〈研究内容〉

食品に含まれる成分の病態に対する影響を研究

永田研究室は食品成分の機能性に関する研究を行っており、毎年テーマを掲げて取り組んでいます。今年度のテーマは「アレルギー」「炎症」「生活習慣病」の3つ。食品に含まれる成分が、各テーマに対してどのように影響しているのかを研究しています。
私は「アレルギー」のテーマを担当しており、アレルギー症状を引き起こす物質のヒスタミンがポリフェノールを加えることで、どのような影響を受けるのかをヒト好塩基球細胞株を用いて検証しています。難しいのは、ポリフェノールの量や濃度によって与え過ぎてしまうと細胞が損傷する原因にもなること。最適な条件で実験ができるように最良の方法を探っています。日々、データを取っているのですが、良い数値が出て永田先生から好評価をいただけた時は、研究に対するモチベーションが上がります。
卒業後は大学院に進んでアレルギーの研究を続けます。将来的な目標は製薬メーカーでアレルギー抑制の研究や製品開発を行うこと。実は私自身もアレルギー持ちなのですが、同じ境遇で苦しんでいる人たちを少しでも楽にしてあげられるように知識と技術を身につけて社会で活躍したいです。