VRMLブラウザの操作法
                                       更新日:2005/09/02
                                                 トップページに戻る

■ ナビゲーション方法

・ナビゲーションバーを表示させる.→ ポップアップメニューの"Show Toolbars"
・ナビゲーションバーを消す.→ ポップアップメニューの"Hide Toolbars"
・ヘッドライトをオン・オフする.→ ポップアップメニューの"Headlight"
・3次元空間の移動モードを設定する.→ 下図のWalk,Fly,Examineをクリック
                     あるいは,ポップアップメニューの"Navigation"から選択
・移動スピードを変更する.→ ポップアップメニューの"Speed"の中から選択
                   さらに,"Shift"キー,"Shift"+"Ctrl"を押しながらドラッグする
・世界全体を表示させる.→ 下図参照
・初期状態に戻す.→ 下図参照
・3次元世界を水平に戻す.→ 下図参照
・設置カメラを切り替える.→ 2種類の方法がある(下図参照).



<フルスクリーン表示> ・・・ 要注意
・ポップアップメニューの"Full Screen"により,モニタ画面全体に3次元世界を迫力満点で表示させることができる.ただし,通常の画面に戻す方法を確認してから操作すること.通常の画面に戻すには,Escキー,あるいはF11キー,あるいはポップアップメニューを使う.



■ レンダリング条件の設定方法

 以下の操作は全て下図のウィンドウ(Rendererタグ)で行うことができる.

・ハードウェアレンダリングで表示させたい.→ OpenGLあるいはDirectX Rendererを選択
・ソフトウェアレンダリングで表示させたい.→ R98 Rendererを選択
・ワイヤーフレーム表示をオン・オフしたい.→ Wire frame rendering modeにレ点を付ける
・フォンシェーディングを行いたい.→ R98 Renderer,Phong lighting model
・グローシェーディングを行いたい.→ R98 Renderer,Phong lighting modelのレ点をとる
・静止時アンチエイリアシングをオン・オフにしたい.→ idle-time(still scenes)
・ミップマッピングをオン・オフにしたい.→ R98 Renderer,Use textures mip-mapping
・テクスチャマッピングをオン・オフしたい.→ Do not render textures
・テクスチャ画像を高品質にしたい.→ Optimize textures for quality
・モーションブラーをオン・オフしたい.→ R98 Renderer,Motion blur effect
・カラーディザリングの効果を確認したい.→ Dither colors if needed
・Zバッファの精度を上げたい(16 bit → 32 bit).→ R98 Renderer,Extended Z-buffer



<その他>
・背景の色を変えたい.→ Generalタグ,Background color: 色を選択
・フレームレートを表示させたい.→ Generalタグ,Display frame rate: Frames per second
・物体に衝突せずにすり抜けられるようにしたい.→Navigationタグ,Collision detection: Never
・CAD向きのユーザインターフェイスに切り替えたい.→ Skinタグ,CAD-like



■ こんなときどうする?

◆処理が重たく動きがぎこちない.

 @アンチエイリアスがオンになっている.→ オフにする.
 Aソフトレンダラー(R98)になっている.→ DirectXあるいはOpenGLにする.
 Bたくさんのプログラムを同時に起動している.→ 他のプログラムを終了させる.
 Cフォンシェーディングがオンになっている.→ オフにする.
 Dパソコンの性能が悪い.→ ウィンドウサイズを小さくする.画面の色数を減らす.

◆テクスチャ画像の画質が悪く,四角いピクセルが目立つ.
 ポップアップメニューの"Preferences"をクリックし,"Renderer"タグをクリックし,"Optimize textures for quality"をオンにし,OKボタンを押します.

◆真っ暗で何も表示されない.
 ヘッドライトをオンにしてみます.それでも何も表示されないときには"FIT"をクリックしてみます.それでもだめなときにはソースコード自体に問題があります.

◆移動スピードを最大にしてもほとんど移動しない.
 仮想世界が非常に大きいときにそうなります."Shift"キーと"Ctrl"キーを押しながらマウスをドラッグするともっと速く移動できるようになります.それでも対応できないくらい大きな世界(例えば福岡県全体の地形)の場合には,ポップアップメニューの"Speed", "fastest"を選択してください.それでもだめなときにはソースコードを自分で書き換える必要があります.スケールを変えるだけなので修正は簡単です.

◆表示画面上でマウスの右ボタンをクリックしてもポップアップメニューが出ない
 ユーザが勝手にレンダリング条件などを変更できないようにするため,コンテンツ制作者がそのように設定しているためです.

◆ナビゲーションモードを変更できない.
 制作者が変更できないようにしているためです.ソースコードを保存し,関連部分を書き換えれば変更できるようにできます.

◆VRMLファイルのソースコードが文字化けして読めない.
 gzipで圧縮しているファイルなので解凍すれば読めるようになります.VRMLブラウザは,VRMLファイルをgzip形式で圧縮したファイルも表示することができます.これによりファイルサイズを大幅に小さくできます.gzipで圧縮してできたファイルの拡張子 を".wrl" あるいは ".wrz" に変更すればできあがりです。例えば,"sample.wrl" を gzipで圧縮すると "sample.gz" となりますが,ファイル名を"sample.wrl" に変更すれば完成です.Windows用gzipのダウンロード → http://www.gzip.org/

◆HTMLファイルに埋め込まれたVRMLファイルのソースコードを見たい.
 HTMLファイルのソースのなかにVRMLファイル名が書いてあるので,そのファイルを直接ダウンロードすればソースを見ることができます.