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三田研究室で卒業研究を志望する学生さんへ

卒業研究は、大学4年間の総決算です。卒業論文をまとめるためには、地道に多くの実験を積み重ねていく必要があります。卒業研究の課題は、1年間、きちんと実験を積み重ねれば、多分、こんな結果が得られるだろうと、ある程度は推測できる内容の場合がほとんどです。しかし、完全に答えがわかっている課題を解いているわけではではありません。なかなか、思うようにならないことも多々あります。短期間では、決して目に見える成果を得ることはできません。地道に、きちんとやりぬくことのできる学生さんを希望します。当然ながら、下記の研究概要や、3年生の夏か秋に皆さんに提示する研究テーマに興味をもって来てください。
三田研では、類似のテーマを複数で、視点を少し変えて取り組む場合もありますが、卒業論文の作成や発表会での発表は、個人個人で取り組んで貰います。

コアタイム:10時から18時(平日、毎日)
10時から18時をコアタイムとして、毎日、研究室に来て実験などの仕事をしに来て下さい。実験以外にも、いろいろ勉強や調査などが必要になります。
ゼミ:4-8月は、週2回、研究発表ゼミ、英語論文ゼミ; 9-2月は、週1回、研究発表ゼミ
ゼミは必ず出席してもらいます。研究発表ゼミでは、実験結果のまとめ、調査したことのまとめなどを順番に発表します。このゼミを通じて、研究の進め方、データのまとめ方、発表資料の作り方、発表の仕方などを学びます。英語論文ゼミでは、英語論文を読む訓練を行います。また、8月か9月に1回、12月に1回、中間発表会を開きます。中間発表会は、合宿形式になる場合や宮元研と合同で行う場合もあります。
修得できる技術
三田研での卒業研究では、いづれのテーマでも、有機化合物の分析を行うことになります。本人の興味と努力によりますが、卒業論文製作に直接かかわりのない分析装置も含めできるだけ多くの装置触れて貰いたいと考えています。環境中にごく微量ながら含まれる有機物の同定と定量分析技術は、環境分析業界、化学業界以外に金属・電機・自動車など多くの業界における品質管理部門で活躍する上でも役に立つ基礎技術になるでしょう。
使用する主な分析機器
ガスクロマトグラフィー(GC), ガスクロマトグラフィー質量分析計(GC-MS), 高速液体クロマトグラフィー(HPLC), 高速液体クロマトグラフィー質量分析計(LC-MS), 紫外可視分光光度計(UV), 赤外分光光度計(FT-IR), 熱天秤(TG), ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC), マトリックス支援レーザーイオン化質量分析計(MALDI-TOFMS), 粘度計, 蛍光分光器
アルバイトについて
どうしてもアルバイトをしなければ生活できない場合などもあるので、アルバイト禁止とは言いませんが、コアタイムは避け、最小限にしてください。また、アルバイトは、実験やゼミをサボル理由にはなりません。特に、秋以降は、実験が忙しくなりますので、その覚悟でいてください。

研究概要

生体を構成する有機物を鍵として、宇宙や地球の歴史という時間スケールで生物活動と環境との関わりを明らかにすることを目指しています。

1. 宇宙・原始地球環境における生体関連有機物の生成機構の解明(特にアミノ酸、ペプチド、タンパク質)
2. 炭素質隕石、堆積岩、堆積物などの環境試料に含まれる有機物の分析による「生物活動と環境変化」の関わりの解明
3. バイオポリマーの生成機構や機能発現機構の解明とその工学的応用
4. 環境中における有機物分解に関する研究
 
詳しくは、研究内容へ
これまでの卒業論文のテーマ