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オノマトペ拡張現実技術による安価・安全・ポータブルな技能伝承システムの開発

分野
制御理論、ロボティクス
キーワード
技能伝承、オノマトペ、拡張現実
情報工学部 システムマネジメント学科

教授 藤岡 寛之

研究概要

 一般に接触を伴うような作業に対する技能伝承システムは、ロボットなどの大がかりかつ高価な装置を用いると同時に、その技能提示に力覚情報を用いることが多く安全面での課題が残る。一方で、プロジェクタなどで視覚情報を提示して技能伝承を行うシステムもあるが、作業空間が制限される、作業中のいわゆる「力の入れ具合」までは伝達できないといった課題がある。
 本研究では、「安価」・「安全」・「ポータビリティ」をキーワードに、ヒトの「脳」に直接働きかけそのイメージをかき立てる擬声語として近年注目されている「オノマトペ」を拡張現実(Augmented Reality)に融合し、接触を伴う作業の技能伝承を行うための新しいシステムの開発を目指している。
 本研究室では、長年にわたり人間の書字運動をヒントにした文字フォントの設計・再設計に関する研究を行ってきており、現在それらの結果を基礎に書道における筆運びの技能を伝承する作業に焦点を当てて上記システムの開発を行っている。

書道の技能伝承システム

文字フォントの設計モデル

利点・特徴
  • 開発システムはPC、拡張現実用ヘッドマウントディスプレイのみで構成され、従来の技能伝承システムに較べ開発コストが安価、さらにポータビリティに優れる
  • 力覚を利用しないため、幼児や高齢者であっても安心して利用させることができる
応用分野 書字教育、芸術作品制作、スポーツ教示、リハビリテーション など
特許情報 特許第4669993号(2011年登録)
「最適平滑化スプラインによる極値検出方法及び極値検出プログラム」