アクティブ・ラーニング型授業

アクティブ・ラーニング型授業

アクティブ・ラーニング(AL)型授業の全学展開

本取組は、AL型授業の全学展開を推進し、学生の「知識定着」と「能動的な学修態度の涵養」の実現を図ろうとする取組です。全授業科目のうち80%をAL要素を取り入れた科目にしていくことを目指しており、本事業実施により大学全体で「教授法の質的転換」を図り、人材育成目標の達成に向けた全学的、組織的な展開を加速的に進めていきます。

アクティブ・ラーニング型授業の要素

授業の中で行われるアクティブ・ラーニング(AL)型の学習は以下の5つの要素のうちいずれかがあてはまります。教養教育科目・専門教育科目に限らず、多くの授業の中で、それぞれの授業の内容や目的に適したAL型の学習方法が取り入れられ、「授業がわかる、役に立つ」という実感が得られます。

2人以上のグループでの学修

グループ学修の良い点は、「学び合い」ができることです。大学の授業では得た知識を活用し、解決策を考え課題に直面することが多くあります。その際、グループで学ぶことにより、互いに理解できている点、理解できない点を補い合いながら、知識を深めることができます。

授業の中でのミニッツペーパー(短いレポート)

授業では各回ごとに学ぶ内容についての達成目標が設定され、また学んだ内容についてレポートをまとめて振り返ります。それを教員が確認することで学生の授業に対する理解度や不明点を把握でき、改善点などがあれば次の授業に活かしていきます。

学生と教員の双方向性確保

グループ学修や発表、ミニッツペーパーなどの方法を含み、授業の中では学生から教員、教員から学生への質問や声かけなどコミュニケーションを行う場が確保され、教員と学生が共に作り上げる学びが工夫されています。

議論や発表など、自らの意見の表明

課題についてディスカッション、プレゼンテーションを行います。ディスカッションでは、自分の意見を伝え、他者の意見を聞き、それを受け入たり、疑問点を質問したりしながら、新たな結論を導きだすことが必要です。また、プレゼンテーションでは、自分の見解をまとめ、相手にわかりやすく伝える工夫を学びます。

グループでの学びの振り返り

振り返りは知識の定着にとても重要な作業です。授業内容についてグループで理解できた点、できなかった点を互いに振り返り共有することで、自分の伸びた点やもっと学修すべきところを明らかにし、その後の授業に活かし取り組むことができます。

キャリア教育での実践

本学では平成24年度から、全学的なキャリア教育カリキュラム「就業力育成プログラム」を実施しています。同プログラムでは、コミュニケーション力育成に主眼を置き、主に「キャリア形成」(全学部:1年次前期、社会環境学部では「キャリア形成Ⅰ」)、「コミュニケーション基礎」(工学部・情報工学部:1年次後期、社会環境学部:2年次前期)では、グループワーク、ディベート、プレゼンテーション、振り返りといった形態を多く取り入れ、アクティブ・ラーニングを展開しています。

同プログラムの授業では、学生を主役として、担当教員のみならず、学内の関係教職員、先輩学生、企業や地域社会の方々との対話を取り入れ、気づきを大切にしています。他者と一緒に活動することで知識を深め、新たな価値を生みだすプロセスを実感することができ、学生自身が自分の成長や学ぶ面白さを感じる事が出来ます。

就業力育成プログラムの取組はこちら http://www.fit.ac.jp/sogo/kyouiku/fd/gp/index.html

学科専門教育での実践

各学科の専門教育科目の中で、それぞれの科目の内容や目的に適したアクティブ・ラーニング実施のためのツールや学修方法が取り入れられています。

ポスターセッションで学びを共有 

学科専門教育の導入科目において、テーマをポスターにまとめて貼り出し、報告を聞きに来たクラスのメンバー、先輩、関係する教職員に説明し、質疑応答を行います。それによって多くの人からアドバイスをもらったり、今後の学修の参考にしたりすることができます。

大人数講義でのグループディスカッション

座学が中心となる事の多い100名以上の履修者・大教室の授業で、グループディスカッションの機会を設け、他者との意見交換や発表を行っています。

授業アーカイブを活用した反転授業

「反転授業」とは、動画として用意された講義の一部を授業アーカイブシステムで宿題として視聴し、実際の講義では予習で得た知識を応用して問題を解いたり、議論を行ったりします。それにより、講義の内容を深く理解することができます。

ホワイトボードを活用した学び合い

ディスカッションの内容をホワイトボードにまとめて発表したり、数学や物理等の講義において、問題をホワイトボードで解き、解き方を他の受講生に説明したり、質問したりして、学び合い、教え合うことにより、「理解の実感」を得られます。

クリッカーを活用した理解度確認

講義にクリッカーを導入し、反転授業の事前課題についての基本事項確認ミニテストなどでクリッカーを活用することにより、即時に理解度確認が行われている授業例もあります。

授業アーカイブの活用

本事業では、平成27年7月に授業アーカイブシステムの正式運用を開始し、学生の振り返り学習や反転授業の事前学習教材として活用する他、AL型授業のモデル授業のFD・SD研修コンテンツとしても活用しています。

例)「プログラミングⅠ」・・・授業で行う演習問題の解答と解説をアーカイブにし、それを各自確認し赤字で修正したものを次回授業の冒頭に提出させ、授業の出欠確認としています。

全学への普及・浸透

AL型授業の知見を深め、その有用性を確認するとともに、ノウハウを共有し、学内水平展開を図るため、FD caféと題したFD研修会や、実際に授業を実施する教員間における授業実践例ならびにその成果についての情報共有や、授業実施上の課題に関する連絡協議の場としてのAL実践研究会、新任教員FD研修会等を積極的に開催しています。

FD café

AL実践研究会

新任教員FD研修会

AL事例集

学内のAL型授業の普及・浸透に向けては、学内のAL型講義の好実践例について実際の授業の様子やその効果、学生の反応などについてまとめた事例集を作成し、AL型講義の実質化を図っています。

FD Annual Report AL特集号P.59~P.85にも掲載しています。

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