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メッセージ

※ 学生の学年等の表記はすべて取材時のものです。

福工大を選んだ理由

好きだった化学と生物に関連する専門分野を学ぶために。

高校時代の授業が影響しています。好きだった科目が、「化学」と「生物」の理科分野。大学では、化学と生物の延長線上にある「バイオ」「製薬」「食品衛生」「食品分析」などを専門的に学びたいと考えていたので、最適だった福工大の生命環境化学科を選びました。また研究室も、医療に関係する研究に取り組んでいる赤木研究室へ入りました。この研究室では、再生医療への応用が期待されているiPS細胞の大もととなったES細胞の自己複製能解析や、免疫不全患者に認められた好中球の変異型遺伝子の機能解析を行っていて、研究のやりがいを感じました。

 

研究室での研究について

テーマはES細胞の「自己複製能のメカニズム解明」。

私の研究テーマは、ES細胞と呼ばれる多能性幹細胞における「自己複製能のメカニズム解明」です。ES細胞が自己複製するためには、STAT3がリン酸と二量体化することが必要です。研究では、このSTAT3のアミノ酸配列を組み換えたSTAT3を細胞内に入れ、二量体化させることでSTAT3内でのアミノ酸が自己複製に必要なのかを確認しています。今後は、卒業論文の研究にさらに取り組みながら、学会でも使用できるもっと信頼度の高いデータの収集に力を注ぐつもりです。

 

内定先企業を選んだ理由

新型コロナウイルスの感染防止に関わる仕事を志望。

内定したKMバイオロジクス株式会社は、「ヒト用ワクチン」「動物用ワクチン」「血漿分画製剤」「新生児マススクリーニング」といった、感染症予防と疾病の治療で人々の健康に貢献しており、国内製「新型コロナウイルスワクチン」の開発にも取り組んでいます。私の学生時代の半分以上は、新型コロナウイルスによって様々な制限を受けました。この企業を選んだのも、これから学生になる人たちのために新型コロナウイルス感染防止に関わる職業に就きたかったからです。ワクチンは病気になる前の段階の対策になりますが、治療薬等よりもワクチンを開発している企業で活躍したいと思い志望しました。

 

内定先企業で活きる能力

遺伝子工学や分子生物学で学んだ知識を活かせるはず。

ワクチンを作るには、まずウイルスや細菌の毒性を弱めて病原性をなくしたり、感染する能力を失わせたりする必要があります。また、ウイルスや細菌を研究するためには、ウイルスや細菌を培養しなければなりません。私が所属している研究室では、ES細胞というマウスの受精卵由来の細胞やHEK293細胞という腎臓由来の細胞、大腸菌などを培養しており、研究で得たそれらの知識はウイルスや細菌の培養にも活かせると考えています。現在、新型コロナウイルスのワクチンで利用されているmRNAなどについても、遺伝子工学や分子生物学で学んだので、きっとその知識を役立てられると思います。

 

今後の目標や将来の夢

ワクチンをより早く安全に製造する方法を考えたい。

私は、人が健康を損なう前の段階から、健康維持に貢献したいという想いがあります。ですから入社後も製造品質、安定供給、安全性向上などの業務に関わって、広い分野を学びながら、必要なときに人々が安心してワクチンを接種できるような社会を目指したいです。日本人は、今回の新型コロナウイルスのパンデミックによって、海外よりも感染症の対策効果が非常に高いことが分かりました。これから、もっと日本人が感染症と上手く付き合っていけるように、新しいウイルスによる感染症が流行した際には、より早く安全に、ワクチンを製造・提供できる方法等も考えていきたいです。

出身:
広島県広島国際学院高等学校
所属:
赤木研究室
内定先:
KMバイオロジクス株式会社
 

福工大を選んだ理由

手厚い就活サポートと高い就職率が魅力だった。

福工大を選んだのは就職活動のサポートが手厚く、就職率が高いからにほかなりません。また、高校の先生が「この大学なら」と進学を勧めてくださったことも理由の一つです。私にとって高校時代に学習してきた「化学」や「物理」をベースにした講義を、各分野でご活躍されている著名な講師陣のもとで受けられることは大きな魅力でした。工業系大学といえば、私も今までほとんど学んだことのない機械、電子、情報などの分野をイメージしがちですが、その点、福工大の生命環境化学科は、化学・物理の関連分野を学べます。このことも、福工大への入学を後押ししてくれました。

研究室での研究について

物質の性質や反応の違いをコンピュータで視覚的に理解。

私が所属するのは、学科で最もIT分野に近い研究が行われている蒲池研究室です。この研究室は、機器や試薬を用いた実験などを行わないことが特徴で、汎用性が高くどの分野でも役立つコンピュータ能力を学び高められることから選びました。私の研究テーマは、「硫化カルボニル合成反応の触媒機構に関する理論的研究」。実験では簡単に捉えることの出来ない物質の性質や反応の違いを、コンピュータを用いて視覚的に理解することができます。今後は研究課題について、コンピュータを用いたシミュレーションで私なりの解答を導き、2月の研究発表に向けての卒業論文を充実させていきます。

内定先企業を選んだ理由

講義で知ったこの会社に興味を持ったことがきっかけ。

2・3年次に学んだ「化学工学」の講義の中で、内定先企業である新日本熱学株式会社のことが何度か出てきたことがあり、どんな仕事をしているのか興味を持ちました。そこで、4年生になって本格的な就職活動に取り組む際に、化学工学を担当した松山教授の研究室を訪問。様々な話を伺うなか、この会社を紹介して頂いたことが入社につながりました。同社は、化学プラントなどの断熱工事や鉄工工事、プラントメンテナンスなどの施工管理を主な業務としていますが、この会社の事業を通じて地域に貢献にしていきたいと思っています。

内定先企業で活用される能力

研究室で高めたコンピュータ能力は活用できるはず。

所属する研究室では、期待通りに多様な分野で役立つコンピュータの能力を磨き、高めることができました。内定先企業の事業である、「熱エネルギーの損失を防ぐ断熱工事」「鉄工工事によるプラント設備・機器の製作」「プラントメンテナンス」など、施工管理という仕事には直接的なつながりはありませんが、事業の各部門でコンピュータを必ず用いるので、コンピュータ能力がきっと活かされるはずです。

今後の目標や将来の夢

現場の仕事を理解し会社を支える人材に成長したい。

入社後の目標は、誰からも頼りにされる「会社の宝」と呼ばれる人材になることです。まずは実際の現場に行って、どのような仕事をしているのかを理解したいと考えています。現場での経験を積み、知識を蓄えた後には、施工管理技士1級の資格にもチャレンジし取得したい。工事を行うにあたっては、他社と協力する必要があるので、職人の方々とたくさんコミュニケーションを取りながら持ち前の明るさで良好な関係を築き、業務を遂行していければと思っています。

出身:
佐賀県立鹿島高等学校
所属:
蒲池研究室
内定先:
新日本熱学株式会社
 

福工大を選んだ理由

「就職率の高さ」に惹かれたことが最大の理由。

自宅から通える私立大学を調べるなかで、福工大の「就職率の高さ」を知り、進学先に選びました。また、現在の所属学科である生命環境化学科に入ったのは、高校時代に授業で有機化学を学び、化学分野に興味を持ったからです。当時、将来的な目標が明確ではなかったので、自分にとって一番興味があって好きな科目だった「化学」に関連する科目を学べることが、学科選択の大きな要因になりました。

研究室での研究について

食品メーカーへの就職率が高い永田研究室に所属。

3年次に食品微生物学や食品化学という講義を受けてから、食品分野に興味が湧きました。この講義をきっかけに進路も明確になり、次第に食に関わる仕事に就きたいと思うようになりました。そこで、食品に関係する研究室の中で、食品メーカーへの就職率が高い永田研究室を選択。現在、南方資源の野菜や果物などに含まれるポリフェノールや、その他の天然成分の生理機能に着目した研究に取り組んでいます。食事成分による免疫力に及ぼす影響、そして健康維持効果の関連性を明らかにすることがテーマですが、特に、沖縄で戦前より食されている野菜のポリフェノールを用いた「免疫系を介した健康維持効果」に関する研究を進めています。

内定先企業を選んだ理由

一年目から責任を持った仕事に携わる喜びがある。

内定先のニビシ醤油株式会社は、主に醤油や味噌などの調味料を製造している食品メーカー。100年続いている老舗企業です。同社を選んだ理由は、土・日・祝日が休みのため仕事とプライベートの時間を両立可能な、ワークライフバランスに優れているから。また、従業員の人数が130人と少ないため一人ひとりに任される仕事が大きく、一年目から責任を持って仕事にあたれることに魅力を感じたからです。

内定先企業で活用される能力

講義で学んだ酵母や醤油・味噌などの知識を活かしたい。

食品微生物や食品毒性学の講義では、酵母や醤油、味噌の作り方なども学びました。入社後に、実際に商品としてどのように工場で製造するかは体験してみなければ分かりませんが、講義によって醤油・味噌に関する一定の知識は身についたので、今後の仕事にも広く活かせると思っています。就活を振り返れば、入社試験の面接で「醤油造りってどんなものと思う?」と聞かれた際に、学んだ知識をベースに適切な受け答えができました。吸収した知識を面接官にアピールでき、また回答を評価されたことは今も私の自信になっています。

今後の目標や将来の夢

経験を積んで商品開発や品質管理などの部署で活躍を。

総合職として採用されたため入社後の配属部署は未定ですが、様々な職種を経験したのちに、ゆくゆくは商品開発や品質管理などの部署で働きたいと思っています。できれば責任ある地位について、「あなたになら安心して業務を任せられる」と言われるような人材に成長したいです。日本の昔ながらの味を守りながら、消費者にとって安心安全で美味しい醤油・味噌を届けたいと今、意を新たにしています。

出身:
福岡県立八幡高等学校
所属:
永田研究室
内定先:
ニビシ醤油株式会社
 
 

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