「休み」も必要な調整
「自己調整」と聞くと、自分のその時の気分を抑えて「自分を律さないといけない」と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
例えば、「今日は何もしな~い」とか、「しばらく○○しな~い」と休むことも調整になります。結果的によいパフォーマンスになるのであれば、休むという調整も全然OKです。
学生さんに自己調整のことを話すときも、必ず「休みや、好きなことをする時間もいれようね」と伝えます。
今日、この話を書こうと思ったのは、先日同僚の方から「やらないといけないと思っているけど、なんか今モチベーションがでなくて・・・」という話を聞いて、「しばらく休むというか、ちょっと休憩!的な気持ちをもっては?」という話をしたからです。
いつも高パフォーマンスな方は、「常に何かをしていないといけない」という気持ちを持っている方が多いようです。それはもちろん素晴らしいことなのですが、いつかどこかでものすごく疲れてしまう可能性があります。
そうなる前に、適度なお休みをとるという調整は有効です。ここで言う「休み」は、物理的に職場や学校を休むということから、少しペースを落とすことなど、いろいろなやり方があります。その人にとっての「休み」です。
そして、高パフォーマンスの方は意識的に休みをとるのが良いと思います。「よし、休むぞ」「よし、今日はしない」のようにです。これまでの調査を踏まえると、そうすることでメリハリを感じ、休みのあとの仕事や勉強にいい感じに取り組めるようです。