福岡工業大学

工学部 電気工学科 今村研究室

担当講義・卒業研究

今村 正明
いまむら まさあき
福岡工業大学工学部 電気工学科

Masaaki Imamura, Professor
Department of Electrical Engineering
Fukuoka Institute of Technology

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担当講義

【大学学部】
(2007-2008)
電気工学概論(1年生前期)
電気工学フレッシュマン演習(1年生後期)
プログラミング言語II(2年生前期)
電磁気学II(2年生後期)
電磁気学演習(2年生後期)
電磁気学III(3年生前期)
光量子エレクトロニクス(3年生後期)
卒業研究(4年生通期)

(2009-)
電気工学概論(1年生前期)
電気工学フレッシュマン演習(1年生後期)
プログラミング言語(2年生前期)
メカトロニクスT(2年生後期)
メカトロニクスU(3年生前期)
電気基礎学実験(2年生後期)
電子回路III(3年生前期)
卒業研究(4年生通期)

【大学院】
電気基礎学特論I(大学院修士課程1年前期)
電気基礎学演習(大学院修士課程1年後期)
特別研究(大学院修士課程1年2年通年)

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Teaching (English)

Undergraduate Major in Electrical Engineering
(2007-2008)
Introduction to Electrical Engineering
Freshman Laboratory for Electrical Engineering
Programming Language II
Electromagnetics II
Electromagnetics and Practice
Electromagnetics III
Quantum Opto-Electronics
EE Graduation Research

(2009-)
Introduction to Electrical Engineering
Freshman Laboratory for Electrical Engineering
Programming Language
Mechatronics T
Mechatronics II
Elementary Electric Experiment
Electronic Circuit III
EE Graduation Research

Graduate Major in Electrical Engineering

Advanced Studies in Fundamentals of Electrical Engineering
Seminar on Fundamentals of Electrical Engineering
EE MS Thesis

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九州大学力学基礎(非常勤)

2007年度前期

授業科目名: 力学基礎・同演習
授業内容: 慣性系における運動の基本法則であるニュートンの運動方程式による初等力学の組み立てを講義し、 そのニュートン力学について理解を深めるために演習を併用します。
受講クラス: 芸術工学部・環境設計学科(受講者42名)(必修3単位)
教科書: スタンダード力学(河辺哲次著)裳華房
成績評定方法: 教科書章末問題レポート・出席(30%)+中間試験(35%)+期末試験(35%)

運動方程式による運動の記述の仕方と、その方程式を解くことが出来るようになること、またエネルギー・運動量・角運動の保存則などの物理概念を理解し、現実の力学現象を考察できるようになることを目的に授業を組み立てました。 成績評価は上に示した評定方法で行いましたが、今期の合格率は95%と高率でした。
今期は中間試験の問題が分かり易かったためか、皆さん中間試験で点数を上げていたようです。(2007年8月)

2008年度前期

教科内容と成績評価方法は基本的に2007年度と同じです。この力学基礎・同演習は、週2コマの授業のため、週1の講義に比べると連続性に関して優れています。前回理解が良くなかった部分を次の授業でフォローすることが容易です。2008年度は、第1回目が受講学生の「学力調査テスト」、第16回目に中間試験、第27回目に期末試験、第28回目に再調査試験が組み込まれて、28週講義の形を採っています。中間試験までの前半は、運動方程式による運動の記述の仕方と方程式を解くことにより質点の運動を理解することが主な内容になります。これには高校で学習した力学の知識が使えるため、中間試験の問題には対応が良くできていて、割合良い点数となります。学期後半では、振動の問題を微分方程式で扱うこと、質点系の問題、さらに剛体の問題を扱うため、受講生にとっては新しい知識の理解となることから期末試験に対応するためには、相応の勉強が必要になります。成績評価は2007年とほぼ同じ評定方法で行っています。
2008年度は芸術工学部画像設計のクラスで、受講者は7名の過年度生を含む44名、合格者40名、合格率91%でした。(2008年8月)

2009年度前期

教科内容と成績評価方法は基本的に2007・2008年度と同じです。2009年度から伊都キャンパスでの講義となりました。
2009年度のクラスは、医学部保健学科の1年生18名、芸術工学部芸術情報の1年生34名、他学科過年度生5名、21世紀プログラム1年生1名の58名でした。合格者は51名で、合格率88%でした。合格率が2007年度95%、2008年度91%、2009年度88%と徐々に落ちてきているので、合格率改善の必要性を感じています。

2009年度は、福岡工業大学附属城東高校から九州大芸術工学部芸術情報に進学した尾方里優さんを受け持ちました。附属高校からの進学生が九州大で元気に勉強していることを示したいこと、またまじめで好感のもてる学生さんだったことから、このホームページ用に頼んでスナップを撮らせてもらいました。掲載の写真は、彼女とその友人で同じクラスの肘井絵里奈さんです。男子学生には、二人の引き立て役で背景になってもらっています。(2009年8月)

九州大伊都キャンパスの講義室にて
附属高出身の尾方さん(左)とその友人の肘井さん(右)

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オフィスアワー(学科所属学生の方へ)

以下の時間帯は、研究室に滞在しています。勉強、進路など相談ある場合は、遠慮なく研究室を訪ねてください。

「金曜日: 16:00-17:00、担当講義科目」

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卒業研究テーマ

― II-VI族磁性半導体薄膜の光磁気特性(ファラデー回転特性)の研究 ―

半導体レーザ(Laser Diode:LD)は短波長化が進み、赤色半導体レーザ(発振波長 630 - 670 nm)から、 緑色LD(発振波長 500 - 530 nm)、更に発振波長の短い青色LD(発振波長 430 - 470 nm)へと需要が 拡大しています。今村研究室ではII-VI 族磁性半導体 (Magnetic Semiconductor:MS) 薄膜の研究に 「磁気光特性(ファラデー効果)の高性能化」の観点から、II-VI族MSによる青色領域で働くファラデー素子 を実現する試みに取り組んでいます。すなわち、光吸収端を青色LDのバンドギャップに適合させて ファラデー回転能に優れたMS膜を開発する試みです。現在緑色領域に対応できる膜の開発に成功しています。 研究は次の事項の達成を目的としたものです。

@ 直接遷移型の A(II)[1-x]Mn[x]B(VI) を母材に、より広い禁制帯幅を持ち透過窓が青色LDの波長領域に 達する高ファラデー回転のMS薄膜A(II)[1-x-y]Mn[x]TM[y]B(VI) (TM:第二遷移元素) を開発します.
A 開発するDMS光磁性膜は利用波長領域で透明な磁性体となりますが、光透過率とファラデー回転特性の 詳しい検討を行い、性能の向上を研究します.


― オレゴン州立大学の教育プログラム”Platforms for Learning (R)” を取り入れた実践的電気工学教育構築の試み ―

福岡工業大学の海外協定校の一つである米国オレゴン州立大学工学部は、効果的な工学教育の方法として “Platforms for Learning(R)”(PFL) と云う『共通プラットフォーム』の考えに基づいたプログラムを 考案し工学教育に活かしています。また、そのコンセプトを実現するための教材として教育用ロボット “TekBots(R)”を開発し、動機付けあるいは創成の性格を持つその教育プラグラムにより教育成果を あげています。この TekBots PFL の電気工学科への導入を2006年度に開始しました。
TekBots という教材それ自身は、たとえばワンボードマイコンを開発販売しているオークス電子(株) などの教材と類似していますが、PFLのコンセプトにより、TekBotsを授業と連携させて利用して教育効果を より高めるようPFLプログラム全体を構築しているのが特徴です。このTekBots PFLの評価を卒業研究の テーマとして設定しました。


― サッカー・ロボットの研究 ―

ホスト・コンピュータからの指令で動作するマイクロサッカー・ロボットの作製を行い、動作させるための ソフトウェアの研究を進めます。
これまでなかなか開発が進まなかったため、メイン・コンピュータのシステムをUNIXに変更し、UNIX上で 動作するソフトウェアとして開発されたライブラリを組み合わせて作成するプログラムの動作を確認します。 その中心となるものは、ビデオカメラからの映像を解析してロボットとボールの位置を確定するプログラムです。 この部分が技術的に最も難しいため、ここに日立製のビデオプロセッサを使い、そのライブラリ関数を利用する ことにしました。マイクロサッカー・ロボットの作製自身は比較的容易で、既に数台が動いています。 次の段階では、ロボットとボールの位置情報のコンピュータ・ビデオ処理が研究の中心となります。

《平成19年度 今村研究室卒業研究テーマと配属》


1. 磁性半導体膜の分子線エピタキシャル法による作成(湯浅恭平0452060)
2. 磁性半導体膜の光磁気特性の研究(田中孝昌0452033)
3. 磁性半導体膜の磁気光センサへの応用に関する研究(原健太郎0452046)
4. TekBotsベースキットの実験機能利用方法の研究(山下満0451060)
5. AVR Micro-controller ATiny26のTekBotsへの応用とTekBots用ユニバーサルインターフェースの開発 (伊藤啓充0451006)
6. TekBots用通信機能の開発とその利用に関する研究(木庭充0352021)
7. サッカーロボット用ハードウエアの研究(松岡新護0452053)
8. 映像プロセッサを用いるサッカーロボット用映像機能の研究(渡辺敬大0452062)
9. サッカーロボット用通信機能のためのソケットプログラムの開発(松野正樹0451054)

《平成20年度 今村研究室卒業研究テーマと配属》


1. 磁性半導体膜の光磁気特性(北野達也0551010)
2. 磁性半導体膜の光磁気特性の研究(栗山雄哉0552012)
3. 磁性半導体膜の光磁気特性(高尾勇喜0552021)
4. TekBotsのライントレースへの改良(田代圭佑0552022)
5. サッカーロボットの作製(家入明0551002)
6. サッカーロボットの作製に関する研究(小松太樹0552013)

《平成21年度 今村研究室卒業研究テーマと配属》


1. 磁性半導体膜の光磁気特性と磁気光センサへの応用に関する研究
(青木祐樹0651001、高城和実0651023、時川慶大0651028)
2. TekBotsベースキットの実験機能利用方法とTekBots用通信機能に関する研究
(伊藤孝敏0651003、今田恭輔0652004、橋本卓0651038)
3. サッカーロボット用ハードウエアの研究(岩下政樹0651005)

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