平成23年度 福岡工業大学 教育・研究活動報告書
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- 九 州 N O .1の 教 育 拠 点を目指して
?本学園の運営につきましては、 日頃から格別のご理 解とご支援をいただき深く感謝いたします。 ?さて、 今日の日本経済は、 円高、 海外経済の急減速 に伴う輸出の大幅な落ち込みを主因として足踏み、 も しくは後退の状態にあります。 このような中で、 産業 界における企業の経営はBRICS諸国など新興国の台 頭による国際競争の激化、 急激な円高、 人口減少と少 子高齢化による社会活力低下、 経済規模の縮小等の 熾烈な環境に晒され、 総じて逆風の中にあると言えま す。 このような環境変化は、 日本型雇用慣行の変容を 加速し、 グローバル化をいっそう進展させると共に、 社 会のあらゆるところに歪みを生じさせ、 複合的格差問 題、 人間関係の希薄化 規範意識の低下等の新たな問 ・ これらは、 今日の地球環境問題、 食 題を招いています。 糧 エネルギー問題と共に、 ・ 教育機関としても極めて 重要な課題として認識すべきところであり、 我々は使 命感に依って、 全方位的、 かつ迅速な対応を迫られて いると言えます。 ?本学では、 早期からこのような厳しい現状認識と将 来予測のもとに、 中長期経営計画による経営管理シス テムを導入し、 事後評価の徹底とその結果に基づく継 (成果主義を基本としたPDCAに 続的改善の考え方 よる企業的経営管理の手法) を実践し、 全教職員が一 心協力して諸計画の実現性の向上と、 いっそうの取組 成果の拡大に努めてきました。 ?今日、 教育改善、 研究高度化、 就職教育、 並びに就職 支援の全ての領域で相応の成果が生じ、 平成24年度 の入学志願者は大学が6年連続、 短大は3年連続で増 加し、 附属高校も9年連続で増加の傾向にあります。 平成24年6月1日
施 設 ・ 設 備
?他方、 様々な教育改善 研究高度化の取組や施設 ・ ・ 設備、 すなわち環境整備への積極投資、 経営改革シス
平 成 23 年 度 ハ イ ラ イ ト
テムの導入等が 「他大学等のモデルになり得る」 とし て、 文科省はじめ多くの学校関係者から評価を受け、 継続して国の推進事業に選定、 または関係の研究誌 等で高く評価されています。 ?私学の多くが定員割れや帰属収支差額の赤字を抱 える状況において、 本学は安定的に黒字を継続 (平成
大 学 ・ 大 学 院 の 取 組
23年度決算において7年連続) 経営財務の外部評 し、 価 (格付投資情報センター (R&I) では、 ) 継続して 「A (格付の方向性は安定的) *1との評価を受けることが 」 できました。 ?しかし、 私たちはこの現状に満足することなく、 いっ 社会の変革に適応力の そうの改革 改善を推し進め、 ・ 高い、 強い人材の育成によって、 地域社会さらには国
大 の 取 組 短
際社会に貢献することを目指してまいります。 ?本報告書は、 ・ 学生 生徒 保護者の皆様そして学校 ・ 運営にご支援をいただく関係の皆様に、 詳しく教育 ・ 研究 経営 財務の活動状況をお知らせすることを目 ・ ・ 的としております。 どうかご理解をいただき、 本学園を
地 域 貢 献
皆様方が将来を切り開かれるステージとしてご活用い ただければ幸甚に存じます。
*1 R&I社の符号の定義によ と 評価は : る 「A」 「信用力が高 、 く 部分的に優れた要素があ る」 ? こ を示 ていま と し す。
INDEX
学長メッセージ キャンパス概要 学校法人の概要 平成23年度ハイライト 大学 大学院の取組 ・
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経 営 ・ 財 務
P01 P03 P05 P07 P15 P17 P19
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大学間連携教育 資格教育 課外での創造性教育 国際教育 学生支援 クラブ サークル支援 ・ 研究活動
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就業力育成に向けた取組 就職支援 教育改善
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P21 P22 P23 P25 P27 P28 P29
短大の取組
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進路保証に向けた取組 学習支援とプロジェク ト学習 地域貢献 施設 設備 ・ 経営 財務 ・ データ集
P31 P33 P35 P37 P39 P41
デ ー タ 集
FUKUOKA INSTITUTE OF TECHNOLOGY
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