
※ 所属、研究内容等は2018年11月の取材当時のものです。
自作した実験装置で、鉄を混入させたアルミナから磁力を利用して鉄を効率的に取り出す研究に取り組む久芳くん。
自動車廃棄物からレアメタルを取り出す実験に使用するため、ドラフトの中で塩酸と硝酸を混ぜた酸化剤「王水」の量を計る。
王水の中に、3種類の廃棄物のサンプル漬けてプレートで熱すると、液面からガスを発生させながら特定の成分が溶け出す。
ドラフトは、有害ガスを中和して外に排出するための標準的な研究設備。王水から発生したガスを中和して排出する仕組みを解説する久保先生。
ガス発生装置と管状炉を組み合わせた実験装置。ガス発生装置で発生したアンモニアや塩化水素を電気炉へ送ってサンプルを加熱させ、液体に溶けるように変化させる。
1100度の電気炉で溶融させたセラミクスを、トング(炉ハサミ)を用いて取り出す。学生は安全のためフェイスシールド、耐火手袋を着用する。
久保研究室では、7人の学生がそれぞれの研究成果をまとめた報告会(プレゼンテーション)が定期的に行われる。
研究室の棚に並ぶ研究材料のスラグ。大から小の順に並んでおり、粒径によって組成・性状が異なる。