磁気浮遊(浮揚、浮上?)

田中 卓史

簡単な磁気浮遊装置を作りました。

UFOをモジってMFO(Magnetically Floating Object)と呼んでます。


部品は電磁石となるエナメル線のコイル、電流を制御するFET(2SK2936)、
磁石の位置を検出するフォトリフレクター(SPI-315)、opAmp(NJM2904)、
ポテンショメータ(10k,100k)、ダイオードと抵抗、コンデンサ少々です。
コイルはカホパーツセンタで(\1.7k?)、フォトリフレクターなど他の部品
は秋月電子でほぼ揃います(\1k?)。6ボルト1アンペアほどの電源(動作時
0.5アンペア)でなんとかマグクリップの磁石が浮きました。

原理は簡単、磁石が電磁石に引き寄せられたら、コイルに流れる電流を
減らします。磁石の位置だけでなく、移動速度に対しても負帰還を掛ける
と安定して浮くようです。

ほんとに浮いているかって? 以下にビデオを置いています。

MFO-1(single)(Mpeg1, 3.8Mbyte)

磁石を2枚にしてみると、

MFO-2(double)(Mpeg1, 4.7Mbyte)

安定して、浮いています。

MFO-3(stable)(Mpeg1, 2.6Mbyte)

ゆらして見ると、

MFO-4(swing)(Mpeg1, 2.8Mbyte)

回転させると、

MFO-5(rotate)(Mpeg1, 2.8Mbyte)

かなり激しく振動させても、浮かんでいます。

MFO-6(dance)(Mpeg1, 3.3Mbyte)

回路図はどうなってる? 改良中なので安定版ができたらuploadします。


リンク

超伝導体を利用した永久磁石の浮上のページ(九州工大、小田部先生)が
あります。良く似た実験なので比較すると面白いよ。 こちらも見てみよう。


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田中卓史
tanaka@fit.ac.jp
_since May 2003