情報通信工学科 情報通信工学科
学びの特色
情報通信施設は重要なインフラ
道路や鉄道などの交通、送電網、上下水道といった産業や生活の基盤となるインフラ。「情報通信施設」も重要なインフラのひとつで、それを支えるICT(情報通信技術)の役割はとてつもなく大きいものです。
情報通信のプロフェッショナルに
本学科では、離れた場所と場所のコミュニケーションを実現させる「通信技術」や、通信によって情報を伝達させる仕組みである「情報・ネットワーク技術」について学修・研究していきます。また、カリキュラムにおいて、第一級陸上特殊無線技士、海上特殊無線技士(第二級、第三級)の資格取得を目指すことができます。
学修・研究領域
通信技術分野
電子、電気通信、有線・無線通信など通信技術についての学修・研究
- 電気回路・電子回路
- 電磁気
- 電磁波
- 光通信
- 情報伝達
- アンテナ
- 無線電力伝送 など
情報・ネットワーク技術分野
プログラミングの修得と情報を伝達させていくための技術についての学修・研究
- ネットワーク
- セキュリティ
- 情報システム
- AR・VR・MR
- クラウドコンピューティング など
ピックアップ授業
ネットワークエンジニアとして求められる基礎知識として、業務用ネットワーク機器の操作や設定に関する操作のほか、IPアドレス、ルーティング、各種ルーティングプロトコルの設定方法について学習します。「CCNA」などの資格講座とも連動しており、資格取得に挑戦すれば、大手ネットワーク企業への就職にも有利な知識やスキルを身につけることができます
過去の授業動画
研究VOICE ~ 4年生に聴きました。
AR技術を用いたCDジャケットの画像 認識による音楽視聴アプリの開発
CDジャケットをスマホにかざせば、曲やMVを視聴したり、アーティストのライブ情報をチェックしたりできる。そんなサービスを提供する音楽視聴アプリがあったら便利ですよね。拡張現実(AR)はそんなことを可能にする技術。サービスそのものは世の中の仕組みが必要ですが、システムなら自分で実現できます。そこで、まずアプリのホームと下層ページのつくりや「Listening Mode」の挙動、「AR Mode」における表現など細かな仕様を決めていきました。開発自体は3D/2D描画やサウンド再生に長けたゲーム開発プラットフォームベースに、独自部分をプログラミングでつくり込んでいます。音源もサーバにデモを用意しました。「まるでブックレットをめくっているかのよう」なARやMV再生の仕掛けなど、ほぼ思いどおりのものがつくれたと思います。もし、このシステムがレーベルに採用されて市販のCDに実装されたら、もしかすると、音楽業界のプロモーションの常識を変えてしまうかもしれません。
先輩たちの卒業研究の主なテーマ
- 災害情報通信システムに関する研究
- フォトニック結晶構造を用いた超小型光回路の研究
- スマートモビリティを実現する車両間通信に関する研究
- 知的アルゴリズムに基づいたネットワーク・トラフィック制御に関する研究
- ドローンの安全監視飛行システムに関する研究
- 電磁波エナジーハーベスティングに関する研究
- 次世代車椅子テニスに関する研究 など
取得できる資格
情報、ネットワーク、有線・無線通信など
豊富な資格取得に対応
カリキュラムにおいて「情報」「ネットワーク」「有線・無線通信」などの資格取得が可能。本学屈指の資格取得支援体制を整えています。 学部4学科連携による情報系資格の取得支援講座も受講できます。
取得できる資格
- 第一級陸上特殊無線技士
- 海上特殊無線技士(第二級、第三級)
取得できる教員免許状
- 高等学校教諭一種(数学、情報)
- 中学校教諭一種(数学)
試験が一部免除される資格
- 第一級陸上無線技術士
- 工事担任者(ネットワーク接続技術者)
- 電気通信主任技術者(伝送交換主任技術者、線路主任技術者)
取得を支援している資格
- 情報セキュリティマネジメント
- ネットワークスペシャリスト
- 基本情報技術者
- LinuC(Linux Professional Certification)
- CCNA(Cisco Certified Network Associate)
※「取得できる資格・教員免許状」は所定の単位取得が必要です。
※上表の資格は2022年度実績です。
就職実績
就職先一覧 過去3年間の主な実績
※50音順。企業名は採用当時の名称、また、法人格は省略。
- インターネットイニシアティブ(IIJ)
- NECネッツエスアイ
- エヌ・ティ・ティ・ドコモ
- KDDI
- GMOインターネットグループ
- 西日本電信電話(NTT西日本)
- 西日本旅客鉄道
- 日本貨物鉄道
- 日本コムシス
- 日本電気航空宇宙システム
- 日本放送協会(NHK)
- 放送衛星システム(B-SAT)
カリキュラム表
大学院 情報通信工学専攻
高度情報化社会を構築できる優れた技術力を養成
時代と社会の変化に応じてますます高度化・多様化する情報通信技術を担う情報通信技術者および研究者を育成するため、情報伝送工学・環境電磁工学・システム情報工学・情報ネットワーク工学の4授業科目区分を設けています。