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※ 学生の学年等の表記はすべて取材時のものです。

なぜこの学科を選んだのか

高校在学時に進路を決める際、幼い頃から自ら創造したものを具現化する”モノづくり”が好きだったことと、得意科目が理数系であったことから、工業大学への進学を考えていました。ただ、当時の私には「将来こんなことをしたい」という具体的な目標がなかったため、在学中に将来の指針となる目標を見つけられるよう、幅広い分野に精通している大学や、就職を見据えて企業や地域社会への貢献度が高い大学を探していました。そんな中、進学先として目に留まったのが福岡工業大学でした。本学は就職率の高さを誇る県内でも有数の工業大学で、各分野でご活躍されている著名な講師陣のもと、工学に関する専門的技能の学修が可能であること、また就職支援などをはじめとした手厚いサポートを受けられる点を魅力的に感じました。さらに本学の生命環境化学科は、食品・化学・バイオなど、私が関心のある分野の知識について深く学べることを知り、進学することを決めました。

 

この学科で学んだ事

入学すると1ヶ月と経たないうちに、実験の授業が始まりました。実験では危険な薬品を使用することもあるため、実験中に慌てることがないよう、学生は実験当日に向けて「使う試薬は何か?」「特徴は?」「混合させる手順は?」「反応で生成すると推測される物質は何か?」など、使用する薬品に関する知識を予習・復習し、複数の実験結果を想定するなど、徹底的に事前準備をした上で実験を行います。また、実験はグループで行うため、役割分担や情報伝達といったコミュニケーションスキルも大切となります。さらに、実験後に実験データをまとめて提出する場合があり、その際にはグラフや表を一から作成する必要があります。このように「実験」という一つの授業だけでも、「Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価・分析)→Action(改善)」というマネジメントサイクルを繰り返しており、日々意欲的に学修を続ける中で、社会人として必要とされる課題解決能力やコミュニケーションスキルの基礎が形成されたと感じています。

 

卒業後の抱負

卒業後は大手食品メーカーの店舗運営職に就職する予定です。健康的な暮らしの基盤となる「食」を、これまでの消費者としての視点を活かし、今後は生産者として、お客様に直接「おいしい」を届けられる存在となり、豊かな食生活を支えたいと思い志望しました。同社では将来的なキャリア形成として、まずは店舗責任者としてマネジメント経験を積み、ステップアップとして商品開発職に就くことが可能です。店舗というミクロな領域から、本部の商品開発というマクロな領域まで携われる環境は、本学で培った社会人基礎力、そして専攻学科で学び得た専門的技能が大きく役立てられると考えています。お客様に永く愛され続けている食品メーカーである同社に貢献するためにも、まずは店舗運営者として、PDCAサイクルを繰り返しながらマネジメントスキルの向上を図り、より良い商品をお届けできるよう邁進する所存です。

出身:
大分県立大分西高等学校
所属:
桒原研究室
内定先:
山崎製パン株式会社
 

なぜこの学科を選んだのか

私は工業高校に所属していましたが、将来的に教員になりたいと考えていたため、就職ではなく大学へ進学することを決めました。進学先の候補の一つとして、高校の先生から勧められた福岡工業大学のオープンキャンパスに行きました。実際に本学を訪れたことで、魅力的な講師陣や学生課の方々の手厚いサポート体制を知ることができ、さらに充実した施設や設備、学内全体の雰囲気に惹かれ、この大学で学びたいと強く感じ、本学への進学を決めました。「生命環境化学科」を専攻したのは、もともと高校在学時に工業化学科に所属していたため、教員という仕事を目指すにあたり、より深く専門的な知識を身につけ見識を広げたいと考え、「環境エネルギー」「物質化学」「バイオ」「食品」の4分野を実践的に学ぶことができ、さらに中学・高校の理科と工業の免許が取得が望める本学科を選択しました。

この学科で学んだ事

生命環境化学科は「環境エネルギー」「物質化学」「バイオ」「食品」があり、各分野に特化した講師陣が在籍しているため、4分野の専門領域を4年間かけて広く深く学ぶことができました。また、本学科の講師陣は学生との信頼関係を築くことに熱心な方が多く、講義の内容で分からない点があれば、理解できるまで根気強く教えてくださいますし、学生の集中力が続くよう、たまに講義以外の話で楽しませてくれるなど、同じ教員を目指す身として勉強になる毎日でした。

卒業後の抱負

卒業後の抱負は、「生徒の可能性を最大限に伸ばすことのできる教員になること」です。私が着任する工業高校は、生徒のほとんどが卒業後すぐに就職するため、教員として社会で必要とされる人材を育成するべく、本学で学び得た工業化学科特有の専門知識を共有し、コミュニケーションスキルや課題の発見・解決能力を養うことで、人間力を高めるサポートができればと考えています。また、私は幼少期から吃音を持っており、そのことで辛く苦しい経験をしたこともあり、一時は教員になることを諦めかけたこともありました。しかし、私はありのままの自分を受け入れようと思えたことで、吃音に対するコンプレックスを解消することができました。その経験から、様々な個性を受け入れる「多様性尊重の気持ち」を養うことができました。どのような組織にもマイノリティー(少数派)な人々は必ず存在します。しかし、社会はそんなマイノリティーが集まった個性の集合体です。互いの違いを理解し尊重する。それこそが社会のあるべき本来の姿だと考えています。夢だった教員となった今、私は生徒の多様な個性を尊重し、伸びやかに勉学に励めるよう環境作りに取り組むことで、生徒の可能性を最大限に伸ばしていきたいと思っています。

内定先

私が教員を目指したのは、中学一年生の時に出逢った担任の先生の存在が大きいと感じています。先生は、当時吃音が原因で人間関係に悩んでいた私に気づき、優しく声をかけてくださり、問題解決に導いてくれました。この経験から、教師という職業の「使命感」と「人間的魅力」に惹かれ、教員を志しました。 就職先として工業高校の工業化学を志望した理由は、私自身が工業高校の工業化学科を卒業しており、化学の面白さや深みを次世代に伝える教育現場に身を置きたいと考えたからです。しかし、教員採用において工業化学の求人数は少ないのが実情です。そんな中、就職志望先の高校から、2017年以来4年ぶりに求人情報が出され、私は絶対にこのチャンスを逃したくないと思いすぐにエントリーしました。 1次試験は筆記試験の対策、2次試験では実技試験・面接・模擬授業の対策を行いました。2次試験の実技試験では、学生実験の際に使用した器具などを使用させて頂いたことで、より本番に近い状態で対策を行うことができました。また、模擬授業と面接の対策は、教職課程の先生に加え、研究室の赤木先生と徹底的に練習したことで自信を持って受験することができました。 合格をした際には、在学中にお世話になった方々一人ひとりにご報告をしました。皆さん自分のことのように喜んでくださり、本当に沢山の方々の支えがあって今の自分があることを改めて実感しました。福岡工業大学で学んだ4年間は生涯の財産であり、本学を卒業することを誇りに思います。これからは教員として、生徒と真摯に向き合い、生徒の支えになれるよう精進していく所存です。

出身:
福岡県立八女工業高等学校
所属:
赤木研究室
内定先:
福岡県教育委員会 高校 工業(工業化学)
 

なぜ、この学科を選んだのか

高校生の頃、自身が好きな生物学や化学について、より深く専門的な知識を学びたいと思い、卒業後は理学部のある大学で、化学科や生物科を専攻したいと考えていました。進学先を検討している中で、高校の担任の先生から福岡工業大学を紹介されたことがきっかけとなり、進学先の大学として視野に入れることになりました。同校には私が当初検討していた「理学部」はありませんでしたが、「工学部」「情報工学部」「社会環境学部」という3つの学部の中に、さらに細分化された専門学科が複数設けられており、特に「生命環境化学科」は私が専攻を希望していた化学・バイオに加えて、環境・エネルギーや食品など、多様な専門分野について学ぶことができる点に魅力を感じました。また、「就職の福工大」と言われる所以である、社会情勢に左右されない就職率の高さも、進学先として選んだ決め手でした。

この学科で学んだこと、得たこと、感じたこと

大学入学後に感じた、これまでの学生生活との大きな違いは、学生の自主性や行動力の高さです。単純なカリキュラムの消化ではなく、学生一人ひとりが学修の目標を持ち、向学心・探究心・チャレンジ精神を養いながら、専攻分野の学修・研究に取り組んでいます。そんな彼らと同じ学習環境下に身を置き、切磋琢磨しながら互いの見識を深め合っていると、改めて「学ぶ」という愉しさに気づくことができ、同時に自ら進んで知識を得るために勉強することが重要であると感じました。 在学中、特に自身の力になったと感じているのは、授業の一環である実験後のレポート作成です。作成にあたり、毎回図書館に行っては参考文献を探してひたすら読み込み、文章にまとめるというとことの繰り返しで大変な思いをしましたが、この経験のおかげで沢山の学びを得ただけでなく、考察することで自身の知識の再確認ができ、足りない知識は補うという自働的な習慣が身につきました。この習慣から得た力は、自身に合った就職先を探す際の機動力となり、スムーズなエントリーシートの作成に役立てられ、就職活動の場においてこれまで培った力を遺憾無く発揮できたと自負しています。

卒業後の抱負

卒業後は社会人として今までより一層責任感を持ち、節度ある行動を心がけ、在学中に培ったスキルを活かしながら、社会に貢献できる人財になりたいと考えています。また、社会生活の中で尊敬する人を見つけ、その人物の善い行いを真似ることで、自身の成長に繋げたいと考えており、本学で学んだ向学の精神を胸に、日頃から絶え間ない努力や勉強を続けていく所存です。

内定先

内定先は、医薬品の製造から販売までの業務を一貫して行う複合型医薬品企業です。高校生の頃に抱いていた医薬品に携わる職に就きたいという気持ちから志望しました。医薬品事業ということから就職後も薬品に関して知識を増やす必要があるのですが、この大学生活で得た自主性や行動力を活かして多くの知識を身につけ、貢献できるようになりたいです。

出身:
佐賀県立鳥栖高等学校
所属:
三田研究室
内定先:
(株)富士薬品
 
 

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