九州産業大学数学教室セミナー:アブストラクト 2017年11月18日(土)16:30--17:30 8206教室
講演者:一木 俊助(横浜国立大学)
タイトル:「An improvement of the fundamental transversality lemma」

トムの横断性定理などの横断性に関する諸結果は, 安定写像やジェネリックな写像の研究等,
いわゆる大域的特異点論の研究には不可欠な道具であるといえる.
様々な状況における横断性定理を導く際の基本的な道具として
「the fundamental transversality lemma」とよばれる古くから知られた重要な補題があるが,
John N. Matherは, その補題の仮定を大幅に緩めた結果を導いた.
そして, 最近講演者はそのMatherの結果の仮定を更に緩め, その仮定と結論が必要十分になるところまで拡張を行った.
本講演では, これらの結果及び簡単な適応例をご紹介する.


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