福岡工業大学

新着情報第12回FD Café「大学間連携共同教育推進事業成果報告」を開催しました

7月28日(金)、「大学間連携共同教育推進事業成果報告」をテーマに、第12回FD CaféをE棟R1教室にて開催いたしました。教職員ほか30名(教員12名、職員16名、その他2名)が参加しました。

会に先立ち、下村学長より開会挨拶のお言葉をいただきました。

続いて工学研究科長・電気工学科教授 大山先生より「未来像を自ら描く電気エネルギー分野における実践的人材の育成」と題して発表が行われました。この取り組みは、平成24年度 文部科学省「大学間連携共同教育推進事業」に選定された取組で、連携大学は、九州大学(代表校)・九州工業大学・熊本大学・福岡大学・福岡工業大学の5大学です。

連携取組概要は、電気エネルギー分野の修士課程学生を対象に、大学と産業界の連携により、未来像を自ら思い描ける志向力と、多様な社会での協働に必要な能力に優れた人材の育成を目指すというものです。具体的には、①多様な背景を持つ人々で構成される教育環境や合宿による濃密な教育環境、②学生が積極的に企画・運営に参画するディスカッション重視の参加型教育を実施する産業界との協働による教育プログラム、③教育プログラムの受講学生に対する産業界との連携による評価の3つの取組により志向力、コミュニケーション能力、企画力、協働力に富みさまざまな業界で必要とされる電気エネルギー分野で活躍する人材を育成します。

この発表の中で、1教育プログラムの構築(ディスカッション重視のオムニバス講義および討論型合宿授業)、2質保証システムの構築(カリキュラム・インベントリに基づく学生評価・講義評価および運営・教育プログラム・成績評価の3委員会によるPDCA サイクル)、3自己点検評価・外部評価の実施についての報告がありました。また本学で実施した国際シンポジウム、国内外の講師を招いてのオムニバス講義および4大学の電気系修士学生6名が参加した、シリコンバレーの複数の企業訪問研修などの報告がありました。

発表の後、昨年度ご退官された今村名誉教授より、多くの方の協力があって取組が実現できたことに対する謝辞が述べられました。

その後の質疑応答では、取組をとおして本学学生の強みや弱みは明らかになったのかといった質問があり、今村先生から、本学学生の強みは、前向きに取り組む学生が一定数おりその中で大学院に進学する者も多いこと、弱みは英語ができないということだが、やる気があれば何とかついていけることもあるとの回答がありました。さらに研究に対する意欲と基礎力が最も大切であるとの話がありました。

 

次にFD推進機構特任教員 宮本先生より、「産学協働教育における教育効果評価システムの構築について」と題して発表が行われました。連携大学は、京都産業大学(代表校)、新潟大学、成城大学、福岡工業大学の4大学です。

この発表の中で、1本事業において目指したこと、2学修実態調査の結果、3教育効果評価システムの構築について、4今後の課題と展望についての報告がありました。

本事業において目指したことは、学生に主体的に学修してもらうため、インターンシップ等の産学協働教育をより効果的に活用して、地域を支え活躍する「中核的・中堅職業人」を育成し輩出することです。

学修実態調査は現代の学生の学修の実態を把握し、主体的な学修とはどのようなものかを理解し、教育効果測定に活用するために行われました。そこから見えてきたことを主体的な学修を目指すための指針(①社会で価値あるものを生み出すことはどういうことかについて、その大変さと喜びも含めて理解・実感させること②“自分軸”創り③大学という場の、学修環境としての豊かさや可能性を認識し、学び方を学ぶこと)としました。

教育効果評価システムの構築については、産学協働教育プログラムの教育効果を測るために、学修実態調査や4大学およびステークホルダーとの議論、また海外事例も参考にしながらしぼりこんだ、産学協働教育で目指すべき8つの学修成果(アウトカム)をもとにルーブリック作成されました。ルーブリックは効果測定とともに、学生自身が目指す目標の確認にもつながります。4大学での産学協働教育プログラム効果測定では、ルーブリック評価、また学修時間ともに増加している結果が報告されました。

最後に、大学間連携事業としてのまとめ、本学の成果と課題(①産学協働教育の改善、②教職協働体制で運営することの相互理解の深まり、③定性的・長期的な教育効果の追跡・検証が必要)、今後本事業での成果を発信するための研究会等が実施予定であることが報告されました。

その後の質疑応答では、このプログラムで学んだことが専門の学びにどのようにつながるのか、主体的な学修を目指すための指針である“自分軸”創りとはどのような活動なのか、企業によって様々なインターンシップがあるがどのようなインターンシップが効果が高いのか、アクティブラーニングを通じて成功体験を得た学生がクラスの中で波及効果をもたらしてくれるのではないか、など様々な質問や意見が寄せられました。

最後に、松尾学務部長より、この取組をこの次にどう発展させていくのかが極めて重要である、また大学4年間の全体の取組としてそれをどのように発展させていくかも重要である、その発展形がアクティブ・ラーニングに結び付いており、ぜひ皆さんのご協力を得てますます発展させていきたい、との閉会の挨拶がありました。

なお、当日の発表スライドおよび様子はこちらをご覧ください(FIT Replay学内専用)https://replay.fit.ac.jp/MediaDEPO/Login

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