本学の取組

本学キャリア教育について

本学では、全学的にキャリア教育の体系化を進めるべく、平成22年度からカリキュラム改訂の議論を開始し、平成24年度新入生からコミュニケーション能力育成を主とした新カリキュラム「就業力育成プログラム」をスタートさせ、取組を推進してまいりました。これらの取組は、平成22年度文部科学省「大学生の就業力育成支援事業」に「『4つの力』育成によるキャリア形成支援」として採択されるとともに、平成24年度文部科学省「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」にも採択され、「地域力を生む自律的職業人育成プロジェクト」として、九州・沖縄・山口の23大学・短大との連携事業の枠組みの中で、さらなる改善を目指していきます。

取組の概要

本取組は、就業力の構成要素を「志向する力」、「共働する力」、「解決する力」、「実践する力」の4つに分解したうえで、それぞれの趣旨に適う学科目を配当しながら全学的なカリキュラム整備を進め、「就業力育成プログラム」として体系化、学士課程を通じた段階的な就業力の育成を図ろうとするものです。

取組の概要図

このプログラムを構築する場合欠かせない視点は、企業が求める人材像と教育目的との整合ということです。その意味で、「共働する力」で取り扱うコミュニケーション教育は極めて重要な課題となります。本学では、工学部電気工学科において、「コミュニケーション能力育成を目的としたカリキュラム開発」が既に行われていて、一定の評価を得ています。本取組ではこの先行例の全学への水平展開を行いました。

就業力を考えたとき「実践する力」の育成が欠かせないのはいうまでもありません。この点、本取組では、現在開講している実学系専門科目のグルーピングにより学生の実学的専門知識の深化または総合化の一助とするとともに、特定科目には地元企業や行政機関より講師を招いて行う「招聘講義」やインターンシップを取り入れることとしています。この「招聘講義」、インターンシップは、福岡県並びに一般社団法人九州経済連合会等の協力を得ながら、産官学連携によって取組むものです。

本プログラムの履修に際し、学生が学習目標の達成度をウェブ上で確認しながら、新たな目標設定や課題発見ができるシステムとしてキャリアポートフォリオを導入しています。これは、現行の学生情報データベースを拡張、運用するもので、学生の継続的、自律的学習をサポートし、最終的には4年間の学習成果としての就業力を確認できるシステムです。

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