小型高性能「吸着冷房式冷房システム」に関する研究 |
卒業研究生 | ||
山本真也 | 岸保崇史 |
実験概要 | |
吸着式冷房システムは、冷房を行うと同時に除湿器を用いて湿度も制御するシステムである。また、除湿器の駆動熱源が中低温であるので廃熱及び太陽熱利用が可能な省エネルギーシステムであり、人工冷媒のフロンや代替フロンではなく、自然冷媒の空気・水を用いた環境を考えたシステムでもある。本研究は地球に優しい省エネルギー冷房システムとして、吸着式冷房システムを以前から注目し、実験的・解析的に研究を行ってきた。本研究の目的としては、吸着式冷房システムの各要素機器の製作・性能実験、及びシステム全体のコンパクト化・性能向上を目的としている。要素機器としては、回転式除湿器,顕熱交換器,蒸発冷却器,ヒーター,超音波加湿器から構成されている。またシステムのタイプとしては、100[℃]以上の廃熱利用を考慮したTypeA、100[℃]以下の廃熱や太陽熱エネルギー利用を考慮したTypeBがあり、高温・多湿の夏日に性能実験を行っている。 |
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実験装置 | 蒸発冷却器 |
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顕熱交換器 | 回転式除湿器 |
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