電子情報工学科における教育改善事業
入学前教育
推薦入試合格の学生に対しては、習っていない問題も用意してます。その主旨は、新たな課題にすばやく適応しうるような訓練の機会をことにあります。
さらに、本を読み、書かれている内容を理解し、他人に説明できます。こうした日本語の読解力と文章力の育成を目標に読書レポートを課題として与えます。
A入試合格者に対しては、学科に関連した複数のテーマからいくつか選択してレポートを書いてもらいました。
図書館、インターネットを利用した検索・調査の機会を積極的に作り、取り組ませることを目標にしました。
動機付け教育
具体的な題材でものづくりを経験することが、学習内容の深い興味や、達成感に裏打ちされた次のステップへの意欲と行動を誘起する有効な動機付けの手段となりうる事から
そこで入学した手の学生を対象としてレゴロボットを用いたレゴロボット制御と、簡単な電子工作を内容とする「電子情報もの作り入門」の実験系科目を1年次前期(必修)に導入した。
専門基礎教育と少人数クラス
オリエンテーションで実施した簡単な学力調査に基づいて、数学の学力が不足していると判断された学生に「基礎数学」を受講させる。5名の教員が担当し、8〜9名の少人数のセミナー形式により、一人一人の理解度に応じた教育をする。
「基礎数理セミナー」は少人数のセミナー形式の必修科目である。高校時代の履修を前提とせず、数学、物理ならびに専門教育の履修に必要な基礎的な数理を学習する。題材は電子情報工学のテーマから選ばれている。
実験と講義の連携強化
大学に入学する学生の学力や学習意欲の低下が大学教育に支障をきたしている。そこで以下の点を考慮して実験を改革した。
実験課題は量を少なくし、基礎的で重要なことに重点をおく。
講義・演習と実験を同じ教員が担当する。実験テキストも講義担当者が中心となって作成する。一般に講義と実験を担当する教員は異なる。実験担当教員と講義担当教員との相互の日常的な交流は少なく、両者が独立してカリキュラムを作成する。実験担当者は現実の技術を意識してかなり高度な実験テーマを設定しがちである。また、実験テーマに関連する内容のところまで講義が進んでいないことも多い。これらの問題は、講義と実験担当者を同一にすることにより解決する。
従来と異なり可能なかぎり、全学生が同一テーマの実験を行う。
実験担当者は、電気回路、電子回路、計測基礎、プログラミングの4科目を講義している4名とする。実験の目的を専門基礎科目の重要事項の理解におき、基本的な実験に限定する。すなわち、従来よりも内容を減らし、講義と直結した基本的な重要事項に絞り、講義で習ったことを実験で確認することに重点をおく。
アドバンスコース(JABEEへの対応)
現在までの考え方:JABEE参入の可能性に備えて、現段階で学科の教育目的に適合するものを現実的に可能な範囲で取り入れて経験を積む。
この方針のもとに、JABEEを意識したアドバンスコースの設置、創成型科目の導入を行った。
資格取得支援科目
資格取得に関して、情報技術と無線技術の支援科目を設定しており
エレクトロニクス系科目、インフォメーション系科目のそれぞれに、資格取得支援のための科目がある。
■情報処理関連資格
- 「Microsoft Office Specialist」
- 「初級システムアドミニストレータ」
- 「基本情報技術者」
■無線技術関連
- 「陸上無線技術士」
- 「特殊無線技士」
就職対策
学科にきた求人情報をデータベース化している。そこには内定した学生の情報も記録されている。データベースから求人情報のhtmlファイルを自動生成し、学科のホームページに掲載している。
求人情報を、掲示だけでなく、 個人的な呼び出しも含めて周知させる。
卒業研究室単位で、 教員は、学生の就職活動を強く推奨し、かつ相談にのる。
学科事務と就職担当教員が一体となって、求人企業とその事業内容を学生に知らせる。
今後の課題
1〜3年次の講義や実験時間に、学生に対して進路(大学院進学を含む)決定に関する各教員の考え方を学生に伝え、就職意識の高揚を図ることを常態化する。
オフィスアワーを利用して、就職活動の指導をする。
学年を問わず、学生に対して挨拶や言葉遣い、服装などの身だしなみや礼儀作法の注意を与える。一般社会人としての基本的な礼儀作法を身につけることは、就職するときも就職した後も基本的に非常に重要である。