福岡工業大学

新着情報平成29年度新任教員FD研修会を開催しました

9月22日(金)、E棟3階FDセミナー室にて、新任教員FD研修会を開催いたしました。本取組は、本学に採用後3年以内の専任教員および参加を希望する教職員を対象に、本学のFDの取組について理解を深めてもらうとともに、授業改善への意欲を持ってもらうこと、学内教員間のネットワーク作りのきっかけを得ることを目的として開催されており、今回が5回目となりました。

今回の研修会では、「アクティブラーニング」をテーマに授業改善についてのグループワークなどが行われ、教職員13名(うち、新任教員4名)が参加しました。

研修会ではまず、下村学長より、文部科学省が支援する大学改革の取組の一つである「大学教育再生加速プログラム」のアクティブ・ラーニングをテーマとした本学の取り組みについて説明がありました。この取り組みで新しく策定されたカリキュラム・ポリシーにおいては、アクティブ・ラーニングが明記されていることや学生FD・クラス・サポーターなどの学生活動も成果を見せはじめていること、本学FDerについてのご紹介があり、この全学を挙げた教育改善活動の理解と協力が求められました。

続いて、FDerである情報システム工学科の徳安達士先生がファシリテーターとなって、「2018年問題を見据えたAL全学展開の必要性」をテーマに、徳安先生の授業実践例の紹介やワークを織り込んだ内容の研修が行われました。

ワークでは、着任後5ヶ月が経った今、新任先生方が抱えている疑問・不安・悩みを共有し、学生の基礎学力に対する教育的対応、会議の頻度と時間、その上で研究時間をどのように確保していくかについて意見交換が行われました。その中で、松尾学務部長より教職員全体で課題の共有や意見交換を行い、手順を踏んできちんと議論をして積み上げ、より良いものをつくることで道を拡げていきたいとのお話がありました。次に、11年連続志願者増を果たした本学の魅力について考え、18歳人口減のこれからの時代において、私立大学を取り巻く危機的状況について共有し、その中で私立教員がやるべき仕事について検討しました。その中で、学生は教員の姿を見て成長することや、年齢や職位に応じたワークバランスこそ、教員の魅力向上に必要であることについて確認しました。

そして、本学の強みである就職力については、今後の私立大学は実就職率の数字だけではなく、「就職の質」が重要視されることについて説明があり、就職の質を高めるためには、「教育の質」を高める必要があり、そのためには専門知識や技術だけでなく、主体性や継続力などの非認知的能力を高めていくことの必要性についてお話がありました。

徳安先生の授業実践の紹介にあたっては、担当科目の「情報解析学」についてAL型授業を導入した経緯やAL導入前後の合格率の変化、学習ノートの事前配布による反転授業の手法について、実際の講義資料や成績エビデンスを使った説明が行われました。また、この取り組みを通して、FIT学生の見え方や彼らに対する教授方法の考え方が変わったことについてご自身の体験についてお話があり、そうした変化の中で、学生への積極的介入は学生の主体性を抑制する可能性があることや、ALは講義形態ではなく、学生の学習意識の変化にあるものであることへの気付きについてお話がありました。また、教員の責任は「十分な学習環境を用意し、必要な学習内容を提供すること」であり、学生の責任は「積極的な努力によって授業料の対価に見合う学習成果を身につけること」であるとして、大学教育における教員と学生の課題について整理されました。最後に、学生は達成感の獲得によって自己肯定感を取り戻し、それらの繰り返しが主体性を涵養し、やがて自身の可能性に対する意欲向上につながる、とのまとめがありました。これを受け、参加者から、AL型授業にすることで教える量は変わらないのか、グループの組み方はどうすればいいのか、AL型授業は全科目に取り入れた方がいいのか等、活発な質疑応答が行われ、終了予定時刻を迎えました。

最後に、松尾学務部長からお話しがあり、今回の研修全体を振り返るとともに、本学の教育においては、学生にどんな力をつけさせたいのかが大切であること、また「双方向性」を基本におき、これを教育の中身として組み入れ、学生の状況や気持ちを常に把握・理解してフィードバックを行い、学生の気持ちが前に進んでいけるような取り組みをして頂きたいとのメッセージが送られました。

 

資料請求