徳安教授の挨拶を更新いたしました

9月も中旬を迎え,大学では間もなく後期の授業が始まります。この夏も徳安研究室では,研究,教育,そして社会実装に向けたさまざまな活動に取り組みました。

8月下旬には,大分高校DX事業の一環として,高校生を対象とした4日間の研究室インターンシップを実施しました。大学の研究室という環境の中で,AIについて学ぶだけではなく,実際に研究活動の一端を経験してもらいました。高校生の段階で,自分の興味を具体的な学問や研究へとつなげる経験を持つことは,将来を考えるうえで大きな意味を持つと思います。今回の経験が,参加した生徒たちにとって自分の可能性を広げるきっかけとなることを願っています。

また,8月27日,28日には東京ビッグサイトで開催された「大学見本市2026」に出展し,本研究室が進めている外科手術DXと,その社会実装に向けた事業構想を紹介しました。2日間を通して多くの企業やベンチャーキャピタルの皆様にブースへお越しいただき,研究成果を実際の医療現場へ届けるための事業化について意見交換する貴重な機会となりました。

9月には,横浜パシフィコで開催されたJSES/WCESに参加し,大学院生5名がこれまでの研究成果を発表しました。私は学会業務と重なり学生たちの発表を直接聴講することができませんでしたが,座長を務められた先生方から学生たちの発表について高い評価をいただきました。外科手術DXという新しい研究領域に学生たちとともに取り組んできた成果が,大きな学術舞台で形になりつつあることを実感しています。

そして,PARKSのスタートアップ支援プログラムについても,手術記録作成支援システム SmartOpeRecの開発事業をStep2-2へとステージを進めることになりました。研究成果を論文や学会発表にとどめるのではなく,実際に社会で使われる技術へと育てていくためには,研究とは異なる多くの課題を乗り越えなければなりません。一つひとつ経験を重ねながら,医療AI研究から生まれた技術を社会へ届けるための挑戦を続けています。

2026年9月
福岡工業大学 情報工学部 情報システム工学科
教授 徳安 達士

 

2026年09月16日