この講義の準備に当たって読んだ文献の一部をリストアップ。授業で興味を もった内容についてもっと深く知りたいときの参考に。
3段階評価は個人の独断と偏見によるもの。
e-ビジネス一般
「ロングテール」、クリス・アンダーソン、早川書房(2006年)
★★☆
従来のビジネスの世界の「80対20の法則」に対して、e-ビジネスは無数のニッチ市場によって成り立つと指摘した「ロングテール法則」の提唱者の著書。
神戸から福岡に向かう新幹線の中で読みはじめた。そのせいか、くどいように感じた。内容を4分の1にして、新幹線の中で読み終わる分量に減らしたら、評価を三つ星に上げる。
「ITを読む事典」、中谷巌、東洋新報社(2001年)
★☆☆
130のキーワードでITが生活・社会・経済に対する影響を解説。
ケーススタディ
「楽天市場がなくなる日」、宮脇 睦、洋泉社(2006年)
★★☆
前半は楽天のビジネスモデルの解説及び批判。後半は自己宣伝を兼ねてSEOについて解説。
「アマゾン・ドット・コムの光と影」、増田増生、情報センター出版局(2005年)
★★★
著者がアマゾンの
物流センターにアルバイトとして潜入取材し、アマゾンの成長の秘密を探った渾身のルポ。躍進するIT企業の裏側に、階層化する労働現場の存在を通して、格差社会に対する疑問を提示したのも興味深い。
「アマゾンの秘密」、松本晃一、ダイヤモンド社(2005年)
★★☆
アマゾンの立ち上げに参加した著者が、自らの体験に基づいてアマゾンのシステム作りについて語る。
「ヒルズな人たち IT業界びっくり紳士録」、佐々木俊尚、小学館 (2005年)
★★☆
孫正義、ホリエモン、三木谷浩史をはじめ、IT業界風雲児たちの起業記録。
サーチエンジン、SEO 関連
「体系的に学ぶ 検索エンジンのしくみ」、神崎洋治・西井美鷹、
日経BPソフトプレス(2004年)
★★★
「歴史からしくみ、広告ビジネスまで、検索エンジンの今がわかる」と本の帯に謳って
いる。そのとおりの内容です。
"The PageRank
Citation Ranking: Bringing Order to the Web"
Google の PageRank アルゴリズムに関する大本の論文です。
「Google の秘密 PageRank 徹底解説」、馬場肇
日本語による PageRank の解説
「ヤフー!・グーグル SEO 対策テクニック」、鈴木将司、翔泳社(2005年)
一粒で2度美味しい。Yahoo! と Google のSEO対策テクニックを一冊にまとめた。
「Web検索エンジン Google の謎」、水野貴明、ソーテック社 (2004年)
Google の利用法を中心に、仕組み、SEOについて紹介。Google にこんな
活用法があるかと何回も目から鱗。
「インターネット 検索の達人」、森羅万象、工学社、(2002年)
★☆☆
さまざまな検索エンジンの使用法についての解説。
セキュリティ関連
「電子認証が日本を変える」 日本総合研究所編、生産性出版(2001年)
★★☆
公開鍵技術の解説から始まり、それが社会インフラとして影響を解説・予測。
Verisign
のウエブページ
電子認証全般について解説。