アクティブ・ラーニング型授業
アクティブ・ラーニング(AL)型授業の全学展開
本取組は、AL型授業の全学展開を推進し、学生の「知識定着」と「能動的な学修態度の涵養」の実現を図ろうとする取組です。全授業科目のうち80%をAL要素を取り入れた科目にしていくことを目指しており、本事業実施により大学全体で「教授法の質的転換」を図り、人材育成目標の達成に向けた全学的、組織的な展開を加速的に進めていきます。
アクティブ・ラーニング型授業の要素
授業の中で行われるアクティブ・ラーニング(AL)型の学習は以下の5つの要素のうちいずれかがあてはまります。教養教育科目・専門教育科目に限らず、多くの授業の中で、それぞれの授業の内容や目的に適したAL型の学習方法が取り入れられ、「授業がわかる、役に立つ」という実感が得られます。
キャリア教育での実践
本学では平成24年度から、全学的なキャリア教育カリキュラム「就業力育成プログラム」を実施しています。同プログラムでは、コミュニケーション力育成に主眼を置き、主に「キャリア形成」(1年次前期)、「コミュニケーション基礎」(1年次後期)では、グループワーク、ディベート、プレゼンテーション、振り返りといった形態を多く取り入れ、アクティブ・ラーニングを展開しています。
同プログラムの授業では、学生を主役として、担当教員のみならず、学内の関係教職員、先輩学生、企業や地域社会の方々との対話を取り入れ、気づきを大切にしています。他者と一緒に活動することで知識を深め、新たな価値を生みだすプロセスを実感することができ、学生自身が自分の成長や学ぶ面白さを感じる事が出来ます。
学科専門教育での実践
各学科の専門教育科目の中で、それぞれの科目の内容や目的に適したアクティブ・ラーニング実施のためのツールや学修方法が取り入れられています。
授業アーカイブの活用
本事業では、平成27年7月に授業アーカイブシステムの正式運用を開始し、学生の振り返り学習や反転授業の事前学習教材として活用する他、AL型授業のモデル授業のFD・SD研修コンテンツとしても活用しています。
全学への普及・浸透
AL型授業の知見を深め、その有用性を確認するとともに、ノウハウを共有し、学内水平展開を図るため、FD caféと題したFD研修会や、実際に授業を実施する教員間における授業実践例ならびにその成果についての情報共有や、授業実施上の課題に関する連絡協議の場としてのAL実践研究会、新任教員FD研修会等を積極的に開催しています。
AL事例集
学内のAL型授業の普及・浸透に向けては、学内のAL型講義の好実践例について実際の授業の様子やその効果、学生の反応などについてまとめた事例集を作成し、AL型講義の実質化を図っています。