H30年度STEPプログラム(シンガポール)報告書 第⑥弾

3月 15th, 2019

皆さん、こんにちは。
本日はSTEPシンガポールに参加した学生の報告書、ラスト第6弾です!
次回からはSTEPフィリピンの学生報告書をご紹介します。
引き続き、どうぞご覧ください!
【国際戦略室 2019.3.15】
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情報工学部 情報通信工学科
中村 颯太

1. 志望理由
私がシンガポールを志望する理由は、私は将来IT業界で活躍したいと思っていて、この業界で活躍するために必要となる知識は情報であると思っています。私はITエンジニアは最新情報を仕入れ、開発、制作に生かせれば技術者として成長につながると思っています。その中で最も大事になるのは英語力です。なぜなら、IT業界では最新の製品やテクノロジーの多くはアメリカなどの海外から日本へ浸透するケースが多いように最新情報を得るためには英語が必須だからです。

2. 研修を通じて学んだこと
私はシンガポール研修を通して、日本との文化の違いやその文化で生きる人々の人間性を学ぶことができました。シンガポールは多民族国家であり、中国系移民74%、マレー系13%、インド系9%、その他、となっており移民が多いため言語も様々です。シンガポールでは英語を主としており、英語の成績が良ければ良い学校に行けるようになっています。しかし、私が現地で感じたことは、英語ももちろん話していますが、中国語やヒンディー語、マレー語、タミル語も同じくらい話されているように感じました。お土産屋では日本語を話す人もいました。このように多くの人々が何か国語も話すことができるということは多民族国家ならではだと思います。現に世界2位の先進国といわれている日本では何か国語も話すことができる人はほぼいません。

シンガポールでの交通機関は主にバスとMRTと呼ばれる地下鉄です。これらの交通機関は全てお金がチャージされた電子カードで乗ることができます。しかし、大学生などはその大学行きのバスに無料で乗ることができます。
MRTは運転手がいない地下鉄で日本では考えられないほど深い地下で動いています。また、乗車口が自動ドアになっていて人身事故などは絶対に起こらないようになっています。
このような交通機関で私が感じたことは日本よりもすべて早いということです。例えば、エスカレーターなどは日本の2倍くらいの速さです。これらのことから私はシンガポールに住む人々は時間を大事にしていると思いました。
これらのことから私はそれぞれの国の習慣や条件に合わせて工夫する力が大事だと思いました。

3. 研修で得た経験を将来どのように生かすか
私はこの研修で得た経験の中で、シンガポールと日本では置かれている状況の条件が違い、それぞれの建物の作りも違いますが、シンガポールにあって日本にはなく、日本でも行うべきことがいくつかあります。その中の一つは、載せている写真のように人身事故を防ぐためのドアです。また、MRTと同じように無人運転にすることで、遅延防止にもなり、24時間稼働することもできます。このように、海外と日本の環境を照らし合わせ、日本でも使えそうな知識を得て、ITにつなげ、より世の中が便利になるように社会貢献したいです。

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情報工学部 システムマネジメント学科
八波 友嘉

1. シンガポールの志望理由
私は以前から海外に興味があり、大学生になったらアルバイトをしてお金を貯め留学をしてみたいと思っていました。福岡工業大学のSTEPプログラムには、事前研修や英語レッスンなどのサポートがあること、英語があまり得意ではない私でも安心してプログラムに参加することが出来ること、また、金額が安いことからこのプログラムに申し込むことを決めました。私は将来外国に携わる仕事に就きたいと考えています。そこで、経済発展の進んでいるシンガポールに行って再開発地区や現地の大学を見学して、経済状況や社会構造の仕組みについて学び、日本との違いを知りたいと思いました。また、現地の大学生との交流やマレーシアでのホームステイを通して日本と異なる文化に触れ、価値観や考え方の違いを理解して、視野を広げられるような経験をしたいと考えプログラム参加を志望しました。

2. 研修を通して
私はこの研修を通して人生で初めて海外に行きました。外国人と話したこともほとんどないので凄く緊張していましたが、シンガポールのお店で買い物するときや、道で声をかけてきた現地の人達の多くが日本語で話しかけてくれてびっくりしました。また、シンガポール国立大学視察の際には、「日本語研究会」と書かれた看板も見つけました。マレーシアのホームステイ先で知り合った方も、日本が大好きでけん玉や折り紙などの日本の玩具を持っていたり、着物を着ている写真を見せてくれたり、日本の文化や言葉が世界中に広がっていると知り嬉しかったです。
シンガポールの街にはゴミ箱が至る所に設置してあり、どこに行ってもゴミがほとんど落ちておらず綺麗でした。地下鉄は日本とは違い、無人運転をしていて時間がずれることもないしとても便利だと思いました。そして、私が一番楽しみにしていたマーライオンを見に行くことができました。夜に少し時間があったのでもう一度マーライオンを見に行きましたが、夜景も綺麗で昼間とはまた違った良さがありとても楽しめました。
マレーシアでのホームステイでは、「チョンカ」という遊びを教えてもらったり、ご飯を食べる際にホストファミリーと同じように右手で食べたり、民族衣装を着させてもらったりしました。マレーシアにもイオンがあり連れていってもらい、そこには日本のお店がたくさんあり少しほっとしました。日本よりも物価が安く、Tシャツを300円程で購入することができました。

3. これから
初めての海外で生活文化の違いや料理、マレーシアの食文化の違いに少し戸惑いました。シンガポールでもマレーシアでも日本人の事を受け入れてくれていて、日本語で話しかけてくれたりしていたけど、私はこの留学に参加するまではシンガポールの事もマレーシアの事も何も知らなかったことが申し訳なく感じました。もっと海外に目を向け、文化を知るべきだと感じました。また、もっと英語を勉強してたくさん話せるようになりたいと思いました。お金を貯めてまたシンガポールとマレーシアに行って、次は日本語ではなく英語で会話できるようにもっと勉強していきたいです。

H30年度STEPプログラム(シンガポール)報告書 第⑤弾

3月 14th, 2019

皆さん、こんにちは。
本日はSTEPシンガポールの学生報告書、第5弾です!
どうぞご覧ください^^
【国際戦略室 2019.3.14】
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短期大学部 情報メディア学科
川添 柊真

 私がSTEPプログラムのシンガポールを志望した理由は、シンガポールという国の文化を知り、世界の国々と日本との違いを学びたかったからだ。
シンガポールは様々な人種の集まる国であり、その文化も多種多様だ。中華系やマレー系、インド系の人々が暮らしている。街中には英語、中国語、マレー語、ヒンディー語などを見かけることができる。私がシンガポールの街中を歩いて思ったのは、中華系の人々をかなり多く見かけるということだ。出稼ぎにやってきた人々や移民も多く、インド系の人々が働いている姿も多かった。多数の人種の集まるシンガポールは、多民族国家という独特な国だ。その国の空気を感じ、実際に体験してみたいと思った。
シンガポールの気候は熱帯に属しており、かなり蒸し暑い。シンガポールの街並みを歩いていて、街路樹のあまりの大きさ、高さに驚いたのだが、太陽の光を遮るためだと気づいた。シンガポールはいつでも日本の夏のような気温だ。太陽の光を遮るために、巨大な街路樹を植え、道に日陰を作り出している。日本とは違う、熱帯ならではの工夫だった。
シンガポール大学を見学して驚いたのは、その大きさだ。一つの町が丸ごと大学であり、敷地内には無料の専用バスも走っている。大学自体も大きく、その中には最新設備が揃っており、学びには最適の環境だ。留学生用の寮もあり、十階建て以上のビルが何棟もあった。

シンガポール大学は学習にコンピュータを利用しており、ほぼすべての教室にプロジェクターがあるという。学生もカフェテリアのベンチ等でノートパソコンを使って勉強しており、ITが生活の中に根付いていることをうかがわせる。カフェテリアは6つもある。学内が異常に広いために多いのだ。値段も安く、一食300円から400円である。
大学には通常の図書館とは別に中国文献の図書館があり、中国語の本が数多くあった。残念ながら写真は撮ってきていないが、中国文化を現した内装だった。
また、シンガポールの地下鉄は完全オートメーションである。シンガポールは地上には鉄道がなく、すべて地下鉄だ。国土が狭く、過密状態だからであろう。地下鉄は値段がかなり安く、長く乗ってもほとんどお金がかからない。シンガポールでは、公共交通機関の値段が明らかに安い。日本との物価の違いがよく分かった。
そして、シンガポールだけではなく、マレーシアの生活も私たちは体験した。マレーシアのシナラン村でホームステイを体験したが、気候、作法、食事など、日本との差は多かった。
マレーシアでは雨が多く、スコールと呼ばれる短時間の土砂降りがよくある。私がホームステイに行った時も、日本ではめったに見られないような雨が降った。現地の人は普通だと認識しており、のんびりと過ごしていた。

マレーシアの食事作法はインドに似ており、右手だけを使ってものを食べる。私も最初はなれなかったが、すぐにコツをつかみ、うまく食事できるようになった。
ホームステイ先の人と話していて、日本の映画、「君の名は」を知っていることや、「スタンドバイミードラえもん」の歌が好きだと語ってくれた。日本のコンテンツは世界でも知られていることを認識できた。
現地の文化を教えてもらい、マレーシアの古い遊びや民族衣装を楽しんだ。ゲームは単純だが思考力が試され、夜遅くまで熱中するほどだった。

今回の海外留学では、私は世界の様々なことや文化を、身をもって体験した。海外での体験は素晴らしいものだったが、海外の問題点もまた知った。マレーシアではイスラムの移民による宗教裁判が行われ、ニュースにもなったらしい。
私は海外で人とふれあって、積極的に話しかけることに挑戦できたと思う。いざ話しかけてみれば、それなりに喋ることはできる。このような積極性が、海外の人々と仲良くなるコツだと思った。今回の体験を糧にして、より多くのことに挑戦してみたいと思う。

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工学部 知能機械工学科
惣土 隼

まず、私がシンガポールを志望した理由は、シンガポールは多文化で様々な人種、宗教に触れることができ、異文化理解に適していると感じたからです。

私は今回の研修で3つのことを学びました。
1つ目は、コミュニケーションは気持ちが大事だということです。ホテルのスタッフの方と話す機会があり意思の疎通がとれました。拙い英語ではありましたが、表情や相づち、ジェスチャーを駆使したことで会話が成立したと思うので、伝えようとする気持ちが大事だと思いました。

2つ目は、日本の素晴らしさです。食事は口に合わなかったので日本の米の美味しさに気づきました。ショッピングセンターでも日本の製品は高級品として扱われていたので品質の高さを実感しました。また、店員さんも客がいるにもかかわらず携帯をいじっていて、公共交通機関でもバスは揺れまくり、電車は運転士が乗っておらず扉に挟まれている人がいて日本では考えられない光景でした。
マレーシアのホームステイ先ではお湯は出ず、トイレも水洗式ではなかったので日本の暮らしやすさ、技術力、日本人のまじめさ、を実感しました。

3つ目は、学習意欲の高さです。2日目にシンガポール国立大学を訪問し学生の作った作品を見たり講義室を見たりしました。車や絵などの作品が展示されておりどれも素晴らしいものだと感心したのですが、それよりも感心したのが廊下で勉強している学生が多すぎるということです。さすが世界トップクラスの大学だなとおもいました。福岡工業大学ではあまり見られない光景だったので見習うべきだと思いました。

大まかにいうと以上のような3つのことを学びました。これからも福岡工業大学の国際交流のプログラムには参加しようと考えているので、異文化に対してどのように接するのか、どのように適応すればよいのか、今回の研修で学んだことを生かせると思うし、日本がどれだけ優れた技術を有しているのか、日本食のおいしさ、接客の丁寧さなど世界に誇れることがたくさんある素晴らしい国であるということにより感謝しながら残りの人生を過ごせると思います。また、シンガポール国立大学の学生の学習態度は今すぐにでもマネできることだと思うので、強い意志を持って英語力、専門分野の習得に勤しみたいと思いました。

大学生はきっかけが大事だと英語の先生がおっしゃっていたので、今回の研修が無駄にならぬよう、これからも福岡工業大学が提供している活動には積極的に参加していきたいと思いました。
他学科の生徒とも仲良くなれたので良かったです。

H30年度STEPプログラム(シンガポール)報告書 第④弾

3月 13th, 2019

皆さん、こんにちは。
前回に引き続き、STEPシンガポール参加学生の報告書を2名分ご紹介したいと思います。
ぜひご覧ください!
【国際戦略室 2019.3.13】
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工学部 生命環境化学科
森田 雄大

1. 私がシンガポールへの留学を志望した理由は、海外の文化や言語、生活などに興味を持ったからです。今回の留学は、自分にとって初めての海外です。今まで、小学校・中学校・高校のALTの先生以外の海外の人と交流する機会がありませんでした。大学の通学途中に外国人の人たちを多く見かけるようになり、これからは、外国人の人たちがもっと増えてくると思います。今回の留学を通して、他国の人たちやその文化にふれたいと思い、応募しました。

2. 研修を通じて、学んだ事は主に3つあります。
まずは、シンガポールの環境に対する意識です。シンガポールはスーパーなどに限らず、分別箱が町中にも設置されていました。特に、アルミ缶やプラスチック、紙のゴミに分けた分別箱が設置されていました。ゴミも落ちておらず、清潔でした。ゴミを街中に捨てると、罰金が科せられます。日本もゴミに対する意識がシンガポールと同じくらい高くなればいいと思います。

次に、シンガポールとマレーシアの文化です。シンガポールは、多民族国家ということを事前に調べていましたが、改めて実感しました。主に、中国系、マレー系、インド系の3つの民族で構成されています。そのため、シンガポールでは、色々な国の料理の店がたくさんありました。自分も毎回違う国の料理を食べました。マレーシアの食文化は、右手で食事をするというものでした。食事の前後にはやかんで手を洗います。日本では、なかなかない光景で、そのことについてはマレーシアに行くまでは知りませんでした。日本では手で食事をする習慣がないので、貴重な経験でした。また、シンガポールのトイレは日本と同じでしたが、マレーシアのトイレは和式のようにしゃがんで、ホースで流します。少し戸惑いました。隣の国同士でも随分風習が違うことがわかりました。

最後は、海外での初めてのホームステイです。全く関わりのない人の家に泊めてもらうのは初めてで緊張しました。でも、村の人たちが対面式を開いてくれたので、緊張がほぐれました。ホームステイ先のホストファミリーの方に食事のマナーやビー玉使った遊びを教えてもらいました。現地の人とサッカーもしました。言葉は通じなかったけど、楽しかったです。他にも、民族衣装の着方を教えてもらい、実際に着ました。普段は着ていないようです。現地の人の暮らしぶり、初対面の人に対する態度やホームステイ先で宿泊するにあたっての心構えを学ぶことができました。

3. 市内観光が終わり、ホテルについた時、シンガポール国立大学の学生さんから「英語頑張ってください」と言われました。後期が始まってからも引き続き大学の英語の授業に限らず、TOEICや英検対策をすることで英語力を向上させたいと思います。また、マレーシアのホストファミリーは他の国の人に自分の国の文化を教えています。自分もそういうことが出来たらいいと思うので、そういう意味でも英語は必要です。今回の留学はパスポート取得、外貨の換金、EDカードの記入など初めてのことが多かったので、色々経験出来て勉強になりました。

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情報工学部 情報システム工学科
松尾 亮佑

1. 志願理由
私がこの企画に志願した理由は、苦手な外国語の克服と、アジア随一といわれるハブ港を持った、グローバルな都市を一目見てみたかったからである。
私がシンガポールに始めて興味を持ったのは、小学生時代の社会の授業で行った、「気になる国を調べる」といった内容の授業だった。
昔からメトロポリスが大好きだった私は、地図帳の中に掲載された高層ビル群に惹かれ、シンガポールについて調べることにした。そして高層ビル群の他にもガムの持ち込みや斜め横断等に課される罰金、様々な民族や言語が入り交ざった社会等、様々なことを知った。
しかし、当時の自分は既に英語に苦手意識を持っており、行きたいといった意思を持つことはなかった。
それから数年がたち、幼いころ憧れたメトロポリスを直で眺めることに加え、異文化の人々と交流でき、外国語への苦手意識を軽減させることができる点で、私はこの企画に参加することを決めた。

2. 体験談
2018年9月3日、私は日本の地を離れ、シンガポールへと旅立った。以前ハワイへの渡米経験はあったが、海外となるとやはり緊張する。3泊5日とそう長くない旅であったが。とても濃いものとなった。
入国審査は個人の用事でハワイに行った際経験していたため、特に緊張などはしなかった。しかしながら入国検査を受けて一つ驚いたことがあった。それは検査官がほぼ無言なのである。ハワイに行った際は笑顔で日常会話に近い感覚で話しかけられた(日本語で)ため、少し衝撃的であった。このようなところにも国の特色がにじみ出ているようだ。ホテル到着後、夕食を食べに中華料理店へ行ったが、正直な話口に合わなかった。一日目はその後特に何もなく終わりを告げた。

そして二日目。シンガポール国立大学を訪れ、キャンパス内を見学した。以前からその規模の大きさはネット等で知っていたが、実物を前に改めて驚いてしまった。ただでさえ個々の建物が大きいにも関わらず、広大な敷地に多く立ち並んでいた。また、昼食もキャンパス内の学食で取ったが、多くの店が並んでおり、完全にフードコート状態であった。見学終了後はシンガポール内を自由に見て回った。個人的に憧れであった、多くの超高層ビルで構成されたメトロポリスをしっかりと目に刻むことが出来た。また、シンガポールのシンボルの一つとなっているマリーナベイサンズも真下から見上げることが出来た。他にも店でお見上げ等を購入したが、英語は単語とジェスチャーのみで上手く通じた。

そして三日目。バスで移動し再び国境を越えた。その際再び入国審査受けたが、シンガポールよりは検査官の表情が緩かった。シンガポールと同様指紋による検査を受けたが、スキャンする指が別の指であった。国境を繋ぐ橋にはマレーシアがシンガポールに供給する水道や鉄道が並走しており、一風変わった風景を眺めることが出来た。マレーシアに入るとシンガポールとはまた違った街並みが流れ始めた。高層ビルに差は無いものの、民家は圧倒的に平屋が多かった。ガイドさんが言う所、これはマレーシアの文化によるものだという。マレー文化村では民族衣装や、踊りなどを見学することが出来た。踊りではカラフルなライトを多用することで、暗闇の中に別世界のような空間を創り出していた。その後ホームステイ先に向かった。ホームステイ先に付いて二時間ほど経ったころ、突然スコールが襲い掛かり、あちこちに雷が落ち始めた。丁度トイレに入ったタイミングで間近に雷が落ち、電球から火花が散り、それと同時に家内の電気が全て落ちた。人生において、初めて落雷で体が固まった瞬間であった。その後電気は回復し、天候も徐々に回復へと向かった。昼食は手のみで食べたため、正直とても食べ辛かったが、味はとても美味しく、日本人の口に合う味付けであった。シンガポールで食べた食べ物の殆どは香辛料が効いており、独特な風味を纏っていたため、合わない人には合わない味付けであった。それに対してマレーシア料理の味付けはシンプルで、万人受けする味であった。その後はビー玉を用いたマレーシア独自の遊びを行った。この遊びがまた頭を使うゲームであり、大勢で盛り上がった。

そして最終日、マレーシアを後にし、再びシンガポールへと向かった。最初に向かったボリウッドベジーズ(農園)では日本では殆ど目にすることの無い植物が多くあり、実際に触れる、嗅ぐ等して、シンガポールの自然を身で感じた。ボリウッドベジーズで昼食をとった後、シンガポールの都心に位置する大型のスーパーマーケットへと向かった。そこには普段日本では目にしないような食材や飲料、逆に日本でも見慣れたお菓子等が陳列していた。友人の中にはドリアンチョコレートを購入している者もおり、後々スーツケース内で大変なことになっていた。スーパーを後にし、下水処理施設であるNEW WATERへと向かった。そこには世界の中でも最新クラスの処理施設があり、下水を飲めるレベルにまで浄化していた。日本自体世界的にみると恐らく最強の処理能力を有しているものの、西アジア圏で先陣を切って、浄化処理に取り組んでいることにとても感心した。その後チャンギ国際空港にて出国検査を受け、深夜帯の飛行機で日本へと帰還した。

3. 学び
今回のSTEPプログラムでは様々な文化が入り混合し構成されるシンガポール独特の文化をより深く、体で感じながら学ぶ事が出来た。急速な経済発展を遂げながらも、それぞれの民族がそれぞれの生活や食などの文化を守り抜き、社会で上手く交わっている点にはとても感動した。我々が日本人であるように、彼らもまた、生まれ育った国の人であり続けていた。今後日本で進むであろうグローバル化の道は、このような安定した調和的な世界であってほしいと感じた。

4. 今後への生かし方
今回のSTEPプログラムでは、様々な国の人々と交流することが出来た。学びでも述べた通り、今後グローバル化の進む日本において、異文化への接触は必然的なものとなる。その際積極的に自ら交流をすることで、調和的なグローバル化の道へと導いていきたいと考えた。また、就職後は日本の地だけでなく国外での活動も視野に入れ、事業拡大を目指したいと考えた。

H30年度STEPプログラム(シンガポール)報告書 第③弾

3月 12th, 2019

皆さん、こんにちは。
本日も引き続き、STEPシンガポールに参加した学生の報告書をご紹介します!
どうぞご覧ください^^
【国際戦略室 2019.3.12】
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短期大学部 情報メディア学科
砂田 えりな

私が今回の海外研修に行くことを志望した理由は、元々海外に興味があり是非この機会に足を踏み入れてみたいと思ったからです。そして今まで自分から話しかけることが苦手だったので、今回の研修に参加することで言葉の壁があっても積極的に仲を深めることの出来る力を身につけたいと思ったからです。

今回、シンガポールとマレーシアに行ったことで今まで体感したことの無かった文化だけでなく、特色や風情を体で感じることが出来ました。もちろん言葉の壁の不安もあり、始めはずっと帰りたいと思ってしまいました。しかし、何故自分は自ら敢えて海外研修に行くことを決断したのかを考えた時に、自分を変える為という初心を忘れてはいけないと思い、そして不安を勇気に変えるべく、まずはほぼ初対面のグループの友達から積極的に話すことを心がけました。慣れ始めたら、自然と現地の方や買い物をする時に積極的に英語を少しずつ使えるようになりました。海外研修で学んだことは、ただ英語を使えるようになることだけではなく、自分のコミュニケーション力を上げること、尚且つ自分自身に自信を持つことも大切だと言うことが分かりました。また、シンガポールの都市開発やニューウォーター政策も学ぶ事が出来て、非日常を味わう事ができました。自分の想像を遥かに超えて、壮大な政策が行われていると思い感激しました。まだ深い大事な部分が分かりきれていないと思うので都市開発についてもっと詳しく知りたいという興味が湧きました。

今回の研修の内容も大事なことではあったけど、私の中では行動に移すことに意味がありました。自ら積極的に動くことの大切さは、どこの国でももちろん、日本で社会人になってからも人として欠かせないものだと思いました。だから研修で学んだ積極性を常に忘れぬようにこれからの生活に活かしたいです。そして、今より英語力もステップアップ出来るように単語力もつけたいです。

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工学部 電子情報工学科
小城 辰紀

1. 志望理由
私がシンガポールを志望した理由は、私は英語が嫌いで英語の勉強もしませんでした。ですが、オンラインゲームで海外の人に出会いそれがきっかけでもっと上手に話せるようになりたいと思い勉強するようになりました。
そんな時に、STEPという短期留学の募集がされていたので、これを機会に自分の英語がどの位で、海外はどのような所なのか、そして海外に行くことで自分の視野を広げたり、何か学んで自分を成長出来たらと思い、STEPに参加しました。

2. 研修を通じて学んだこと
シンガポールの研修は、学生18名で行き、シンガポール2泊3日・マレーシア1泊2日と、日本と海外の違いを比較してグローバルな視点を学んできました。

1日目は、シンガポールに行くための入国審査は初めての体験で不安でしたが、無事に入国審査の門を突破することができました。シンガポールについてから、ホテルに行きその後夕食を食べて、22時まで自由行動だったのでホテルの近くのショッピングモールや町をみまわりました。夕食は回転テーブルになっており、一緒に来ていた研修生とコミュニケーションをとることが出来ました。また、信号機にカウントダウンの表示があったりと、一般道を走る人力車と様々な見たことのない乗り物がたくさん見受けられました。

2日目は、大学に行く際に電車やバスを利用しました。電車はno driverと聞いてシンガポールの発展に驚きました。大学を見学した後は、シンガポールの学生と英語で自己紹介をし、大学に行く際雨が降っていたのですが晴れたので、シンガポールの観光地を周り、お土産を買うことがました。観光地なので、様々な人種がいて親近感を感じました。ドリアンというとても臭い食べ物を見つけたので、ドリアンソフトクリームを注文して挑戦しました。味は良かったのですが、臭くて自分からも異臭がするので、一時的に友達が去り、一般人からの目線がとても痛い苦い体験もしました。

3日目は、マレーシアでホームステイをしました。その際、英語で伝えたり話をされるので、しっかり聞き取って日本語に訳し、自分の知っているわずかな単語で伝えないといけないので少し大変でしが、ジェスチャーでその場をなんとか乗り切ることができました。直接文化に触れることが多いので、身近に一番文化が伝わりました。ホームステイ先ではご飯を手で食べるなど、マレーシアの普段着である衣装や、ビー玉を使ったチョンカゲームを体験しました。

4日目は、マレーシアやシンガポールにはいろんな宗教があり、そのなかでもマレーシアの仏教寺を見に行きました。シンガポールではnew waterや栽培農園に行きました。農園では、花が食べれたり、香水のかわりになったり、メイクが出来たりと、日本にはなさそうな植物が見られたので、グローバルな視点が見受けられました。

この短い4日間の中で、シンガポールにはいろんな民族がいるので、様々な文化に触れ、とても貴重な体験をすることができ、また自分の視野を広げることができました。

3. 研修で得た経験から
この研修を終えて、改めて言語の壁を知りました。自分の言葉だと勉強不足で伝わりにくい場面が多々見受けられました。ですが、伝え方は人それぞれですが、一所懸命に伝えれば相手は真剣に謎の質問に向き合ってくれて伝わることが分かりました。ちなみに、私はジェスチャーでその場を乗り切ることができました。そして、英語は世界的共通でありほとんどの国に伝わるので、しっかりマスターしたいと思いました。また、研修でいろんな文化に触れ、視野を広げることが出来たので、もっといろんな国の文化を知りたいという気持ちになりました。今回の研修で入国審査の仕方なども学んだので、プライベートでも海外に行きたいと思います。そのためにも英語をしっかりマスターし、出来たら他の言語も覚え、もっといろんな国と関われたらなと思いました。

H30年度STEPプログラム(シンガポール)報告書 第②弾

3月 11th, 2019

皆さんこんにちは!
本日は、前回に引き続きSTEPシンガポールに参加した学生の報告書(第2弾)をご紹介します。
STEPシンガポールは、隣国のマレーシアでのホームステイも経験することができたりと、STEPプログラムの中で、唯一2ヶ国滞在することができるコースです^^
それでは報告書をご覧ください!
【国際戦略室 2019.3.11】
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工学部 電子情報工学科
岩下 拓真

 私がシンガポールを希望した理由は2つあります。1つ目の理由は英語のスキルアップをしたいと思ったからです。TOEICで3年生までに650点以上を目標としており、現地の方との英語に触れることによってリスニング力やスピーキング力、コミュニケーション力を高めるスキルアップにつながると考えました。2つ目は昔からホームステイに興味があり今回マレーシアのご自宅でホームステイもできるし、実際に大学に訪問し、見学できると言うことでさらにシンガポールへの魅力を感じました。また、今回STEPシンガポールのプログラム内容を見た際に陸路での国境越えがあると知り、日本にいると滅多に経験できないことであるため、やってみたいと思いました。

今回の海外研修で学んだことは、日本では当たり前のことが本当は貴重なのだと気づいたことです。マレーシアにいってより一層感じたことですが、日本では水を使って当たり前のように食器を洗ったり洗濯したりしますが、マレーシアではその水も大事な資源であり、日本ではレストランにいくとほとんど水を出してくれるけど、シンガポールではお金が必要であるということで大事なものなんだと言うことに改めて気づきました。また、マレーシアでは文化の違いを体験してきました。昼ご飯では手で食べるのが決まりで少し驚きました。民族衣装も着てみてたくさんの色があったし、マレーシア独自の遊びもしました。シンガポールでは4つの宗教がありいろいろな建物があって新鮮でした。でも、自分が思っているより海外らしくなく、少し日本に似てる気もしました。そのため、シンガポールは日本人にとって住みやすい町ではないかと思います。

今回の海外研修で得たことは、シンガポールの下水処理場のNEWaterを見た際、きれいにするために機械の発展がすごく、今後日本もどの企業に就職しても海外との関わりがほぼあるため、英語が大切だと言うことに気がつきました。そのため、就職するまでに外国人とある程度話せるくらいの英語力が必要だと感じました。今回の研修を通して、就活する際に体験したこと伝えるなど活かしていきたいと思います。また、就職した後も関わりを持つことがたくさんあると思うので、うまく話し合いができるようになど活かしていきたいです。

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工学部 生命環境化学科
黒木 結衣

 今回、私がSTEPプログラムに参加しようと決めた理由は、将来留学をしてみたいと思っていたのですが、英語に苦手意識があり、その上海外に行ったことがなかったため、海外に行くと言うことに不安があったので1度海外に行って様々なことに体験してみたかったためです。STEPプログラムの中でもシンガポールを志望した理由は、現地の大学に訪問して、その大学の生徒と交流することが出来るという点と、マレーシアでのホームステイがあった点の2つの点があったからです。

今回の研修を通して、自分自身に関して学んだことは、英語が苦手であっても簡単な英単語や英文を使ったり、身振り手振りでジェスチャーをしたりすることである程度のことは伝えることが出来ると言うことがわかりました。無理して難しい英文を作って話すよりも簡単な単語を使って相手に伝える方が意思疎通が出来たのではないかと感じます。しかし、それは今の私の英語の能力が低かったためそうするしか方法がなかったため、次回海外に行くまでにはある程度の会話が出来るくらいの能力を身につけていこうと、今回の研修を通して反省しました。海外の施設を見て学んだことは、大学では勉強するための設備が日本より多く、大学の外にも勉強するための机が多くあり、多くの生徒が自主学習を行っていました。ショッピングモールで勉強をしている学生も多く見受けられました。勉強への意欲が日本人よりも高いとも思われました。ホームステイを通して、日本とは全く異なる環境のマレーシアでの過ごし方を自分の肌で感じ、これまで経験することのなかったことを経験することが出来ました。自分たちだけで行く海外旅行などでは出来ないことも、STEPプログラムでは経験することが出来ました。

今回の研修で得た経験を、私は将来グローバルな仕事をしたいので、そのような仕事に就職したときに自分の目で見てきたことを思い出して、現地の人にとってより良い生活を送れるようなものを現地に届けたり、開発したりして活かしていきたいと思います。

今回の研修では普通経験することの出来ないことを経験させてもらえたので、今回の経験を就職後、海外の人の生活がもっと楽で楽しいものにするために必要なものを開発することで活かしていけたら良いと考えます。

H30年度STEPプログラム(シンガポール)報告書 第①弾

3月 8th, 2019

皆さん、こんにちは。
春休み期間も残り1ヶ月を切りましたが、いかがお過ごしでしょうか?
本日より、STEPシンガポールに参加をした学生の報告書を
数日にわたりご紹介していきます。どうぞご覧ください!
【国際戦略室 2019.3.8】
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工学部 生命環境化学科
河島 萌

 私は大学4年間で、グローバルな視野を持ち、英語を話せるようになるという目標を掲げています。その目標を少しでも達成できるように今回STEPに応募させて頂きました。

4か国ある中でシンガポールを希望している理由は、近年目覚ましく発展している国であるシンガポールを実際に訪れ、日本は世界の中でどのような立ち位置にいるのかを客観的に見てみたいからです。また、シンガポール国立大学に通う優秀な学生の方々と交流することで、語学力だけでなく、自分にはない考え方を身に付け、自分自身の視野を広げていきたいと思っています。3日目にはマレーシアに行き、ホームステイで独自の文化に触れることができるので、異文化を理解するよいきっかけになると考えています。私はこのプログラムに向けて、少しでも英語力を向上させるために本学で行われているTOEICの対策講座を受講しており、今まで苦手だった英語の克服も目指しています。大学生活の中で、できる限り多くの世界を見てみたいと思っているため、私はSTEPプログラムの参加を希望しました。

実際に研修に参加してみて、改めて日本という国が恵まれていることを実感しました。しかし、シンガポールやマレーシアにしか存在しない文化や、日本よりも優れている事柄も多くあったため、研修中に起こった出来事や体感したことを記していきたいと思います。

1日目、チャンギ国際空港に到着してまず初めに空港の大きさに驚きました。チャンギ国際空港は世界的なハブ空港でもあり、さまざまな国の人々が訪れていました。税関で飛び交う言語も英語だけでなく様々な国の言語があり、グローバルな国だと実感しました。この日の夜、グループ全員で中華料理を食べに行きました。日本で食べる中華料理とは違い、味付けが現地のもので、正直に言ってあまり口に合いませんでした。ですが、現地の料理文化を知ることができ、いい経験になりました。

2日目、バスでシンガポール国立大学に向かいました。この大学は日本の東京大学よりも 優秀と言われているだけあり、大学の環境や施設もとてもよく、お世話になった学生の方も英語をしゃべることができ、大学内の施設やシンガポール国内を案内して頂けました。この日は、シンガポールの観光名所であるマリーナ・ベイ・サウンズやマーライオン、植物園に行き、シンガポールの建築がとても近代的であり、必ずしも日本が最先端な訳ではなく、日本よりも優れている点が多くあると感じました。

3日目、バスで移動し再開発地区のジョホールバルを見学しました。シンガポールは今まさに発展している国であり、これからも発展し続けていくのだろうと見学して実感しました。そこから、陸路でシンガポールからマレーシアへ国境を越えました。マレーシアに入国した途端、大気汚染がひどいと感じました。再びバスに乗り、ホームステイ先であるシナラン村に向かいました。村の集会場では賑やかな太鼓の演奏で子供たちが出迎えてくれ、入村式を行いました。その後、各家庭に分かれて、私たちも学生3人でお世話になる家に行きました。お家ではどちらも英語が堪能ではないため、ジェスチャーや単語を駆使してコミュニケーションを取りました。この時に、国籍が違っても笑顔で前向きに会話をすれば、思いは通じるということが分かりました。私がマレーシアに行って驚いたことが2つあるので紹介します。1つ目が宗教の違いです。日本は宗教がそれほど厳しくないため、イスラム教の文化を目の当たりにして異文化を理解するきっかけになりました。食事を手で食べることに慣れてない私たちは最初、とても戸惑っていましたが、現地の文化を体感するために見よう見まねで手を使ってチキンライスを食べました。2つ目は衛生環境の悪さです。マレーシアのトイレは水洗でもなく、トイレットペーパーもありません。それに代わってトイレにシャワーが備え付けられており、それを使って洗うのですが、決して衛生的であるとは言えませんでした。また、ホームステイ先のお風呂も、お湯など一切出ず水圧もなかったため、とても苦労しました。この経験により、どれだけ日本が恵まれた国なのかということを思い知らされました。

4日目、朝食を済ませホームステイ先の家族との別れを惜しみながらも、シナラン村を後にしました。そこからシンガポールに再び向かいました。シンガポールに向かう際、大渋滞に巻き込まれたのですが、ガイドさんによるとこの光景は毎日あるそうです。なぜならマレーシアはシンガポールよりも賃金が低く、朝早くから出稼ぎに向かう車やバイクが多いからです。この光景を見て、それぞれの国が抱える労働問題や、格差を目で確かめることができました。シンガポールに入国後、ニューウォーターセンターに向かいました。この施設は水資源の乏しいシンガポールの水問題を解決するために作られた施設であり、私も高校の地理で習っていて、とても楽しみにしていたので施設の詳しい説明を伺うことができて勉強になりました。それから植物園に行き、熱帯で育つ植物を見て、日本では見ることができない種類のものを見ることができました。最後に大型のスーパーマーケットに行き、日本にはないお店を見ることができ、楽しい時間を過ごすことができました。

最終日に近づくにつれて、日本に帰りたいという思いが強くなってしまいましたが、辛い体験も通して、すべてがとてもいい人生経験になりました。STEPというプログラムに参加させて頂けて、多くのサポートの上でこの短期留学を実現でき、とても感謝しています。これからのグローバル社会の中でも対等に世界中の人と付き合えるような人間になりたいと思っています。今後も福岡工業大学の国際プログラムに積極的参加し、社会に貢献できるような人材になりたいと思います。

H30年度STEPプログラム(ハワイ)報告書 第④弾

3月 7th, 2019

皆さんこんにちは。
今回はSTEPハワイ参加学生レポート、ラスト第4弾です!
次回からはSTEPシンガポールに参加をした学生のレポートをご紹介していきます。
ぜひご覧ください!

【国際戦略室 2019.3.7】

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情報工学部 情報通信工学科
小澤 拓真

 私は、海外について知らないことが多く、これまで海外に行く機会がありませんでした。最近の企業では、業務等で海外に行く機会が多いと聞き、少しでも海外に行きたくさんのことを学ぶためにSTEPのハワイ研修を志望しました。

1日目は、福岡空港を出発し、韓国のソウルに到着後、各自で夜ご飯や買い物を行い、ハワイのホノルル行きの飛行機に乗りました。ホノルルに到着後、すぐに入国審査が行われ、私の時には、入国目的、滞在期間、ホテル名を聞かれたその後に、手の指紋を検査されました。そして、全員が入国審査を終えた後、バスでオキナワンフェスティバルの会場に向いました。会場を移動中に見て驚いたのは、ハワイでは日本の車が多く走っていたことです。ガイドさんと合流後に各自で昼食を済ませ、その後2つのグループに分かれました。1つのグループは入り口の誘導係、もう1つのグループはフェスティバルに来ている人にアンケートをとる仕事を行いました。私はアンケート調査を行いましたが、なかなか聞き取る事が難しく何回も聞いてしまうことがありました。アンケートでは、どこから来たのか、フェスティバルを総合的にみてどの様に評価するか、今後のフェスティバルに参加をするか、自分の年齢、自分の性別、オキナワンフェスティバルの情報を何処で聞いたか、あなたがいいと思ったことを3つ、今後の改善点等を聞きました。その後、自分で考えた質問をしました。

フェスティバルのボランティアが終わりホテルに向う間、ガイドのニッキーさんからハワイのルールや町の説明を聞き、ホテル到着後、各自自由行動になりました。私達は近くの海に泳ぎに行きました。ハワイの海は、日本の海に比べて薄い青色で透明度が高く、綺麗な海でした。夕食はガイドブックに載っているステーキのお店に行きましたが、ほとんどのお店は予約しないと入れないお店だらけでした。そのため近くのフードコートで各自夜ご飯を済ませる事にしました。

2日目は、現地の大学生と一緒にダイヤモンドヘッドに登りました。ダイヤモンドヘッドでは人が多く山頂では人が多くてあまり長くいることができませんでした。ダイヤモンドヘッドを登り終えてから、現地の大学生がおすすめのレストランに行く予定でしたが、祝日のためバスが1時間以上遅れており、目的のレストランに行けず近くのスーパで昼食を取りました。また、帰るバスも遅れており、これ以上遅れると時間に間に合わないため通常のバスを使い帰りました。到着してからは、現地の大学生から聞いたお土産屋とレストランに行きました。

3日目は、午前中に日本文化センターに向いました。文化センターでは、日本人は明治が始まった頃、職を失った武士はハワイへ行き、ハワイではひどい扱いを受けており、段々と生活が豊かになり始めた頃に太平洋戦争があり、苦しい生活を送っていた事が分かりました。午後からは4つのグループに分かれ、それぞれ指定された観光地の場所に行き、その場所の歴史などを調査しました。
その日の夜、レストランでご飯を食べ終えてから各グループでの行った場所と調査結果および、ハワイ研修の感想を発表しました。

4・5日目、無事に帰国することができました。

今回のSTEPハワイ研修では、日本ではなかなか経験できないことがたくさんできました。学んだことを次に海外に行くときに活かせるようにしていきたいと思います。
そして、就職して海外に行く機会があれば、しっかり行動できるようにしていきたいです。

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工学部 知能機械工学科
新開 颯人

 まず私がハワイを志望した理由はいくつかある。まず1つ目はハワイの公用語が英語である点である。私自身、小学校時代から英語に触れてきており、世界で1番使用されている言語であると感じていたからだ。また小さいころから海外で働いてみたいという夢があり、その夢をかなえるためには英語を話すことができるようにならなければならないと思ったからである。しかしながら、STEPの研修に参加するまで海外に行ったことがなく、現地で生きた英語に触れたことがなかった。そこでSTEPのハワイ研修があるということを知って、この研修プログラムに参加すれば現地で生きた英語に触れられるに違いないと思ったからである。また、ハワイ研修の日程にオキナワンフェスティバルというボランティア活動に参加できるということを知った。それを知った時、私はこのボランティアに参加できれば現地のいろいろな人とコミュニケーションがとれ、生きた英語に直接触れられるだろうと思ったからである。

次に研修を通して学んだことについて書いていきたいと思う。私が研修を通して学んだことは2つある。まず1つめは日本とハワイの接客の違いである。私がハワイで買い物をしようとした際「いらっしゃいませ」といった言葉もなく、お会計の際も店員さんは笑顔もなく、無言でお会計を済ませお店を出た。日本だったら「いらっしゃいませ」や「~円になります」「ありがとうございました」といった言葉を耳にするが、ハワイなどの海外ではそのような接客をしないということに驚いた。実際に現地コーディネーターの人にその驚いた点を話すと、「日本の接客は世界で一番素晴らしいと思うよ」ということを言ってもらい、その時に私は一人の日本人としてとてもうれしい気持ちになった。
2つ目は積極的にいろんな人と関わることの大切さである。私は、今もなお大学で英語を勉強しているとはいえ、完全に英語をマスターしているわけではないので、正直現地の人とコミュニケーションをとることに対してとても気持ちが萎縮していた。しかしながら現地の人と実際に話してみると、僕の話すつたない英語を真剣に聞き取ろうとしてくれて、最後には「君、英語上手だったよ」と日本語で言ってもらい、とてもうれしい気持ちとともに、もっと英語を話せるようになりたいと思った。

最後にこの研修で得た経験をどのように生かすかについて書きたいと思う。私が研修で得た経験を活かしたい場面がいくつかある。まず1つめは就職し社会人になってからである。私は将来、海外で働いてみたいという夢があり、英語を完璧にマスターしたいと考えている。しかし、今回の研修を通して、英語は話すことより聞くことのほうが難しいということが分かった。これからは、授業だけでなく自主的にTOEICなどを受けてみたいと思った。2つめは積極的に海外から日本に来ている観光客などにも話していきたいと思う。そして日本の良さなどをもっと海外の人に伝えていきたいと思った。

H30年度STEPプログラム(ハワイ)報告書 第③弾

3月 6th, 2019

皆さん、こんにちは。
本日は前回に引き続き、「STEPハワイ」参加学生レポート第3弾です。
どうぞご覧ください!

【国際戦略室 2019.3.6】

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工学部 知能機械工学科
山本 晃央

まず始めに、私がこのSTEPに参加した理由は、一度も外国に行ったことがなく、そもそも外国自体がどのような場所でどういうことをしているかも分からず、想像していたのと違うということもあるかもしれないので、外国のことを知るには絶好の機会と思ったからだ。当時の私は、外国に行くことに不安を抱えることがあった。ちゃんと入国できるのか、外国の文化になじめるのか、外国人たちに話しかけられたら対処できるのかなど、上げてみたらきりがないほどにある。しかし、一人前になるためには不安なことを経験しておかなければならないので、私はこのSTEPに参加した。

ハワイでは様々な経験をし、より多くのことを学んだ。まずは、相手とのコミュニケーションで、なんとしてでも相手に自分の思っていること、考えていることを伝えることだ。ハワイに入国して私は、オキナワンフェスティバルのボランティアとして、ゲートキーパーをしていた。自分の予想を上回るほどのとても多くの外国人が訪れた。そして多くの人に、「○○はどこですか?」と、質問された。私は、ある程度の質問に答えることができたが、答えられないことがほとんどだった。自分がオキナワンフェスティバルの会場を把握できていなくて、答えられないこともあったと思うが、答えるときにも少し口をもごもごとしていたし、カタコトな英語で返してしまったことが多かった。店に行ったときにもそのような状態になっていたので、間違えてもいいから思いっきり話すことが大切だと、改めて知った。

次に、ハワイ日本文化センターに訪れて私たちは日本とハワイの関係を改めて知った。日本とハワイは、初めは友好的ではなかったし、日系人も当時はひどい差別を受けていて、アメリカに愛国心を示すまで、長い時間と多くの苦労をかけていたことを知った。それでも、ハワイに対する日本の影響力はとても強く、石碑に日本語が書かれていたことが印象深かった。

【ハワイ日本文化センター】

私が研修で学んだことは、一生の思い出として心に刻まれることになる。だから私は、研修で学んだ経験を、これからの大学生活や就職先で多くの人に伝えることができるような人になり、外国およびハワイを知らない人に、「外国はこんなところだよ」、「ハワイはこんなところだよ」と言って、より多くの人に知ってもらい、かつ興味を持って外国へ行くきっかけになることを強く望んでいる。

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工学部 生命環境化学科
大坪 峻也

私が今回、STEPハワイを志望した理由は2つあります。1つ目は、3泊5日の研修を通して、英語のスキルを磨くだけでなく新しい様々な価値観、現地の人々の考え、文化を持った人々と関わり人として成長したいと思ったからです。
2つ目は、海外へ一度も行ったことがなく、ハワイの食文化はステーキやハンバーガーやパンケーキなどが有名で、テレビや雑誌で見たビーチがとても綺麗だったので、是非自分の目で確認したいと思い、この機会を活かしてハワイ研修を志望しました。

研修を通して学んだことは大きく2つあります。
1つ目は、日本人文化センターにて日本人の移民について学習しました。1868年以降、労働者としてハワイへ移住し契約移民として雇われました。ハワイにおける移民は、サトウキビ畑や製糖工場で働きました。当時の移民が、石に「我慢」、「責任感」、「しかたがない」などと刻んだ石を見て、苦労が伝わってきました。また、1900年までのストライキ件数は数百件にのぼり、過酷の労働条件の緩和に至りました。このような歴史があることを学べて良かったです。
2つ目は、オキナワンフェスティバルにて20人の外国人にアンケート調査を取った際に、英語を無理に話すよりも、発音を意識して途切れ途切れの単語の方が相手に伝わりやすかったです。幅広い年齢の方々が参加しており、ほとんどの方が来年もまた来たいと答えていました。今回の研修で、ハワイに対する考え方がとても変わりました。

今回の研修で得たことは、言葉が通じる、通じないにかかわらず、相手に何かを伝えるときは恥ずかしさを捨てて、精一杯自分の知っている単語やジェスチャーを使って笑顔で伝えることが大事だと感じました。現地の人々は親切で、とても親しみやすかったです。この経験を活かして、日本へ来た観光客の力に少しでもなるように英語力を身に付けて、また日本に来たいと思われるような対応ができるようになりたいと思います。また、今回の経験は、自分に足りない積極性の重要性を改めて感じることができました。これからの人生、積極性と色々なことに挑戦することを心がけて生活していきたいです。

H30年度STEPプログラム(ハワイ)報告書 第②弾

3月 4th, 2019

皆さん、こんにちは。
だんだんと春に近づいてきましたね^^

前回に引き続き、STEPハワイに参加した学生2名のレポート(第2弾)をご紹介します!どうぞご覧ください!

【国際戦略室 2019.3.4】

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社会環境学部 社会環境学科
中鳥 暁翔

1)志望理由
高校の修学旅行でオーストラリアとシンガポールに行ったときにたくさんの海外経験をしたので、また海外に行き、なかなか経験できないようなことをしたいなと思っていました。福岡工業大学に入学して、STEPの存在を知りましたが最初はお金がないから行くことはないだろうと思っていましたが、STEPの広告を親に見せると行ってみたらといわれたのでSTEPに参加することにしました。私は英語がとても好きで、自分が学んだ英語の知識を活用するためには、4ヵ国で1番英語を使うハワイが良いと思い、志望しました。

2)研修を通じて学んだこと
ハワイに行く前に学校で行った留学生との交流会では、自分が英語で答えることができても、相手が言ってることが理解できなかったのでヒヤリング苦手だなと思っていましたが、ハワイではしっかり意味が理解できるように、現地の方が分かりやすい英語を使ってくれたのでとても助かりました。ハワイの方は親切な人が多いなと感じました。
1日目のオキナワンフェスティバルでは、お店の場所を聞かれたりしたので、ハワイの人たちは日本人より積極的に話しかけるんだなと思いました。参加者にアンケートを取っていたときは話しかけづらかったのですが、見た目が怖そうな人でも親切にアンケートに応じてくれていたのでとてもよかったです。日本語を話していた人もいたし、日本をほめてくれる人が多かったので、日本とハワイの仲の良さを感じました。
二日目はダイヤモンドヘッドを登りました。頂上から見る海の景色はとても素晴らしかったです。二人のガイドの方はとても明るくて、気軽に話すことができたので良かったです。トロリーから見る景色は最高でしたし、風通しが良くて、気持ちよかったです。

【ダイヤモンドヘッドの頂上から見た海】

 三日目はハワイと日本のつながりと、ハワイ王国について学びました。今まで知らなかったことが多かったので、この機会で学べてよかったです。

【カメハメハ大王像】

3)研修で得た経験を将来どのように活かすか
短い期間でしたが、ハワイでの経験を生かして、これから英語を勉強したいと思いました。日常会話で英語がペラペラ話せる人はかっこいいと思いますし、英語が苦手な人から頼りにしてもらえるので、ハワイだけでなく、他の海外の場所へ行った時に便利だと思います。私は外国人と話せる機会があれば、コミュニケーションをとって日本以外のことも知りたいです。そのために、英語の授業とTOEICを頑張りたいです。まだ自分が何の職業に就職するかわかりませんが、もし、将来就いた職業で海外出張などになったらハワイの経験を思い出したいと思いました。

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工学部 生命環境化学科
黒木 青

 まず、ハワイの志望理由として3つあります。1つ目は、現地の人とコミュニケーションをとることです。今までは学校で様々な英会話を学んできましたが、日本人がよく使う英語は難しいとか実際は使わないなどと聞いたことがあり、現地の英語はどんな感じなのか興味が湧き、生の英語を感じたいと思ったからです。2つ目は、ハワイと日本人の関係を知ることです。オキナワン・フェスティバルがあるように、何かしらハワイと日本の間に関係があり、それがどのようにして築かれたのか、そしてこの祭りに参加する人々はどのような人が多いのか気になり、ボランティアとして参加できたらその答えがわかるのではないかと思ったからです。3つ目は、日本には無い地形、環境、文化など普段では絶対出来ないものに触れてみたかったからです。ハワイに行くことで自分が変われるなら、自分にとって大きな成長であり、これからの大学生活や社会人になってもいろいろな考えを持つことができ、人生が少しでも豊かになればいいなと思い、ハワイを志望しました。

 この研修を通じて、1つ目は言葉にしてみるということを学びました。ハワイの人とスラスラと会話することは難しかったけれど、自分が知っている単語を一つ言うだけで言いたいことが伝わることが多く、コミュニケーションを取ることができました。これは日常生活にも活きることだと思いました。2つ目は、人とのかかわり方、自分としての在り方を学びました。1日目のボランティアの時や、2日目にダイヤモンドヘッドを登った時、そして、3日目にいろいろなとこをまわった時、ハワイの人々はみんな自分のやりたいことをやって、その行動が他人に迷惑を掛けていたらすぐに笑顔で謝っており、そして店やバスに入るときはお年寄りや女性の人に道を譲っていました。こういった行動は日本で見かけることが少ないため、不思議な感覚でした。日本では常に周りのことを考えるような風潮があり、自分で何か行動を起こすときにも周りの目を考えすぎてよく思われるように行動してしまっています。周りの考えは他人のモノで、自分自身では正解が分からない状態のまま勝手に答えを出し、その不完全な答えに沿って生活を送るのはとても窮屈な生き方であると思いました。3つ目は、時間の使い方です。当たり前のことですが、この旅行を通じて一番強く感じました。例えば、空港内では常に時間を気にしながら過ごしますが、楽しいことをするときは時間を気にせず、気づいたら1時間立っていたように過ごす、この2通りです。どちらの過ごし方にもメリットはありますが、その時その場所に応じた時間の過ごし方が大切だと改めて感じました。ハワイでは時間がゆっくり流れていました。バスやトロリーは定時に来ず、予定時間を過ぎても誰も怒らないし、誰も悪口を言わず、これがハワイだと感じました。このような習慣は日本に全くないため新感覚でした。

 今回、ハワイの研修で学んだことから、これからの生活では自分らしさを大切にしたいと思います。周りがどう考えているのかを考えても100%分かることが無いので、まずは自分の想いを大事にしようと思いました。大学生活の中や普段の生活の中でも、自分が思ったことを発言し行動することで充実した生活を送れるようにします。しかし、いつも自分が第一ではなく他人に思いやりを持ちながら周りに迷惑を掛けない程度にするのが大切だと思います。また、予測しなかった事態になった時の臨機応変な対応の大切さを感じ、その力がまだ足りないため、自分の知らない状況になった時に、今自分にできることを精一杯やり尽くし続けようと感じました。さらに、ハワイのように時間がゆっくりと流れるところで過ごしてみて、これからは時間の使い方も大切だと気付きました。メリハリのある過ごし方をすることで自分の時間も作れて有効に過ごせると感じました。

 この研修を通じて学んだことについては、とても当たり前のことであり、普段から言われていることです。今までも、時間を有効に使う、自分らしさや臨機応変に対応することを大切にするなど、何度も聞いてきてその言葉は知っていましたが、知っているだけで行動には移していませんでした。しかし、この研修を通して、「当たり前」を行動で表す難しさ、大変さを体全身で感じ取ることができました。これは、今回の中で最も大きい収穫だと思います。世の中で言われていることを、1度自分の中に落とし込んで真剣に考え行動してみるということが、これからの自分にとって人生をより良いものにすると思います。そして、これからは様々なことにチャレンジして毎回小さな気付きを積み重ねていこうとも思いました。

 最後に、このメンバーで様々な体験、自分なりの気付きができてよかったと思います。かつ、経費を出してくれた親、一緒に参加してくれたメンバー、支えていただいた大学の方やHISの方など、すべての人に感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。もうハワイで過ごした時間は戻ってこず、これから新しい時間がやってきます。その新しい時間をどう過ごすかで、研修が意味のあるものかないものか変わってくると思います。研修での学びや後悔は、心に留めるだけでなく行動にして表現していければいいと思います。

H30年度STEPプログラム(ハワイ)報告書 第①弾

3月 1st, 2019

皆さん、こんにちは。

先日より、学部・短大1年生対象プログラム「STEP」に参加したレポートをご紹介しておりますが、本日からは「STEPハワイ」に参加した学生のレポートを2名ずつご紹介いたします。どうぞご覧ください!

【国際戦略室 2019.3.1】
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情報工学部 情報通信工学科
岩重 諒大

1)志願理由
私が留学を志望した理由は三つあります。一つ目は私自身の世界観や視野を広げたいからです。留学では海外の考え方も環境も違う人とのふれあいで、日本では当たり前だと思っていたことや、自分にはない価値観を得ることができます。また、一つの考え方にとらわれず様々な面から物事を考えられるようになりたいという気持ちがあります、二つ目は、コミュニケーション力と協調性の向上です。海外で異なる言語や文化の中、現地の学生と交流することができるので、お互いに意思疎通を図りながら物事を進めることでおのずとコミュニケーション力や協調性を身に着けることができます。三つめは英語力の向上です。5日間という短い期間の中で日常的に英語を用いてコミュニケーションをとることで、日本で学ぶより自然に英語の語彙力や会話力が身につくと考えています。

2)研修を通して学んだこと
貧しい日本での生活を変えようと沖縄から移民してきた方々が、様々な問題や困難を乗り越え、現在のハワイに孝行、恩、我慢、頑張り、仕方がない、感謝、忠義、責任、恥、誇り、名誉、義理、犠牲といった価値観を残しており、現在のハワイでは日系人の割合が42%を占め、ハワイの歴史にとって沖縄からの移民は大きな出来事であったことが分かりました。
HISの方が移民や日本のことについての知識が豊富で、また、現地の学生の方もとても真面目で勉学に対しての意識が高い人ばかりで圧倒されました。ハワイの方々に英語で伝えたいことが伝わらなかったり、伝えられても相手の言っていることが理解できなかったりすることが多々ありました。また、オキナワンフェスティバルでお客さんに質問をしたり、現地の学生と英語でコミュニケーションをとったりする際も私の英語力が乏しくうまく気持ちを伝えることができず、もどかしさと英語の必要性を強く感じました。ハワイの方々は、日本人に比べて表情が明るい人が多く、予定時間になってもガイドさんと合流できなかったり、バスの運転手さんが急に休憩を始めたりするなどハワイアンタイムがあり文化の違いを感じました。STEPハワイのリーダーを務めさせていただきほぼ初対面のメンバーと五日間過ごす中で、楽しく安全に過ごせるように、積極的にメンバーとコミュニケーションをとり全体の動きを考えて行動できました。

3)研修で得た経験を将来どのように活かすか
移民について学んだことから現在の日本の人口減少、高齢化社会の対策としての移民受け入れについて、ハワイで学んだ移民政策と重ねあわせながら考えていきたいです。私の英語力の乏しさをよく実感できたので、検定合格など目標を明確にし、意欲をもって外国語の学習に取り組んでいきます。現地の学生との交流やリーダーを務めさせていただいた経験から、今後の講義や就職試験でのグループワーク、留学生との交流の際に積極的に話しかけたり話を進め、リーダーシップを発揮できるよう努めていきます。また、今後問題や壁に遭遇したときに、ハワイで得た経験、知識、価値観などで多角的に物事を考え問題解決に活かしていきたいです。

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情報工学部 情報通信工学科
網本 拓真

今回、新しいことに挑戦するという動機でSTEP研修を志望した。初の海外では戸惑うことも多かったが、なんとか乗り切ることができた。
飛行機のフライト時間から初めてのことばかりで、志望動機である新しいことであふれていた。
初日のオキナワンフェスティバルでは、一見すると体が大きくて怖そうに見える人でも、アンケート調査をお願いしてみると笑顔で応えてくれたことがとても嬉しく心に残った。
二日目のダイヤモンドヘッド登山は、暑さをこらえながらも頑張って登った先には絶景が広がっていた。日本では滅多に見られないとても美しい光景に感動した。


三日目の日本文化センターでは日系人の歴史について学んだことによって日系人に対する意識が変わった。
今回のハワイ研修で学んだことは、アロハスピリットを大切にするということだ。ひとつひとつの挨拶に敬意を払う、それが良好な関係を結ぶ上で大切なことであるということを教わった。
次に新たな出会いがあるときには、アロハスピリットを忘れずに丁寧な挨拶を心がけていきたい。