学生FD活動

学生FD活動

本事業を通じてCSの育成と活用が進展し、CSの活躍を受講者として間近に見てきた学生が次年度にCSとなるタテの繋がりが生まれてきたことが認められています。また、参加授業の振り返りやCS合宿研修等を通じた情報交換やノウハウ共有から、ヨコ(CS同士)、ナナメ(他学科のCS)でのピアラーニングの萌芽も見られ、CSメンバーはアクティブ・ラーナーとして学生の啓蒙グループに育っていると言えます。こうしたことを背景にして、本学の学生FD(団体名:「FIT-join」)は、CSコミュニティを活用し、CS経験者を中心として発足。本学の授業改善を教員・職員・学生の三位一体で改善・向上させようとする取り組み、およびそれに関わる活動として展開してきました。また、学生FDスタッフは本学の授業改善を学生の視点から教職員と一緒に考え、教職員と学生をつなぐ活動によって本学での「学びのコミュニティづくり」の役割を担うことが期待されています。

委嘱状交付

後期からの活動に向けて下村学長より学生FDスタッフに委嘱状が交付され、今後の活躍への期待が伝えられます。

活動紹介

新入生オリエンテーションの企画・運営

初対面の新入生同士の緊張をほぐしてもらうために、アイスブレイクではコミュニケーションゲームを実施。また、大学内の教育・研究施設の場所を知ってもらうための学内オリエンテーリングの企画・運営を行いました。

教職員と学生FDスタッフとの懇談会開催

「アクティブ・ラーニングについて話をしよう!」(H29年度)、「授業外の学修について話をしよう!」(H30年度)をテーマに、教職員と学生FDスタッフとの懇談会を開催。授業を受講している学生たちがAL型授業をどのように捉え、どのように感じ、何を身に付けているのか、また、授業外学修の重要性をどう捉え、どう取り組んでいるのか、学生と教職員との相互理解を深め、AL型を中心に授業のあるべき展開を模索するための意見交換を行いました。

教員インタビュー実施

学生FDスタッフが教員(H29年度 2名、H30年度 4名、令和元年度 4名)にインタビューを実施。「授業を行う上で『これは大切に!』と意識していること」、「様々な工夫をされている中で、苦労された点」、「今後の授業でどのような取り組みをしていきたいか」等について記事にまとめ、インタビューを行った学生FDスタッフの気づきを含めて、広報誌「Future Design」(次項参照)に掲載しました。

広報誌「Future Design」発行

本学の学生FD活動について、学内外での理解を深めてもらうために広報紙を発行。学生FD活動の紹介や活動レポート、教員インタビュー記事等を掲載。学生FDスタッフ自身のことばで、「学びのコミュニティづくり」の役割を担っていきたいという熱いメッセージが発信されています。

授業に関する学生へのアンケート実施

「学生による学習意欲調査」を実施(H29年度、R1年度)し、400を超える回答を得ました。質問内容は、授業への満足度や、授業へのモチベーションに関する自身の取組みおよび授業の要素等について問うもの。回答内容の集計・分析を行い、授業改善につながる貴重な学生意見として、教育技術開発WGにて報告(H29年度)を行いました。

学生FDスタッフと学生との交流企画
「Join-Talks」開催

平成30年度の新しい取組で、学生FDスタッフと学生とが交流を図るとともに、学年や学科の垣根を越えて学生が集まり、あるテーマについて本音で話し合うことで、学生生活の不安解消や問題解決、学生生活の見直し等につなげることを目的とするものです。7月は「前期の振り返り~学生生活での悩み~」、10月は「大学生活とアルバイト~生活の見直し~」をテーマに開催しました。

学生発案型授業「Join→connect」開催

学生が学びたいと思う内容について学生目線で授業をデザインし、学生の能動的な学びの意欲に応えるとともに、学生が自ら授業を企画し形にしていくプロセスを通じ、企画立案、問題発見・解決などの経験をもとに、福工大の「学びのコミュニティ」の礎を築くことを目的に開催(R1年度)しました。「『楽しい学び』とは?~クリエイティブをルーティンに!『異質なモノ』同士のコラボレーション!~」をテーマに外部企業より講師をお招きし、海外の事例を元に楽しく学ぶとはどういうことかをご講義いただき、その内容を元に学生同士でグループワークを行いました。

その他

学生FDサミット(H29年度 山口大学、H30年度 京都光華女子大学)に参加し、他大学の学生・教員・職員の皆さまと交流し、他大学の学生FD活動を知ることで多くの刺激を受け、またFIT-joinの今後の活動のヒントを得ることができました。また、Q-Conference(九州地域大学教育改善FD・SDネットワーク年次大会)に参加(H29年度、H30年度)し、ポスター発表を通じてFIT-joinの取組を学外に発信。H30年度は銀賞を受賞するなど、その活動が評価を受けています。

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