Javaの実行環境の作り方

必要なもの

実行環境を作る

1. JDKのインストール

Javaのソースコードをコンパイルしたり、実行したりするのに必要な「Oracle OpenJDK(Java Development Kit)」をインストールしましょう。

このページからダウンロードします。ここではWebページ作成現在に最新である「Oracle OpenJDK 11.0.2」の場合で説明します。

Windows/x64のzipファイルをダウンロードし、デスクトップなどに保存します。

保存したzipファイルを確認しましょう。

保存したzipファイルを解凍します。解凍したら次のようなファイル名でフォルダが作成され、中にファイルが保存されます。

作成されたフォルダの中身を確認しましょう。サブフォルダ「jdk-11.0.2」が1つあります。このなかにコンパイルやインタプリタなどのファイルが入っています。

サブフォルダ「jdk-11.0.2」をまとめて、Cドライブの「C:\Program Files\Java」内へコピーします。コピー先フォルダ内にある似たような名前のサブフォルダは消さないようにしましょう。

ここで、コピー先フォルダ内のbinフォルダ「C:\Program Files\Java\jdk-11.0.2\bin」(※A)は次の準備で使いますのでメモしておきましょう。

これでJDKのインストールは完了です。

2. JDKのbinフォルダにPATHを通す

JDKのbinフォルダには、Javaのソースコードをコンパイルするコマンドや、Javaプログラムを実行するコマンドなどが入っています。
しかし、このままではこのフォルダに行かないと、これらのコマンドを使用することができません。
そこで、自分がどのフォルダに居てもこれらのコマンドを使用できるようにします。(この作業を「PATHを通す」と言います)

まず、スタートボタンを右クリックして、ダイアログを開きます。次に、システムを選択し表示させて下さい。

左側のメニューから「バージョン情報」を選択し、関連設定の「システム情報」をクリックします。

システムの詳細設定をクリックします。

「詳細設定」タブの、「環境変数」ボタンをクリックします。

「システム環境変数」の中の、「Path」をダブルクリックして下さい。Pathを編集するダイアログが表示されます。

一番最後に、先ほどコピーしたJDKのbinフォルダの場所(※A)を付け加えて下さい。

※もともとある文字列を消してしまわないよう、よくよく注意してください。

追記が終わったら、OKを押して下さい。これで、PATHの設定は終了です。

3. CPad for Java2 SDKのインストールと設定

Javaプログラミングの授業でもお馴染みの開発環境・Cpadをインストールしましょう。

まず、このページからファイルをダウンロードし、解凍して下さい。
すると、中にはもうCpadの実行ファイルが入っています(特別なインストール作業は必要ありません)。

jcpad.exeをダブルクリックすると、次のような画面が表示されますので、OKを押して下さい。

すると、次のような画面が開きます。まずはコンパイラのパスを設定しましょう。
コンパイラ(javac.exe)は、先ほどインストールしたJDKのbinフォルダの中に入っています。その場所を指定して下さい。
直接入力しても、右の参照ボタンを使ってjavac.exeファイルを指定しても構いません。

次に、データの標準の保存場所を指定します。今後、Javaのソースファイル等を保存したい場所を指定して下さい。

※ デフォルトのままでよければ、変更する必要はありません。

OKボタンを押すと、次のようなダイアログが表示される場合がありますが、「はい」を押して大丈夫です。

お馴染みのCPadの画面が表示されたら、設定完了です!

Hello Worldしてみる

設定が完了したら、ちゃんと動くか確認しましょう。

1. ソースコードを書く

CPadを起動し、エディタに次のソースコードを入力してください。

public class HelloWorld {
    public static void main(String[] args) {
		System.out.println("Hello World");
	}
}

2. ソースコードをコンパイルする

ソースコードを書けたら、コンパイルしましょう。図のボタンを押して下さい。

保存ダイアログが表示されるので、ファイル名「HelloWorld.java」で保存します。

メッセージ欄にこのように表示されれば、コンパイル成功です。
もしエラーが発生した場合は、表示されたメッセージをもとにプログラムを修正して下さい。

3. 実行

それでは、先ほど書いたプログラムを実行してみましょう!
図のボタンを押して下さい。

コマンドプロンプト画面が起動し、「Hello World」と表示されていれば成功です!

※ コマンドプロンプトが実行後にすぐに閉じてしまう場合は、CPad for Java2 の実行メニューから設定...を開き、実行タブと進んで実行時のウィンドウ制御の項目を"制御しない"に設定してみましょう。
これに限らず、何かわからないことがあれば先生に質問して下さい。

以上で終了です!お疲れ様でした!!