情報工学部情報システム工学科

描くのは人とロボットの新時代

「ロボット」という言葉が誕生して、もうすぐ100年。産業だけでなく、人間の生活をサポートするロボットも次々に登場し、人間とロボットの距離はますます近くなってきています。情報技術とロボット制御、そして生体システムという三つの領域を学び、プログラミングから組込み、制御までトータルな開発力を身につけます。この学科が目指すのは、「ロボットが暮らしに調和する社会」に向けて、機械と人間の架け橋となるエンジニアの育成です。

学習領域

学びのキーワード

  • ロボットシステム
  • 生体システム
  • 組込みシステム
  • スマホ・モバイル端末
  • スポーツ工学
  • プログラミング
  • 制御工学
  • 情報ネットワーク
  • 医用工学
  • 情報技術者倫理

卒業後の進路

  • 機械システム技術者
  • 製造業情報部門技術者
  • エネルギー系研究・技術者
  • コンサルタントエンジニア
  • システムエンジニア
  • ネットワーク技術者
  • 品質管理者
  • メンテナンスエンジニア
  • プログラマ
  • アプリ・ソフト開発者

4年間の流れ

1年次

医療機器開発に 携わることが 将来の目標です。
松隈 清香 さん (佐賀県 烏栖高校 出身)

医学への興味もあり、工学の分野から医学に関わっていきたいと考え本学科を志望しました。生体工学の研究をされている先生の、留学先(フロリダの大学)を訪問させてもらい、大きな刺激を受けました。この経験は、今の学修意欲を掻き立てる原動力になっています。学科の学びだけでなく、貴重な経験のチャンスをいただけるところも本学の大きな魅力です。

情報技術者としての第一歩
さまざまなスキルの
基本を身につける

学びの基本となる数学・物理、そして情報技術の基礎をしっかりと学びます。また、情報技術者として必要な資質・素養であるチームコミュニケーションと問題解決のスキルを高め、さらに、機械システム・生体システムの概念、プログラミング技術を学ぶ中で、学生にとって大切な主体的に学ぶ姿勢を身につけます。

Pick Up 授業

計算機工学Ⅰ

スマートフォンや情報家電のキーデバイスであるマイクロプロセッサは今までの計算機工学の集大成です。授業は、計算機アーキテクチャと演算アルゴリズムを「計算機を使わず」に、アクティブ・ラーニングの講義形式で学びます。

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2年次

レポート作成や プレゼンテーションなど 伝える力もアップ!
木村 美咲子 さん (福岡県 宗像高校 出身)

授業を通じ、プログラミングヘの興味が高まるなど、関心の幅が広がったと感じています。2年次からは学科独自の学習相談コーナーで学生サポートを担当し、教える力も身につきました。将来は手術に使う医療機器の開発に携わる仕事に就きたいので、機械と医療の知識を高めていきたいと思っています。

基礎学修から体験実習へ
プロセスを段階的に学修し
技術と知識を同時に身につける

情報システム工学科の学習領域である情報技術・ロボット制御・生体システムの基礎を学びます。講義で学んだ内容を実験や実習を通して体験することで、理論と実際を結びつけられるようになり、同時に、情報システムの設計から構築までのプロセスを、段階的に開発していくための知識と技術も身につきます。

Pick Up 授業

情報解析学

現在の情報技術はすべて数学の考え方を基礎として成り立っています。授業では、情報技術の発展に不可欠なベクトル解析とラプラス変換を、アクティブ・ラーニングの講器形式で学びます。

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3年次

生体医工学を学び 医療や介護の現場で 役立つものを 開発したい。
青柳 慧 さん (福岡県 新宮高校 出身)

3年次からは自ら想像したものをアウトプットする授業が増え、より実践的なスキルを修得。チームで考えた情報システムを完成させていく「システム開発応用」ではリーダーを務め、デザインや技術の担当者の意見調整や進行管理などをおこなう中でマネジメントカがついたのも大きな成果です。リーダーシップのあるエンジニアを目標にさらに研鑽を積んでいきます。

専門知識の応用力を高め
技術者としての
コミュニケーション能力を身につける

各分野の学修内容が基本から応用に発展し、コミュニケーション能力(工学的な表現力)も身につけていきます。PBL(課題解決型学習)科目では、協調性と問題解決力を高め、技術者としての倫理を養います。3年次から研究室に配属され、指導教員に相談しながら自分に必要な科目を選択、履修することができます。

Pick Up 授業

人工知能

昨今、「アルファ碁」という囲碁のソフトウェアが華々しい成功を収めるなど、人工知能技術の発展と浸透には目覚ましいものがあります。授業では、演習を交えながら人工知能技術の基礎となる探索手法などを学んでいきます。

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4年次

研究室のゼミ長や クラスサポーターの 経験で学び以外の 成長も。
古賀 穂香 さん (福岡県 九州国際大学付属高校 出身)

幅広い授業の中で、医学と工学が連携して医療に貢献する生体医工学に関心を持ちました。3年次までは専攻分野の分析などが中心でしたが、今は血圧や血管の硬さなど5種の情報を同時に指一本で計測できる装置の研究を行っています。介護施設で血管の実証データなども収集。将来は誰もが簡単に健康管理ができる生体計測機器の開発に携わりたいと思っています。

社会の課題解決に取り組み
情報システム技術者の
プロフェッショナルをめざす

4年間の学びを総結集して取り組む卒業研究では、情報化社会における課題に対してさまざまなテクノロジーを組み合わせてアプローチします。学生自ら解決に向けた研究手法を創意工夫し取り組むことで、課題を発見する力や解決する力、それを論理的に他者に伝えるための能力を身につけ、エンジニアとしての素養を高めます。

研究テーマ例

  • 山口研究室

    カオス理論の情報処理への応用研究

    カオスが持つ多様性を携帯電話などの多重通信や神経回路網の脳型清報処理に応用する研究を行っています。

  • 利光研究室

    コンピュータ医療工学・高効率風カタービン開発

    コンピュータ上に患者をモデル再現し、医療に役立てる研究と、IT技術を用いた高効率風車の開発を行っています。

  • 吉田研究室

    システムデザイン・コントロール

    FSOを含むオプトメカトロニクスの分野において、新機構の設計とシステム制御に関する研究を行います。

  • 徳安研究室

    情報技術の医療・スポーツヘの応用研究

    熟練者や上級者と呼ばれる人々の暗黙知をデジタルデータ化し、これらを人工知能に学修させ、医療やスポーツの高度化を目指します。

  • 李研究室

    ウェアラブル生体情報モニタシステム開発

    無意識的な健康管理を支援するため、日常で着用・使用するモノによる心拍数や体温などの生体情報モニタシステムの研究開発を行っています。

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研究の現場から

VRでリアルな運転状況を作り生体計測を実施

山越研究室

安全運転支援システムや携帯型医療機器に役立つ研究・開発

模擬運転中の生体情報を計測。飲酒運転撲滅のための光学的血中アルコール計測技術や、脳に「うなり」を送り眠気を覚ますことが有効的など、多くのことが分かってきました。他にも携帯型医療機器の開発など、独自に考案・開発した生体計測法が注目されています。安全、快適、健康な日々のために、研究者の熱い想いが形になろうとしています。

作田研究室

パズル・ゲームを題材とした
人工知能分野の開発研究

ゲームやパズルを題材とした人工知能(コンピュータに人間の思考を模倣させる、あるいは凌駕させる)分野の研究をしています。特に、隠された情報がある状態でプレイする不完全情報ゲームの研究を進めており、衝立将棋、DI将棋が現在の主な対象です。人工知能技術でコンピュータプレイヤーを作り、さまざまな角度からアプローチを重ね、より強固なシステムを開発していきます。

森園研究室

サポーターの役割を果たす着用型ロボットと人間の腕のようなロボットアームを究める

人間に装着し動きを補うロボットの研究を進めています。着用型ロボットは人間の肘と前腕にフィットしてズレの少ないサポーター感覚を追求。口ボットアームは人間の腕の筋肉と骨格を工学的に模倣したもので、現在は制御の上でどのような利点があるのかを調べています。どちらも、普段の暮らしの中で役立つスムーズかつスマートな、人にやさしいロボットヘのアプローチです。

資格

正規科目と課外講座両面から幅広く情報系資格取得をサポート

正規科目でMOSやITパスポート、基本情報技術者に対応した授業を実施し、
単位取得と資格取得を両立させやすいカリキュラム構成にしています。
また、情報工学部共同でCCNAやLinuCなどの講座を時間外に開講し、レベルの高い資格取得もサポートしています。

取得できる教員免許状 高等学校教諭一種(数学、情報) / 中学校教諭一種(数学)
取得を支援している資格 ITパスポート / 基本情報技術者試験 / MOS(Microsoft Office Specialist) /
Webクリエイター能力認定試験 / LinuC (Linux Professional Certification) / CCNA(Cisco Certified Network Associate)

※資格取得には所定の単位取得が必要です。(取得を支援している資格は除く)
※上表の資格は2018年度実績であり、2019年度は変更になる場合があります。

就職

就職率 100%

(2019年3月卒業者実績)

 
  • 全卒業者…………………103
  • 就職希望者…………………82
  • 就職者…………………82
  • 大学院進学者数…………………17
【就職状況】

⟨ 就職先一覧 過去3年実績 ⟩ 一部抜粋

※順不同 ※法人名称はすべて略称 ※企業名は採用時のものです

京セラ/デル/日本郵便/曙ブレーキ工業/SCSK/九電工/アルファシステムズ/システナ/NSD/日本コムシス/セブンーイレブン・ジャパン/Minoriソリューションズ/富士ソフト/WDB工学/日本システムウエア/ジャステック/長崎キャノン/富士電機ITソリューション/太平電業/リコージャパン

内定者メッセージ

自ら考えて主体的に学ぶ姿勢が
企業に評価され内定を獲得しました。

丸山 翼 さん

大学院 情報システム工学専攻 2年 (福岡県 京都高校)
内定先:京セラ株式会社
 

VR眼鏡を装着し指に触診時の感触を伝えるデバイスを使い、歯学の研修で使用する訓練システムを開発していました。知識技術以外でも、主体的な姿勢を修得できたと思っています。インターンシップ先でも、この姿勢をアピールし、内定をいただきました。自ら学ぶ姿勢を保ちグローバルに活躍できる技術者になることが、今後の目標です。

この上ない好環境の中で積み重ねた
スキルを開発現場で活かしたいです。

山口 陽一 さん

情報工学部 情報システム工学科 4年 (佐賀県 唐津西高校)
内定先:安川情報システム株式会社

安全な内視鏡手術を実現するための教示画像ツール開発に取り組んでいます。人の命に関わる研究なのでやりがいもより大きいです。熱心な先生や最先端の施設がそろった、この上ない好環境の中、存分に積むことができたスキルが内定に通じたと感じています。交通分野など暮らしを快適にするシステムづくりを手掛けていければと思っています。

教員メッセージ

「モノづくりの分かる」情報技術者として
ロボットloTの新時代をひらく。

情報システム工学科 学科長 森園 哲也 教授

今、そして未来に欠かせない「loT(モノのインターネット)」。情報技術を社会基盤として、モノとモノがつながる時代に必要とされる知識や技術を「情報技術」「ロボット制御」「生体システム」の三つの専門領域を通じて学修します。目指すのは「モノづくりの分かる情報技術者」。モノをつくることへの情熱と自主自律の精神を有する情報技術のエキスパートとして、社会の幅広い分野で貢献する人材を育みます。

※学生の学年表記は取材時のものです。
  • 学生メッセージ「FIT Dream Magazine」気になるキーワードから在学生・卒業生の体験談を探してみて下さい。
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その非常識が、常識になる。[研究室紹介動画]

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