結び目理論でのべき零的な不変量として、Milnor不変量と、Orr不変量と、 Kontsevich不変量のtree部分の3つがある。今回の主結果は、その3つが (次数の調整が要するが)等価であることを示した。この結果,そのtree部分に位相的意味を与え, さらにOrr不変量の図的な計算法も与えた事になる。本講演では、 結び目からべき零的な情報をどう取り出すかを基本から説明し、 ツリーグラフがどう鍵となるかを紹介する。 戻る