教授挨拶
- 梅雨明けが待ち遠しい季節となりました.本年度も研究室では,研究成果の社会実装と人材育成の両面において,大きな前進を実感する出来事が続いています.
今年2月に徳安研究室が大分大学医学部消化器・小児外科学講座と長年開発してきた腹腔鏡下胆嚢摘出術の情報支援ソフトウェアが,エルピクセル株式会社によって薬事承認され,「EIRL-Surgery-LC」として製品化されました.5月27日に大分県庁にて3者合同(大分大学-福岡工業大学-エルピクセル株式会社)の記者会見を経て,6月2日に「EIRL-Surgery-LC」の初症例が大分大学医学部附属病院において実施されました(Campus Mail).
6月6日には,岐阜大学主催の第93回医学教育セミナー MEDParkにおいて,「AI時代における主体的な学び」をテーマとした講演を行いました.全国から集まった医学系の大学教員や教育関係者の皆様に,私のこれまでの教育経験で培ってきたノウハウのようなものをお話しさせて頂きました.教育現場の主役は学生であり,教員は単なる伴走者です.ぜひ,学生を信頼する勇気をもって,主導権を手放し,日々の講義に臨んでいただければと思います.
消化器・小児外科学講座の藤島怜央先生が執筆されたAI研究論文が,Annals of Surgery Openに掲載されました.また,長谷川巧先生が執筆されたAI研究論文がSurgical Endoscopyに採択されました.M1中野朝貴君も共著者として入っています.
徳安研究室で培った知識や技術が,学術的成果として形になり,国内外へ発信されていることを誇りに思います.
2026年6月
福岡工業大学 情報工学部 情報システム工学科
教授 徳安 達士
