平行平板間の熱及び物質の同時移動の非定常解析


卒業研究生
山森将 金子彰吾
実験概要
平行平板間の熱及び物質の同時移動の非定常解析では温度差(熱)による浮力と、濃度差(物質)による浮力が同時におこり、自由対流を誘起する現象を数値的に厳密に解析する。この現象は伝熱工学における基礎的問題だけでなく、熱工学の分野の応用面でも基礎的問題として取り上げられる。  実際面では乾燥・蒸発などの過程での煙突効果の応用基礎として役立たせることが考えられる。  以前より一様温度及び一様濃度(typeA・typeB)や、一様熱流束及び一様質量流束(typeC・typeD)の平行平板について定常解析は行っているが、非定常解析については、さほど研究されていない。本年度はtypeDについてとくに温度差による浮力と濃度差による浮力が逆向きの非定常解析を主眼とした。  解析にはVXシステムを利用し、プログラムにはFORTRANを使用した。
研究装置