西大寺の写真集

ここに来る前住んでいた西大寺の家(houseold)


生家(housebor) 喪中。父榮太郎平成10年2月1日午後5時5分、岡山市内川崎病院にて死去。胆管癌が骨転移。非常に痛がり、やせ細っての召天。(明治42年生享年88歳6ヶ月)


 平成9年は、2月15日(土)が岡山西大寺のはだか祭の日であった。私の生まれ育った町は唯一一年に一度その日だけ活況を呈する。西大寺観音院の寺の境内で数千のふんどしいっちょうの男たちが陰陽二本の宝木を奪いあって真夜中までもみあう。勇壮な男の祭である。
 何せ私の生まれた家、住んでいた家がお寺と同じ町内なので、その日には勤務先の岡山大学の学生、教官、事務官が大勢押しかけてきた。特に留学生とか文部省本省から出向してきていた課長クラスが毎年見物に来た。私は家族あげて見ず知らずの人でも歓待したが、結局岡山大学は助手のままで去った。
 2月9、10日の入試で岡山会場へ派遣され、はだか祭のポスターを見て当時を懐かしく思い出した。