ニュースリリース(マスコミの方へ)~「もったいない」から「健康」を~「未熟ミカン」×「三番茶」で抗肥満?長谷研究室に科研費助成が内定

収穫前に間引かれる規格外の果物など、わが国における消費者に届かない農水産物。こうした1次産業(農水産業)の生産段階でのフードロスに着目した本学の工学部生命環境化学科の長谷研究室では、廃棄される農水産物を有効に利用し、健康増進に役立つ機能性食品の開発を行っています。今回長谷研究室では温州ミカンの生産過程で間引き、廃棄される「未熟ミカン」と、多くの茶農家で質が劣るとして廃棄される「三番茶葉」を混合発酵した新たな茶葉について抗肥満化作用の可能性を検討します。この研究に対して今年度(平成31年度)から文科省の科研費助成が内定しました。

「もったいない」農作物を「健康」に昇華する。長谷研究室の取り組みについて、注目していただき、取材・報道を頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。

▲長谷(田丸)靜香:(はせ(たまる)・しづか) 
▲未熟ミカン

福岡工業大学 工学部・生命環境化学科 准教授 (食品栄養学専門)
未利用資源である農水産物を用いて、肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病予防に寄与する加工食品の開発に取り組む。

研究のポイント

未熟ミカン

温州ミカンの収穫過程で「間引かれる」直径3~4センチほどの小さなミカン。
生産農家では有効利用されることなく、そのまま廃棄されています。

三番茶葉

秋冬に刈り取られる緑茶葉。カテキンなどの機能成分を多く含むものの、うまみの面で劣ります。
多くの茶農家では売れ残り在庫を抱える傾向にあり、消費者の手に届くことなく破棄されている現状があります。

研究が目指すところ

「未熟ミカン」には抗肥満作用のあるポリフェノールの一種、「ヘスペリジン」が出荷される食用の 温州ミカンよりもより多く含まれることが分かっています。ヘスペリジンは水に溶けにくく、食品への応用が難しいという課題がありましたが、未熟ミカンと三番茶葉を独自の方法で混合、さらに酸化発酵させた混合茶葉を作ることで、効果的な摂取ができる可能性が見出されました。研究を進めて、その可能性を確認することで「未熟ミカン」×「三番茶葉」の発酵茶の機能性を実証し、「もったいない」農作物から魅力的な機能性食品を商品化することを目指していきます。

科研費(科学研究助成事業)

研究種目名:可溶性ヘスペリジン高含有茶飲料の抗肥満化作用のメカニズム解明
補助事業期間 平成31年度~平成33年度

 

取材のお申込み・本件発信部署

福岡工業大学 広報課 (担当:池田)
TEL:092-606-0607

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