福岡工業大学

ホーム > 大学総合案内 > 情報工学部 > 情報システム工学科 > この学科の未来へのキーワード

情報工学部 情報システム工学科

らくらく、スイスイ、ワクワクの未来生活。
これまで人の手を必要としてきた、わずらわしい行為や作業を、コンピュータやロボットが代行してくれるとしたら。
使い勝手も使い心地もグーンとアップ。制御技術は、そんな快適な未来を実現させます。

POINT A 「知能情報(人工知能)」
人間の持つ知的活動の発展、生体情報処理の解明、およびコンピュータの発達とともに進歩してきた知能情報システムを様々な分野にわたって、演習を交えながら体系的に学習します。これらの学習結果はロボットをはじめとする知能機械や、知的なソフトウエアの研究、開発に応用可能です。
経験も感情も共有できるロボット

人生を長く生きたい、というのは人類永遠の夢。自分が生きている間の幸せや満足感を、自分とまったく同じように共有できるロボットの存在は、人生を2、3倍長く生きるのと同等です。そのロボットは、自分の意図や要求をくみ取って代行し、達成した行為によって人間に幸せや満足感を与え、感じさせてくれるのです。


Aを実現する授業紹介 人工知能 作田 誠 准教授

相手の駒の見えない将棋(人間VSコンピュータ)
パズルやゲームを通して「考えること」を実現
人間がパズルやゲームをするときには、先々のことを考えたり、推理や直感で選択したりします。 コンピュータのソフトウェアは単なる決まり・手順の集まりを実行しているにすぎませんが、工夫すれば、ある意味では人間を超す能力を持つようになります。
ロボットの知能や人間らしい応答に利用可能
人工知能は人間と同等以上の思考能力をソフトウェアで実現しようとするものです。現在家庭用ロボットが身近になりつつありますが、人工知能の研究はロボットの頭脳を実現します。また、四角四面でない人間らしい応答のできるソフトウェアには既に応用されています。

ページ上部へ

POINT B 「コンピュータ(システムLSI)・ネットワーク」
現在では、コンピュータ(システムLSI)は家電製品や携帯電話など私たちの生活のいたるところで利用され、またそれらがネットワークで結ばれるようになってきています。このようにコンピュータやネットワークの技術は今や社会にとって不可欠なものとなっています。
いつでもどこでも、ユビキタスネットワーク

ちょっと前までは夢物語だった、いつでもどこでも高画質の映像や音楽を友達と共有したり、会話や対戦ゲームを楽しめたりできるユビキタスネットワークが現実になりつつあります。これらをかなえるキーデバイス、身近なものだと薄型テレビや携帯電話などに内蔵されている超小型コンピュータ(システムLSI)の実力のほんの一部なのです。


Bを実現する研究紹介 システムLSIの設計自動化に関する研究 松原 裕之 講師

授業で開発した製品のデモ風景
お手軽なシステムLSIの設計を
薄型テレビなど情報家電に内蔵されるシステムLSIの設計自動化に関する研究を行っています。最先端のシステムLSIは1品種作るのに1年の期間、2億円の費用を要するため、高度な設計自動化の研究を進めてあらゆる情報家電に手軽に搭載できるようにするのが目標です。
やってみてわかる、ハードウェア開発の面白さと難しさ
ハードウェア開発として、システムLSIとFPGAの2つの開発環境を構築。3年後期までにハードウェア・ソフトウェア設計、プリント基板の試作、はんだ付け、評価実験を行い、4年次に高度な卒業研究を行います(就職活動が有利になる、卒業後に即戦力として活躍できる、かも?)。

ページ上部へ

POINT C 「ロボット・制御システム」
制御技術は、家電製品や工場、医療、交通機関などのほか、最近ではロボットの制御やネットワークを用いた遠隔制御などに広く応用されています。制御理論の基礎と応用を学び、演習や卒業研究を通じて、制御システムを設計・解析するエンジニアリングデザイン能力と応用力を養います。
寄り添うように支えてくれるパワーアシストロボット

日常生活の中で、また工場や倉庫などの作業で、いろんな形のパワーアシストロボットが、人の動きや人がやりたいことを瞬時に察して、その人が心地よく作業ができるようにサポートしてくれます。出しゃばらず、そっと寄り添うようにサポートしてくれる、そんなロボットたちが人間の生活や活動を支えます。


Cを実現する研究紹介 小型軽量で操作が楽な着用型間接ロボットシステムの研究 森園 哲也 准教授

着用型ロボットの動作実験風景
小型軽量にするためのメカニズムを研究
小型軽量で、身に着けたり外したりすることが簡単にできる着用型関節ロボットシステムを作っています。現在は、肘関節のサポートを目標に、小型軽量化のためのメカニズムの研究中で、今後はロボットを楽に操作できるように制御する方法も研究していく予定です。
高い壁を乗り越えながら進む面白さがある
服のように簡単に身に着けることができ、思いのままに動いてくれる着用型ロボットを作るのは容易ではありません。研究には多くの壁がありますが、教員と学生がチームメンバーとして一体となり、新しいモノやシステムを創造していけるのが大きな魅力です。

瀬上さんの写真
研究結果を体感できる楽しさがある
情報システム工学科4年/熊本県 東稜高校 瀬上 純さん
(内定先:(株)熊本計算センター)
介護体験で福祉現場の労働のつらさを実感したことがあり、高齢化社会が進んで現場作業者の負担軽減が必要とされている中、その対策のひとつとしてパワーアシストシステムの研究がしたいと考えました。プログラム作成を行い、そのプログラムを実際に動かし、エラー時は修正します。実験装置への導入は大変な作業ですが、自分の体でうまくいったと感じられた時は最高の気分です!

情報システム工学科にはこのほかにも興味深い研究テーマがいっぱい!!
  • ■視覚の謎に挑む
  • ■産業界の要請にこたえる新技術の開発
  • ■マニピュレータの超高精度軌道制御
  • ■誰にでも命令できる家庭用ロボットの研究
  • ■パズルやゲームの人工知能プログラム
  • ■情報システムの分析・設計・構築・運用と利用
  • ■人工衛星画像からの環境情報の抽出・解析手法の開発
  • ■画像認識・画像理解の処理手法の開発
  • ■システムLSIの設計自動化に関する研究
  • ■可視光通信に関する研究
  • ■パワーアシストロボット・ウェアラブルロボットの研究
  • ■知能システムにおける戦略学習と進化
  • ■電気自動車の製作・研究
  • ■磁性流体を用いたポンプの研究開発

ページ上部へ