平成22年度 福岡工業大学 教育・研究活動報告書
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- 大 学 の 取り組み
教育改善
※
※FD…Faculty Developmentの略。 教育改善に関する諸取り組みのこと。
?従来の 「教育改善推進委員会」 を発展解消し、 平成22年度よりFD推進機構 を設置し、 教育内容や方法を改善 向上させるために組織的な取り組みを推進 ・ しました。 また、 全学において、 15週にわたる授業計画の充実を図り、 丁寧な教 育を行うための環境を整えました。
工 学 部 会
・ 工学部会……………「質保証」 のための講義PDCAサイ クルの遂行 ・ 情報工学部会……… 教育業績賞による公開講義 報告会実施 ・ ・ 社会環境学部会…… ディプロマポリシーの再検討 ・ 大学院部会………… アドミッション、 カリキュラム、 ディプロマポリシーの検討 ・ 共通教育部会……… 英語カリキュラムの検討 ・ 初年次教育部会…… 入学前教育に関する検討、 フレッシュ マンスクールの運営 各部会の主な活動内容
FD推進室
学?長 FD推進機構
情 報 工 学 部 会 会 部 学 境 環 会
社 学 院 部 会
大 通 教 育 部 会
共 年 次 教 育 部 会
初
各部会の活動報告や授業評価アンケート結果の分析など、本学のFD活動の取り組みを紹介 するため 「FD Annual Report」 を発刊しました。
?平成22年度文部科学省 「大学生の就業力育成支援事業 (就業力育成支援GP)に本学の取り組みが選定されまし 」 た。 本取り組みは、 就業力の構成要素を 「志向する力」共働する力」解決する力」実践する力」 「 「 「 の4つとし、 それぞれの 趣旨に適う学科目を配当し全学的なカリキュラムの整備を進め、就業力育成プログラム」 「 として体系化し、 学士課程を 通じた段階的な就業力の育成を図ります。 また、 本プログラムの履修に際し、 学生が学習目標の達成度を確認するシス テムとしてキャリアポート フォリオを開発 導入します。平成23年度より試行導入) ・ (
■ 全学的なカリキュラム整備
就業力構成要素 育成する主な能力要素 何をしたいのか、 どんな職業に就きたいのか、 自分 人生観、 目標設定、 自己管理など を知る…職業観、 他者と力を合わせる…グループワーク、 コミュニ ケーション、 プレゼンテーションなど 自ら自主的に問題に取組、 多面的に解決していく …問題発見、 分析、 スカッションなど ディ 実践を通して専門知識をより深いものにしていく …各学科ごとに実践科目を用意 入学前 1年次 2年次 3年次 4年次
■ キャリアポートフォリオの活用
志向する力 共働する力 解決する力 実践する力 ■ 達成目標
入学
志向する力 共働する力 解決する力 実践する力
卒業
キャリアに関する目標設定 「卒業後の自分を描く」
カリキュラムを履修
身につけた就業力の確認 キャリア像の明確化
本取り組みにおける達成すべき目標 〈値〉 として、 4項目を挙げています。
授業評価の向上 就業力育成プログラム として指 定した科目に 関する学生の授業評価 結果の向上。
目標値
キャリアポートフォリオ
無業者率の低減 本学を卒業する者のう ち、 職 先または進 学 就 先が未定のまま卒業し た者の割合の低減。
目標値
就職活動の満足度向上 大学を卒業する学生が 自分の就職活動とその 結果に対しての満足度 の向上。
目標値
就職先企業の満足度向上 本学学生に対する 評価の向上。
履 修した各 科 目にお ける学 習 状 況、課 外 活動、インターンシッ プ、就 職 活 動 などの 記録を蓄積 教員 学生 サービスセンター (教務課・学生課) ア ドバイス キャリア サポートセンター (就職課)
学び・気づき
11.8%
3.0以上
平均3.0以上
目標値
平均3.0以上
年次ごとの目標設定と 自己評価
キャリアポートフォリオ
直近5カ年の最低値以下 (平均21年度 28.7%) :
就職力育成プログラムと して指定した科目ごとの 総合評価 (満点4.0)
就職活動と結果に対す る満足度 (満点4.0)
就職先企業の本学学生 に対する評価 (満点4.0)
無業者率の低減は本取組の最も重要な成果指標として挙げています。 本取組により 「学生の社会的 職業自立」 ・ がどれ程図れ たのか、 つまり本学が社会的使命を十分果たしたか否かは端的にそこに現れると考えています。
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