研究テーマ
1.題目:多波長複数モード型ラム波用電磁超音波探触子の研究
内容:薄板の超音波探傷には定在波の一種であるラム波が広く用いられている。ラム波用センサの一つとして
電磁力を利用した電磁超音波探触子が研究されているが、従来は比較的長波長帯域(約20mm)を利用していた
ため駆動条件に関わらず単一モードのラム波しか送受信できなかった。本研究では電磁超音波探触子内のセンサ
コイルの導線間隔を狭くし、高周波化して複数モードのラム波を同時に或いは選択的に容易に送受信できる電磁
超音波探触子を研究開発する。
2000年〜2003年度実施 現在中断中
(1)参考
2.題目:円筒波用電磁超音波探触子を用いたパイプ長距離探傷の研究
内容:薄肉円管を用いた構造物では早期に傷や腐食を検出する必要がある。通常の超音波探傷では一度に広範囲
の領域を検査することができない。そこで被検材の円筒面に沿って伝播するために減衰が少ないというという特徴
を持つ円筒波を使った検査方法を研究する。円筒波についてはその長距離伝搬性から探傷分野での有効性が従来か
ら言われていたにもかわらず、有効なセンサが実現できなかったため普及していない。電磁力を利用した電磁超音
波探触子により、簡便で強力な円筒波送受信センサを開発する。
2000年度から5〜12mm径のNi管でLモード円筒波センサの評価から開始し、40〜100mm径鋼管でLモード
円筒波センサを評価を行い、その結果を基にLモード管波センサ搭載型検査ロボットを試作、現在可動型Tモード管波
センサについて検討中
(1)参考
3.題目:鋼管溶接部検査用無接触媒質型検査ロボットの研究
内容:構造物の検査、特に人が行けない場所での検査ロボットの適用が最近増えてきている。しかしながらセンシ
ング手段として超音波法を用いる場合、接触媒質(水や油等)が必要なためその供給方法が課題であった。そこで
接触媒質のいらない電磁超音波探触子を搭載した検査ロボットの開発を試みる。
2001年〜2004年まで実施、現在中断中
(1)参考
4.題目: オンサイト応力評価システム
内容:引っ張り・圧縮試験中の試験片中応力のオンサイト評価システムを検討しようというものです。歪みゲージと補完できるシステム
になればと思っています。
2003年度からスタートしています、薄板レベルですが2次元評価システムまでたどり着きました。
(1)参考
5. 題目: 非線形超音波現象の固体材料探傷への応用
内容: 超音波の非線形現象を探傷にフィードバックしようというものです。医療向け(人体)では既に装置化もなされています。
固体材料については、日本では名工大名誉教授の川嶋先生が先駆的な研究を実施し、東北大、京大、阪大、慶応大等の各研究グループ
及び各企業の研究グループでの研究成果が余に出始めています。
これらの先生方の立派な成果には及びませんが、何かこの分野で未開拓の隙間部分があればとうろうろしています。
2004年度から実際にスタートしています。
(1)参考
6.その他
今、雑用多々で手が着きませんが是非やってみたいことが2テーマあり、2007年度にはスタートしたいと思っています。