高電圧によりインクなどを引き出して飛翔させる静電誘引形インクジェット技術を応用する取り組みです. 個々のプロジェクトは,以下の通りです.
立体物に対する無駄の少ないコーティング技術の実現を目指す取り組みです.
静電誘引形のインクジェットとロボットアームを用いて,材料の無駄が少ないコーティング装置の実現とそれに関わる理論の確立・解明を目指しています.
静電誘引形のインクジェットのノズルの向きやコーティング対象物の面の向き,ロボットアームやインクジェット装置の制御パラメータとコーティング結果との関係を調べています.
静電誘引形インクジェットの仕組みを応用した嗅覚ディスプレイを実現しようという取り組みです.
静電誘引形インクジェットでは,設定したパラメータによっては,銀杏の葉のような形状でインクを噴射することができます. この仕組みを応用することで,コンプレッサやディフューザを使わない嗅覚ディスプレイが実現できるのではないかと考え, 理論の確立・解明を目指しています.
試作機の作成と希釈したアロマオイルを電気によって引き出せることを確認しています. 今後は,試作機の改良及びさらにデータを取りつつ,インクジェット装置の制御パラメータと材料の飛翔の関係を調べていきます.
食品製造機械に応用し,離型剤の塗布や食品への描画を目指す取り組みです.
食品製造機械で使われている離型剤を非接触で塗布したり,可食インクでの描画を行う装置の実現,それらに関わる理論の確立・解明を目指しています.
離型剤や可食インクを変えながら,インクジェット装置の制御パラメータと印刷・コーティング結果との関係を調べています.
高粘度の物質の描画を目指す取り組みです.
高粘度の物質の塗布の実現とそれに関わる理論の確立・解明を目指しています.
試作機の製作とデータの取得を行っています.外部発表は今後行っていく予定です.