社会環境学科 社会環境学科

学びのキーワード

  • 持続可能な社会(SDGs)
  • 環境・生態系
  • 防災
  • 地域創生
  • まちづくり
  • 経営・貿易
  • 法学・国際法
  • 統計・データ
  • 越えていく文系
  • フィールドワーク

学びの特色

「文系を越えた」生きた学びを修得

多岐にわたる環境問題は、今、国境を越えて解決が求められる重要なテーマとして扱われています。本学科では「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向け、社会課題の解決を目指す研究を進めています。領域を越えた生きた学びは、サスティナブルな社会づくりが求められる未来において、特定の業界だけでなく、幅広い分野で必要とされる力となっています。

専門性をもって多様な 課題解決のための力を育む

経営活動に必要なビジネススキルを学ぶ「経営」コースと、地域活動に関連するスキルを総合的に学ぶ「地域」の2コース制を採用。多様な課題解決に必要な知識と能力を修得し、一人ひとりが高い専門性をもって持続可能な社会に貢献することを目指します。

学修・研究領域コース詳細はこちら

「経営」分野

経営活動に求められる戦略策定や組織統制、マーケティング、組織の財務・経理、社会的責任や法制度などを社会環境の知識をベースに学修・研究

●会計・簿記論 ●マーケティング論 ●企業論 ●経営学

「地域」分野

地域に関する政策や教育、環境保全、地域活動、防災、組織の役割など社会環境の知識と、フィールドワークや地理情報システムを組み合わせて学修・研究

●自然環境 ●地理情報 ●防災 ●まちづくり

ピックアップ授業

この授業の学修テーマから、学科の2つのコースの特色がわかります。今年度において、経営コースは経営やビジネスというものをゲームを通じて体験する「戦略マネジメントゲーム」を、地域コースは篠栗町と連携し実際に町が抱えている課題の解決に挑む「鳴淵ダム周辺の利用について」をテーマに実践的な学修を行いました。

研究VOICE ~ 4年生に聴きました。

【例】台湾と日本の経済関係について

国際分業や貿易論、アジア経済などの領域の研究に取り組む藤井研究室では、毎年、台湾の協定校との協働学修を行っています。今年度は、SDGsをテーマに、日台混合の少人数グループでその各Goalについて考える協働ワークを実施。「交通」についての議論で、日台のインフラの違いや台湾のバイク文化の面白さを知ることができました。卒業研究の方向性決めにも国際交流の体験が役立っています。今は研究の枠組を構築している段階で、「日本と台湾との貿易関係や投資関係」「日台それぞれのコロナ禍の経済面における影響」などを、仮説を立てる・調査する・検証する・評価するといったサイクルを繰り返して情報をまとめています。調査にあたっては、先行研究論文を読んだり、アジア開発銀行が公開しているデータベースから台湾の経済統計を調べたり。藤井教授のところにもよく相談に行っています。

先輩たちの卒業研究の主なテーマ

経営コース
  • 新宮町周辺地域への家具販売店の集積効果について
  • 韓国のアイドルが日本に与える経済効果~K-POP市場の展開~
  • 経済発展と環境保全~開発途上国の環境問題と経済の持続可能性~ など

【例】ミズギワゴミムシの生息状況について

「ミズギワゴミムシ」という昆虫を知っていますか?オサムシ科の昆虫で、珍しいことに河口部のような汽水域に生息する種もいます。しかし、その種の中には絶滅の危機に瀕しているものもあり、調査が求められています。

私の夢はミズギワゴミムシが図鑑に載って、もっと子どもたちに知られるようになること。とはいえ、ミズギワゴミムシの研究に取り組むのは乾研究室では私が初めてなうえ、卒業研究の時間には限りがあります。そこで、研究を後輩に引き継いでいけるよう、まずは2つのことに取り組むことにしました。ひとつは、国土交通省の「河川環境データベース」の情報をもとにミズギワゴミムシの生息状況が一目でわかる分布図を作成すること。これには地理情報システムを用います。もうひとつは、ミズギワゴミムシの生息場所の現地調査を行うこと。九州西南部のみ生息が確認されている種などは、調査の情報そのものが貴重です。私の研究を次の段階につなげたいと思っています。

先輩たちの卒業研究の主なテーマ

地域コース
  • 熊本地震を経験した若者の防災意識の現状と変化
  • 街区公園の設備の実態調査と防犯性の評価 
  • 汽水淡水魚類の分布と生息環境 など

取得できる資格

環境やビジネス関連の資格取得を
正課・課外の講座を通じて支援

学科での学修と関連性の高い資格取得を積極的に支援。また、「GIS学術士」などの地域分析・環境関連の資格や、ビジネスに役立つ資格の取得も支援しています。

取得できる教員免許状

  • 高等学校教諭一種(公民)
  • 中学校教諭一種(社会)

取得を支援している資格

  • eco検定(環境社会検定試験)®
  • 環境管理士
  • MOS(Microsoft Office Specialist)
  • 3R・低炭素社会検定(リーダー・ゴールド)
  • 日商簿記検定(2級・3級)
  • リテールマーケティング(販売士)検定(2級・3級)
  • GIS学術士
  • ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)(2級・3級)
  • 法学検定(スタンダード〈中級〉コース)

※「取得できる資格・教員免許状」は所定の単位取得が必要です。
※上表の資格は2022年度実績です。

就職実績

全卒業者数
183
就職者数
174
就職希望者数
174
大学院進学者数
3

就職先一覧 過去3年間の主な実績

※50音順。企業名は採用当時の名称、また、法人格は省略。

  • ANA福岡空港
  • 鹿児島銀行
  • 九電工
  • 大和ハウス工業
  • 西日本シティ銀行
  • 日本製鉄
  • 日本通運
  • パスコ
  • ピエトロ
  • 福岡銀行
  • 三菱電機住環境システムズ
  • 山崎製パン

カリキュラム表

大学院 社会環境学専攻

高度な専門知識を身につけ環境の時代をリード

環境問題を解決し、持続可能な社会の実現に向けて経済経営・法政策や環境教育を中心に高度な専門知識を修得。調査研究を通して解決策を見出すため、社会技術の応用的実務能力・協働等を兼ね備えた高度職業人を養成します。

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