教授挨拶
- いつも本研究室のホームページをご覧いただき,ありがとうございます。
この夏も新たな挑戦が続いておりますが,ありがたいことに,いくつかの大きな成果をご報告できる運びとなりました。
まず,術中AI記録支援システム「Smart OpeRec」のスタートアップ活動について,令和6年度に採択されたPARKS Step1に続き,このたび PARKS Step2-1 に内定しました。10月からは,事業化に向けた本格的な活動が始まり,研究室の成果を社会実装につなげる重要なステージに入ります。
さらに,腹腔鏡下手術における出血下での視野不良という課題に対し,生成AIと画像解析を組み合わせて瘢痕組織を可視化する技術を開発し,この成果をまとめた論文が 国際的に権威ある外科系学術誌 Surgical Endoscopy(IF:2.7, Web of Science)に採択されました。工学系の研究が医学系の国際誌に認められたこと自体,大きな価値を持つと感じています。
研究活動はもちろん,学生教育,地域連携,高校DX事業など,徳安研究室としての取り組みはますます広がりを見せています。社会が抱える課題に対して,研究と教育の両面から貢献できるよう,これからも挑戦を続けてまいります。
季節の変わり目,どうぞ皆さまもご自愛ください。今後とも徳安研究室をよろしくお願い申し上げます。
2025年9月
福岡工業大学 情報工学部 情報システム工学科
教授 徳安 達士