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2025.06.25
6月11日に坂本文子先生が担当する「地域創生論」で特別講義を実施しました。
教養選択科目である「地域創生論」は、全学部学科を対象に前期全5クラスが開講され、今期は約250名が受講しています。アクティブ・ラーニングを取り入れた講義形式で地域創生や地域自治等に係る知識を得た後に、グループで実際に大学周辺を踏査し、地域活性化に向けた提案を試みる実践的な授業です。
この授業では、人類社会が経験したことのない新たな問いに立ち向かいつつその解決に向けて歩める「未来構想力」、相異なる解が想定される複雑な問題に対処するための知識や思考力を習得できる「幅広い教養」、多様な価値観からなるグループの中でそれぞれの個性を活かしつつ協調しながら問題を解決できる「グローバルマインド」の3つの力をつけるため、サービス・ラーニングに基づいてプログラムが組まれています。
6月11日は、5クラス合同で、合同会社、通称「九州熱風法人よかごつ」代表の大堂良太氏を講師にお招きし、「熱風寮を中心としたまちづくり実践」と題して、主に九州大学の学生らを対象に、糸島市内にある空き家を活用した寮を起点に様々な地域共創のまちづくりについて、ご講義いただきました。
大学生と街を舞台に実際に取り組まれている様子に、受講生らは、単に地域づくりに関わる知識を得ただけでなく、仕事との向き合い方や地域社会との向き合い方などたくさんの刺激を受けたようです。受講後の感想には「今までの授業はどこか自分には関係の無いことのように思っていて、あまり想像つかないようなことをやっていたが、今回の授業で自分の暮らしている町ひとつをとっても何かしらやっており、恐らく自分が何も考えずに使えているものの中には今回のような様々な大人たちが携わっており感謝をしないといけないことがたくさんあると思った。」「地域を元気にすることは楽しいんだと思った。」などがありました。
学生からの質問にも真摯にお答えいただき、貴重な学びの場となりました。本学教養科目では、「地域創生論」の他にも「地域創生PBL」「課題解決型インターンシップ」など実践的な学びの場が準備されています。