
安全でワクワクする
お客様の空の旅を支えています。
ANA福岡空港株式会社
旅客サービス部 担当:国内線業務 勤務
旅客サービス部 担当:国内線業務 勤務
地域コース
2023年3月卒業
久冨 唯人さん
※ 2024年9月取材時
福岡空港のグランドスタッフとして多様な業務に従事。
福岡空港でのカウンター業務、手荷物受託業務、出発ゲート業務、ラウンジ業務などを主に担当しています。カウンター業務は、発券手続きやお客様からの問い合わせ対応が中心です。手荷物受託業務は、お客様の手荷物の中に輸送できない物品が無いかを確認しながら、手荷物をお預かりする業務です。お客様と最初に接する場所のため、日常にない空の旅のワクワク感を味わっていただけるような対応を心掛け、安全を第一に手続きを行っています。出発ゲート業務は、搭乗口で客室乗務員に引継ぎを行うほか、アナウンスなどの正確な情報提供とスムーズなご案内により、安全運航・定時出発を目指しています。正確かつ迅速な判断が求められるため、時間通りに出発ができた際には格別な達成感を得ることができます。2024年度からは、ラウンジでの業務にも携わるようになりました。ANA会員ステータスをお持ちのお客様を中心にした対応で、出発前のお客様がより快適にくつろげる空間になるように、さらに特別感や満足感を感じていただけるように丁寧な対応を意識し、先輩を見習いながら業務にあたっています。

お客様への対応を通じて感じる成長の手応えとやりがい。
幼い頃から福岡空港に通うほど飛行機が大好きで、航空業界に憧れていたことが入社の理由です。学生時代のアルバイトに加え、サークル(エコFIT/環境サークル・オアシス部)でのボランティア活動で磨いた接客スキルを活かしたかったことも志望動機の一つで、生まれ育った福岡で働きたいという強い想いもありました。グランドスタッフとして、お客様に特別感やワクワク感を体感していただく対応は基本ですが、一番は安全を守ることが重要です。そのため、多くの規程や業務内容を覚える必要があり勉強が欠かせません。入社当初は業務をこなすことで精一杯でしたが、そんな中でもお客様の不安を解決し、「ありがとう」と言っていただけた時に喜びを感じています。2024年度で入社1年が経ち、以前は周囲の方のサポートが必要だったことも一人でできるようになってきました。
自身の成長とともに、今、改めて仕事の大きなやりがいを実感しています。
自身の成長とともに、今、改めて仕事の大きなやりがいを実感しています。

フィールドワークを通じて得た経験が仕事に活きている。
社会環境学科では、地域コースに所属していました。地域コースでは、人々と触れ合いながら課題解決を考える実践的な授業(フィールドワーク)が行われました。その学びで得たものはグランドスタッフの仕事に大いに活かされています。グランドスタッフの仕事は、様々なニーズに沿った対応が求められます。また、飛行機を日常的に利用されないお客様、頻繁に利用されるお客様、お手伝いが必要なお客様など、それぞれのお客様のニーズに沿った対応が重要になります。地域コースのフィールドワークでは、篠栗町・鳴淵ダム周辺の利活用をテーマに、様々な職種、自治体、住民の方などからお話や意見を伺い、それぞれの意見を取り入れながら多くの方が納得できるような提案を考える作業に取り組みました。このような、それぞれの立場になって考えること、またその考えをチーム全体と共有し、まとめた上で発信するという貴重な経験から得た学びは、今の仕事でも活かされています。

スキルアップのためコントローラー資格を取得したい。
今後は、スキルアップのためにも「コントローラー」の資格取得を目指したいと思っています。最近は、ラウンジやプレミアムカウンターでお客様の対応をすることが増えてきました。この業務は、通常のカウンター以上にスピード感が必要であるため、より一層の発券知識の習得や判断力を磨くことが私自身の課題と感じています。その点、コントローラーは手荷物やカウンターなどの責任者として、それぞれの最終判断を行う役割であることから、日々の業務を通じて必要な力を磨くことができます。まずはロビー、手荷物、保安検査場のコントローラーを目指し、普段の業務の経験を重ねながら自身のスキルアップに繋げる考えです。教えていただいたことや初めて対応したケースはその都度ノートにまとめながら、今後は自分一人でも正確な判断や対応ができるようにさらに知識を深め、お客様からも他の係員からも信頼してもらえるようなグランドスタッフになりたいです。

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社会環境学部は、幅広いフィールドでの多彩な授業が魅力です。学内の講義で知識を身につけ、その知識を基に、学外の様々な方々の協力を得ながら課題解決を図る実践的授業は社会環境学部ならではといえます。チーム活動やプレゼンテーションを行う機会も多いため、私自身、コミュニケーション能力や発信力を身につけることができました。
社会問題や環境問題に興味がある方、実践的学習に興味がある方は社会環境学部への入学を検討してみてください。
大学受験や学部の選択は今後の人生に大きく影響することから、悩んでいる方も多いと思いますが、私自身の経験から「何事も実際に自分で行動し体験や経験すること」が大切だと思います。時間に余裕がある方はオープンキャンパスなどに参加し、ご自身の目で見て、体感してみてはいかがでしょうか。今後の目標につながる、発見や気づきもあるはずです。
皆さんが目指す進路を見つけ、実現できるよう応援しています。
