新着情報[電子情報工学科]田村 瞳 助教「位置情報に基づくIP(Internet Protocol)アドレスを決定する技術」に関する発明が特許権を取得

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特許番号:第6074829号
登録日:平成29年1月20日(金)
発明の名称:位置情報に基づくIPアドレスを決定するプログラム、装置及び方法

工学部 電子情報工学科 田村 瞳 助教が発明し、昨年9月に出願した「位置情報に基づくIP(Internet Protocol)アドレスを決定する技術」に関する発明が、早期審査制度を活用し、約4か月の短期間で特許権を取得しました。

本特許発明の概要は、以下のとおりです。
ユーザ端末に付与すべきユニキャスト※のIPアドレスを決定するコンピュータのプログラムにおいて、図1に示すように、IPアドレスが、プレフィックス(位置情報埋込型のネットワークアドレス)とインターフェース識別フィールドから構成されており、取得したユーザ端末の位置情報から、図2に示すように、全国の地理範囲を階層的に等分割したN次の階層毎に所定ビット(例えば4ビット)数で区分したメッシュコードを生成して、そのメッシュコードをインターフェース識別フィールドに含めてIPアドレスを決定するように、コンピュータを機能させる。
※ユニキャスト:単一の送信相手を指示して、データを送信すること

図1:IPアドレスの構成
図2:メッシュコードによる地理範囲の階層

従来、ユーザ端末の位置情報と、ユーザ端末のネットワーク上のIPアドレスとは互いに全く関係性がなく、また、アプリケーションサーバは、ユーザ端末の位置情報とIPアドレスとを関連付けて管理しなければ、位置情報に応じたコンテンツをその位置に滞在するユーザ端末へ送信することができませんでした。そのため、アプリケーションサーバでは、位置情報の処理負荷や、ユーザ端末や位置情報管理サーバとの間のやり取りのトラフィック量が増加する傾向にありました。

これに対して、この技術発明によれば、位置に固有のIPアドレスをユニキャストアドレスとして用いることで,アプリケーションはユーザの送信元IPアドレスに埋め込まれている地理的位置情報部分から即座にユーザの地理的位置を推定することができます。さらに、従来からネットワーク制御で利用されている最長一致アルゴリズムをこのIPアドレスに適用することで、ユーザが存在する地理的位置の範囲を把握することもできます。これによって、サーバはユニキャストアドレスを位置に対応付けて管理することができ、位置情報管理サーバのような別途の管理コストも不要となり、従来のネットワーク制御への適用も容易に実現可能となります。

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