地域や環境と共に教育分野の学びに注力。
やりがいと成長の手応えを感じています。
3年生
奥 悠耶さん
※2025年6月取材時
今、力を注いでいることは何ですか?
社会環境学部を選んだ理由は、地域や環境分野を広く学べるからです。高校でも普通科環境科学コースに所属していたこと、また高校時代から、北部九州豪雨災害復興支援でのボランティア活動(朝倉市)などに参加してきたこともあって、地域について学べる大学を探していたことが入学に繋がりました。また、地理情報や法律、環境生態、防災、民俗学など環境分野に関わる分野を広く学べること、インタビューやアンケート調査などを行いながら地域課題に取り組むフィールドワークなどの独特な授業にも惹かれました。そうした学習と共に注力しているのが、教員免許(中学社会・高校公民)の取得です。高校時代から子どもたちの体験活動に関わってきたこともあり、将来、教育関係の仕事に携わりたいと思っています。中学・高校の教員をはじめ、社会教育に関わる仕事、あるいは行政や企業から教育に関わる仕事など広い分野を模索しているところです。今、社会教育分野の「環境心理学」という領域に高い関心があるので、大学院へ進学して研究に取り組むことも考えています。

どんなゼミで学んでいますか?
上杉ゼミで、主にGIS(地理情報システム)を利用した地域課題解決に向けた調査・研究や防災活動などに取り組んでいます。GISは、位置情報に関連する様々なデータを地図上に重ね合わせて表示したり、データを分析・管理したりすることができるシステムです。ゼミでは長崎県島原市に赴き、導入されたEVコミュニティバスについて、走行ルートや乗車人数によって変化する「EVバスのバッテリー残量」を調査しました。このデータを持ち帰り、ArcGISというアプリで地形や走行条件とバッテリー残量との関係を分析しました。このほかにも、福岡県古賀市のイベントでの人流調査、防災GO!というアプリを利用した防災活動も実施しています。地域での活動や取り組みは、評価基準を見出すことは難しいのですが、GISを活用すれば地域活動、地域貢献を一つの数値、データとして表すことができます。私は、この上杉ゼミでの活動を通じてGISの使い方や利用法、分析の仕方、考え方、汎用性などを身につけることができました。今後、関心のある教育分野でGISを活用した調査・分析を行い、卒業論文を作成できないか検討しているところです。

積極的に取り組んでいる活動は?
学外の自然体験活動に取り組んでいます。ベースとなっているのは一般社団法人「0村(ゼロムラ)CC」という団体で、その理事を務めながら、子どもたちとの長期キャンプなど、地域と関わりながら自然体験を軸にした活動を行っています。このほかにも多くの団体に所属していますが、その中で、自然体験活動を通じて子どもたちと接することの楽しさや難しさ、学校教育・社会教育両方の重要性を感じたことから教育分野に関心を持つようになりました。長期キャンプでは運営側として活動しながら、安全管理や事業の企画、運営、関わり方、そして状態把握と判断の大切さ、ものの見方や考え方、説得の仕方、コミュニケーションの仕方など多くのことを学べました。また、大学内ではエコFITという環境サークルに参加しています。現在は副部長を務めていて、海岸清掃や環境フェスティバル、ミュージックイベントでのエコ活動、環境教育活動、企業連携などをメインに、環境問題を身近に考えながら楽しく取り組んでいます。このほかにも「西日本新聞×福岡工業大学アントレプレナーシップ教育企画」という、小中高生の環境問題のプレゼンコンテストのアドバイザーや審査員なども毎年担当するほか、国連大学という機関の北九州RCEユースとして環境問題についてESD(持続可能な教育)の観点から考えるイベントに取り組んだこともありました。どの活動もやりがいがあり、自身の成長に結びついています。
