8倍ビーム光ファイバ局所湿度計を用いた透湿度測定に関する研究 |
卒業研究生 | |
石本孝治 | 松尾直樹 |
実験概要 | |
空気中の湿度が、物質の中を透過して一方の側の空気から他方の側の空気に移る現象を一般に透湿と呼んでいるが、実際の透湿は、物体が水蒸気を保持してしまう吸湿と同時に発生し、両者を分離して一方だけの単純な現象にすることは難しい。 また、測定時間が非常に長く、時間経過に対する変化の記述がないものが多く、また測定値が物理量として表現されないものが多い。 そこで、光ファイバを用いた水蒸気の赤外線吸湿特性を利用した局所湿度測定で行うと、様々な濃度測定のなかでも、非接触で場を乱さず、時定数を非常に小さくする事ができ、実時間の測定が可能にできる。 また、光ファイバを用いる事により、光化学系が非常に簡素化され、光断面が小さくなる為、局所の測定が可能になり、局所時間濃度測定に適していると考えられる。 そこで、多重反射ビーム光ファイバ局所湿度計を用いて、さらに再現性の高いデータが取れるよう実験方法を確立することを目的とする。 |
|
実験装置 | |
|
|
![]() |
![]() |