上に著しく貢献できる。

図1:既存の方法によるスケジュール結果

図2:本スケジュール法による結果

利点・特徴  ロットサイズ、ロット順序、代替機械がある場合の使用機械の選択、負荷平準化、最適仕掛り水準などが、最適基準に基づいてすべて同時に自動調整されて、生産スケジュールが生成される。
応用分野
  • ボトルネック工程などへの本モデルの適用による仕掛在庫削減、納期短縮、 スループット向上
  • 本モデルの実用的アプリケーション・ソフトウェアとしての実装(ソフト開発)
【適用実績】
プリント配線基盤の製造工程(設備効率8%向上)、フィルムメーカの製造工程(設備効率5%向上、納期達成率7%向上)、ダイカスト製造工程、鉄鋼製造工程等
特許情報
  • 特許第4734604号(2011年登録)
    「複数の属性を持つ段取りを伴う動的ロットサイズスケジューリングのための方法」
  • 特許第4737735号(2011年登録)、米国特許第7,072,732号(2006年登録)、欧州特許第1403748号(2007年登録)、独特許DE602231430.4(2008年登録)
    「多品目多工程ロットサイズスケジューリング方法」

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